水のコラム

水道管の元栓を閉めても水が出てくる原因を解説!業者を選ぶポイントも紹介

2023年06月30日  水漏れ応急処置

「水道料金が突然上がった」や「元栓を閉めたのに水が出てくる」といったことはないでしょうか?

栓を閉めたのに水が出てきてしまう場合は、元栓自体に問題が起きている可能性があるため早急に対応する事が必要です。この記事では、元栓を閉めても水漏れが起こる原因と対処法について解説します。

水道の元栓を閉めても水が出てくる原因

元栓を閉めたのに水が出てくる原因について紹介します。

水道の元栓と止水栓を間違える
本来元栓を閉めなければならないのに、誤って止水栓の方を閉めてしまった。という事があります。2つとも水を止めるための栓ですが、実は止める役割が違うのです。

元栓は建物全体の水道を止めます。対して止水栓は洗面台やトイレ、キッチンなど特定の場所の水を止める際に閉めるものです。

そのため、元栓だと思って止水栓を閉めた場合、閉めた止水栓以外の水は止まっていないため水が流れてしまいます。

元栓がある場所は、多くが水道メーターボックス内です。戸建の場合は地面に埋まっている事が多く、集合住宅の場合は玄関横のパイプ菅があるスペースに水道メーターボックスがあるでしょう。

元栓の不具合
しっかり元栓を閉じたはずなのに水が出続けていたり、元栓周辺で水漏れが起きていたりするのであれば、元栓自体に何らかの不具合が発生しているかもしれません。

例えば元栓に使われている部品の経年劣化やバルブに異変が起きている場合も考えられますし、屋外に設置している事が多いことから、長期間使用する中で雨などの影響で元栓自体
が損傷してしまうこともあります。

元栓に不具合がある場合は、速やかに専門の業者に連絡をして修理や交換をしましょう。

元栓が閉まっていない
緊急時でない限り元栓は自分で開け閉めすることが少ないです。長い期間使用する機会がなければゴミの付着や汚れが溜まり、いざ元栓を閉めたつもりでもしっかり閉めていなかったということも考えられます。

水道メーターのパイロットと呼ばれるプロペラのような部品が回っている際は、元栓が完全に閉まっていない証拠です。無理にハンドルを回すと壊れる可能性もあるため、業者に依頼することで比較的簡単に解決できます。

水道の元栓を閉めても水が出るときの対処法

元栓の修理や交換は自分で対応する事が難しいため、水道メーターの場所を確認して下記を参考に業者に対応依頼をしましょう。

水道局へ依頼する
トラブルが起きて水道業者に連絡する際は、水漏れしている箇所が水道メーターの位置に対して道路側で起きているのか、もしくは自宅側で起きているかによって対応する管轄が変わります。

もし水道メーターよりも道路側で発生している場合は水道局に連絡し、水道メーターよりも自宅側で発生している場合は、民間の水道業者が対応してくれるでしょう。

どちらに連絡すべきか判断に迷う際は、まずは市の水道局に連絡して状況を伝えることで、市が指定している業者を紹介してくれたり、対応方法を聞いたりすることができます。

すぐに水を止めたいときの対処法

水漏れ被害が拡大すると建材にも影響が出るため、事前に各設備の止水栓がどこにあるか確認しておくことが大切です。

各水回りの止水栓の場所
止水栓がある場所は、水道メーターボックス内にある場合や洗面台やキッチンなどの水回り付近に設置されています。下記を参考に探してみましょう。

・浴室
壁つけ蛇口の場合は、取り付け足(脚部)の部分に止水栓がついていることが多いです。
・トイレ
床、もしくは壁にある給水管の接続箇所付近にあり、タンクレストイレの場合は便器内に収納されている場合もあります。
・洗面台
シンク下に収納棚があればその中に設置されています。
・キッチン
洗面台同様にシンク下の収納棚内に設置されています。

いずれの箇所も止水栓を右回り(時計回り)に動かすと水を止める事ができます。

止水栓も故障している場合
止水栓を閉めても水が漏れている場合は、止水栓も損傷している可能性があるでしょう。放っておくと床や壁などの建材にまで漏水の被害がおよび、修繕費用が余計にかかってしまう恐れがあります。

また、集合住宅であれば階下に漏水の影響が出てしまいかねません。被害を最小限に抑えるためにタオルで水気を拭き取り、漏れている箇所の下にタオルやバケツなどの容器を置いて水浸しにならないように対応しましょう。

元栓の修理を依頼したときの相場

水道工事の依頼を行う際、水道局に頼む場合と民間の水道業者に依頼する場合とに分かれます。判断方法は水道メーターの位置です。水道メーターから蛇口側が個人で道路側が水道局の管轄となっていま

住んでいる自治体の公式ホームページで確認し、それでも分からない場合は水道局へ内容や現在の状況を問い合わせてみましょう。個人で依頼した場合は自己負担となるので、その相場を修理箇所と合わせてお伝えします。

屋外の水漏れの場合
屋外の水道管や蛇口は雨や雪に晒され、天候の影響を受けやすいです。そのため劣化しやすく、故障して水漏れを起こします。

水漏れを起こしやすい箇所として、壁と蛇口の境目やハンドル・蛇口が挙げられます。

屋外の水漏れは、異なる部品同士の接合の役割を担うパッキンやハンドル、元栓の劣化が考えられます。基本料金に止水作業、材料費を含め1万円前後で修理可能です。

屋外配管の止水の場合
屋外配管は耐用年数を過ぎての経年劣化、配管の詰まりや天候による配管の故障によって水漏れが発生します。自分で修理することは難しく、業者に依頼しなければいけません。

基本料金に加えて止水作業料は1万円前後で作業可能ですが、洗浄や配管交換となると3万円以上することもあります。

元栓開け作業の場合
元栓を閉めたまましばらく放置していると錆び付いて固くなることがあります。それを無理に触ると故障や破損にもなりかねないので業者に頼みましょう。

元栓が固くなる原因としてパッキンや元栓ハンドルの劣化が挙げられます。業者へ依頼すると、基本料金に元栓開け作業は1万円前後で対応可能です。

屋内止水作業の場合
元栓を止めても水漏れが止まらない場合はパッキンやハンドルの劣化、ナットの緩みが考えられます。基本料金に止水作業で2万円前後の料金が相場です。止水栓の交換があればさらに料金が加算され2万円代になることもあります。

業者を選ぶときのポイント

水道業者を選ぶときに見ておくべきポイントは下記の7つです。

・基本料金が高すぎないか
・見積もり料金は無料か
・出張費はかかるのか
・キャンセル料はあるのか
・早朝夜間料金の有無
・業者が来るまでのスピード
・補償の有無

業者ごとに基本料金やオプション内容が異なります。見積もり後に契約しない場合キャンセル料金が発生することもあるので事前に確認しておきましょう。

出張費や早朝・夜間料金、補償についてはホームページを熟読し、不明点があれば問い合わせの際に事前に確認しておくことをおすすめします。

まとめ

元栓を閉めても水漏れが起きることがあります。そのまま放置すると水道代がかかり、近所にも影響を与えてしまいます。

早めの対応や対策が必要です。元栓や修理に関する正しい知識を身につけ、破損の早期発見に努めましょう。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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