水のコラム

スッポンがない?トイレ詰まったときに役立つ解消法について解説

2023年03月21日  トイレのつまり

トイレが詰まったときに使う道具として始めに思い浮かぶのはスッポンでしょう。スッポンは便利な道具でトイレの詰まりを解消したいときに非常に役立つツールです。

しかし、そんなスッポンが手元にないときにトイレが詰まってしまうと、どうすればよいか分からず困ってしまう方は少なくないでしょう。また、詰まりの原因によってはスッポンでは状況を打開できないケースもあります。

そこでこの記事では、スッポンがないときや役立たないときに活用したい詰まりの解消法について解説していきます。

トイレの詰まりの原因

トイレの詰まりを解決するためには詰まりの原因をしっかりと把握する必要があります。というのも、原因に合わせた対策を行うとスムーズに問題解決を行えるからです。

そこでこのトピックでは、トイレの詰まりの原因としてよく挙げられるものを2つ紹介していきます。

トイレットペーパーの流し過ぎ
トイレットペーパーを流し過ぎると、トイレは簡単に詰まりを発生させてしまいます。トイレットペーパーは水溶性であるためどれだけ流しても問題ないと考えがちですが、一度に大量を流してしまうと溶けきれずに配管内に残ってしまいます。

そして、配管内に残ったトイレットペーパーが堆積した結果として詰まりが発生します。そのため、詰まりを発生させないためにも日頃からトイレットペーパーを使い過ぎないように気をつける必要があります。

また、トイレットペーパーを使い過ぎたときには大ボタンを必ず押すといったルールを決めるのもよいでしょう。

汚れの堆積
配管内の汚れの堆積もトイレの詰まりを発生させます。配管内に付着したぬめりのような汚れが小さな汚れを絡めとり大きな汚れとなって配管をふさいでしまうのです。

そして、汚れによる詰まりの中でも特に気をつけたいのが尿石の堆積による詰まりです。尿石とは尿に含まれているカルシウムが固まったものです。

一度発生するとトイレや配管にこびりついて取り除くのが難しくなる点や、放置すると異臭を発生させたりしてしまう点が厄介な特徴と言えます。

そのため、尿石の存在を確認したら早めに手を打つ必要があります。

スッポン以外の役立つ解消法

詰まりの原因を理解したら次は詰まりの解消法について見ていきましょう。特に詰まりの原因が汚れの堆積によるものだとスッポンでは問題を解決できないため、その他の解消法について理解しておく必要があります。

このトピックでは、スッポン以外の役立つ解消法を7つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

まずは止水栓を閉める
詰まりの解消を行う前にまずは止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めておかないと作業中に急に水が流れたりするため作業に支障が出ます。

止水栓は壁や床についているため、設置場所を把握していない方は壁や床を見渡してましょう。なお、止水栓はマイナスドライバー使って右方向に回すだけで閉まるため作業としては簡単です。

また、止水栓を閉める際に水ハネが発生するおそれがあるため、事前に床にビニールシートを敷いておきましょう。

バケツいっぱいの水を流す
止水栓を閉めたら詰まりを解消する作業に入りましょう。そして、解消法としてまずおさえておきたいのが「バケツいっぱいの水を流す」という方法です。

バケツいっぱいの水をトイレに流し込むと、溶けきれなかったトイレットペーパーをほぐしたり、溶けやすくすることが可能です。

なお、水を流す際には事前に便器から水を汲み取っておきましょう。便器に水がたまっている状態で行うとトイレから水があふれてしまいます。

お湯を流す
お湯をトイレに流し込むというのも有効な方法です。お湯を流すとトイレットペーパーだけでなく便も柔らかくなって溶けやすくなります。

なお、流し込むお湯は50度程度のぬるま湯を使用するようにしましょう。沸騰した高温のお湯を流し込むと陶器でできている便器自体を破損しかねません。この点については留意しておく必要あります。

重曹とクエン酸を使う
重曹とクエン酸を使った方法もおすすめです。この方法では、重曹とクエン酸を便器に流し込んだ際に発生する炭酸ガスを利用して詰まりの原因となっているトイレットペーパーや便を溶かしていきます。

また、炭酸ガスが発生した後にお湯を流し込むと詰まりの原因となっている物がさらに溶けやすくなるため、確実に詰まりを解消したいときはお湯の流し込みも並行して行いましょう。

パイプクリーナーを使う
汚れの堆積や便が詰まりを発生させているときはパイプクリーナーの使用がおすすめです。手軽で簡単に詰まりを解消できる方法ですが、詰まりの原因によって使うべきパイプクリーナーの種類が異なってくるため、注意が必要です。

例えば、便のかたまりが詰まりの原因となっている場合にはアルカリ性のパイプクリーナーを使う必要があります。便は基本的にタンパク質でできているため、タンパク質を分解できるアルカリ性の洗剤を使うと確実に詰まりを解消できます。

逆にアルカリ性の性質を持つ尿石が詰まりの原因となっているときは酸性のパイプクリーナーを使うようにしましょう。酸性の洗剤を流し込んで中和すると、しつこくこびり付いている尿石を簡単に除去できます。

ペットボトルを使う
スッポンがないときに物理的な対処で詰まりを解消したいのであれば、ペットボトルの使用を検討しましょう。

ペットボトルの下側をカットしたものをスッポンのように使うことで詰まりを解消していくのです。応急処置にはなりますがスッポンと同じ効果が期待できるため、興味のある方はぜひ試してみてください。

針金ハンガーを使う
針金ハンガーの使用もおすすめです。棒状に伸ばしたハンガーの先端を加工したものをトイレに差し込み、詰まりの原因となるものを直接取り出していきます。

なお、この方法は排水管の比較的浅い部分で詰まりが発生していた場合には有効ですが、深い部分で詰まりが発生している場合は詰まっているものをかえって押し込んでしまうおそれがあります。

そのため、針金ハンガーを使う際には慎重な対応が必要と言えます。

個人で対応できないときは?

個人での対応が難しいと感じたときには業者への依頼を検討しましょう。詰まりが酷すぎると個人で行える対策を実施しても効果が見えづらいため、プロに根本から問題を解決してもらうのがおすすめです。

さらに、異物や汚れによって発生した詰まりではなく、配管自体に問題があることが原因で詰まりが発生するケースもあります。この場合は個人での対応は不可能であるため、業者に依頼しないと問題は解決しないと言えます。

なお、無理に自力で詰まりを解消しようとするのはやめましょう。詰まりが解消するどころかかえって状況が悪化する場合がほとんどです。

また、業者に依頼する際に費用面を心配される方もいらっしゃると思いますが、トイレの詰まりの解消であれば基本的には1万円以内で対応が可能です。比較的リーズナブルな価格で業者に依頼できるため、興味のある方は一度業者に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

トイレが詰まったときにスッポンがないと、どうすればよいか分からず焦ってしまうでしょう。しかし、詰まりの解消法をいくつか知っておくと、こうした事態に遭遇しても冷静に対処が可能です。

また、詰まりの原因についても理解を深めておくと、スッポンで詰まりを解決できなくてもすぐに別の対応を行ってリカバリーができます。

なお、個人での対応が難しいと感じたときには業者への依頼を検討しましょう。無理して自力で解決しようとすると状況が悪化するおそれがあるため、プロに対応をお願いするのが賢明と言えます。

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