水のコラム

食洗機からの水漏れ?対処方法と予防策を合わせて紹介

2022年11月30日  キッチンの水漏れ


普段キッチンで使用している食洗機から、突然水漏れしてきたら驚いてしまうものです。実は、食洗機の水漏れは、比較的起こりやすいトラブルのひとつです。しかし、何が原因で水漏れが起きてしまうのでしょうか。この記事では、食洗機の水漏れ原因や対処方法を詳しく紹介します。

食洗機の種類

家庭で使用している食洗機には、大きく分けて2つの種類があります。以下で、それぞれの食洗機の特徴を紹介します。
据え置き型
卓上型とも呼ばれる据え置き型の食洗機は、流し台周辺に設置して使用します。元から設置されていない場合でも、後から導入することが可能です。ただし、設置のためにはある程度のスペースが必要となるでしょう。
ビルトイン型
ビルトイン型食洗機は、キッチンシンク下に備え付けられているタイプの食洗機です。見た目がスッキリしていて容量が大きいため、家族が多い方でも安心して使用できます。ただし、据え置き型よりも費用は高くなってしまうでしょう。

食洗機の水漏れ原因

食洗機から水漏れする原因は、主に4つあります。以下でそれぞれの原因について詳しく紹介します。
洗剤によるダメージ
食洗機の水漏れ原因の1つ目は、洗剤によるダメージです。食洗機は専用の洗剤を使用する必要があります。そのため、誤って食器用洗剤を入れてしまうと、食洗機内が泡でいっぱいになり、水漏れを引き起こしてしまうかもしれません。機械自体がダメージを受けるため、故障の原因にも繋がります。
給水ホース・排水ホースの劣化
食洗機の水漏れ原因で最も多いと言われているのが、給水ホースや排水ホースの劣化です。給水ホースの端にはゴム製のパッキンが接続してあるため、劣化するとヒビが入って水漏れを引き起こしてしまうでしょう。また、排水ホースは給水ホースよりも劣化しやすいため注意が必要です。ホースの強度の弱さや食洗機の中に溜まった油汚れ、硬化など、さまざまな要素が重なって水漏れを引き起こします。
汚れの付着
食洗機のドアのゴムパッキンや溝部分に食べ物カスや油汚れが溜まっている場合は、その隙間から水漏れが発生することがあります。主に卓上型食洗機に起こりやすいので注意してください。
接続不良
給水ホースや排水ホースの接続部分から水漏れが起こった場合は、ホース類の接続不良が考えられます。ホースにかかる水圧が大きかったり、接続部のナットの締まりが悪かったりすることも要因になり得ます。食洗機を使っているうちに緩くなることがあるため、定期的にチェックしておきましょう。

食洗機からの水漏れした時の対処方法

上記では、食洗機の水漏れ原因を紹介しました。ここからは、食洗機の水漏れの対処方法を解説します。
止水栓を閉める
食洗機の水漏れに気付いた時は、すぐに水道の止水栓を閉めてください。止水栓の場所は家によっても違いがありますが、シンク下か食洗機下にあることがほとんどです。止水栓を閉めて水が漏れてこないことを確認してから作業を開始してください。
洗剤によるダメージの対処方法
洗剤によるダメージか水漏れを起こしている場合には、食洗機から食器をすべて取り出して1時間ほど時間を置きます。その後、洗剤を入れずに2〜3回ほど運転してください。食洗機の運転時に突然ストップしてしまったり、何らかのエラーが表示される場合には、故障の可能性があります。止水栓を止めて、水道業者に連絡しましょう。
給水ホース・排水ホースの劣化による水漏れの対処方法
給水ホースや排水ホースの劣化や破損が原因で水漏れした場合は、劣化した部分のパッキンやホースを交換してください。水漏れ原因の部品が分かる場合は、自分で交換することも可能です。新しい部品は、ホームセンターで手に入れられるでしょう。しかし、DIYに自信がない人にとっては難しい作業になります。自分で交換できない方は、水道業者に依頼するようにしてください。
汚れの付着による水漏れの対処方法
食洗機のパッキン部分から水漏れする場合には、パッキンやドアの隙間にゴミや汚れが溜まっている可能性があります。柔らかい布を水で濡らして、硬く絞って汚れを拭き取ってください。細かい隙間は綿棒などを使って掃除するのがおすすめです。汚れがひどく落ちにくい時は、薄めた漂白剤に浸した布でパッキンを拭き上げてください。その後、乾拭きをして完了です。それでも改善しないときには、水道業者を呼んで対処してもらいましょう。
接続不良による水漏れの対処方法
食洗機本体の裏側から水漏れしていたり、急に床が水浸しになっていたりする場合には、給水ホースや排水ホースの接続部分を確かめてみてください。ホースやナットが緩んでいる場合は、しっかりと固定します。

食洗機の水漏れを防ぐためにできること

食洗機の水漏れを予防するために、どんなことができるでしょうか。以下で、2つのポイントを紹介します。
予備洗いをする
食洗機に食器を入れる前に、軽く予備洗いをして油汚れを落とすようにしてください。油やゴミが付いた食器をそのまま入れて運転すると、食洗機に大きな負担がかかります。油カスやゴミがパッキンに溜まって、食洗機の劣化を招いてしまいます。ゴミや油汚れを拭き取った食器のみを、食洗機に入れるようにしましょう。
定期的に掃除する
食洗機の中を定期的に掃除することも重要です。予備洗いをしていたとしても、食洗機は食器を洗うたびに汚れていきます。特に、残菜フィルターは使用するたびにゴミを取り出して掃除するようにしてください。ゴミを放置したまま食洗機を使い続けると、水漏れや故障に繋がる恐れがあります。食洗機の中も、専用のクリーナーを使って1か月に1度は掃除するようにしてください。定期的にメンテナンスして食洗機を清潔に保ちましょう。

業者に依頼する際の費用相場

食洗機の水漏れ原因を探しても分からない場合や、原因が分かっても自分で作業することに不安を感じる時には、水道業者に依頼することがおすすめです。業者に依頼する場合、修理費用はおよそ、10,000〜30,000円ほどかかります。内部の部品が故障している場合は、それ以上の費用が必要になることもあるでしょう。また、修理自体が困難で、新しい食洗機に交換しなければいけないこともあります。その場合は、食洗機本体の価格の他に、30,000〜50,000円の取り付け工事が必要です。

まとめ

食洗機からの水漏れを発見した際には、止水栓を閉めることを忘れないようにしましょう。給水ホースや排水ホースの劣化が原因の場合には、劣化しているパーツを交換することで水漏れが解消します。自分で交換する自信がない方は、早めに業者を呼んで対処してもらうことがおすすめです。水漏れを防ぐためには、普段からのメンテナンスが欠かせません。食器を食洗機に入れる前には必ず予備洗いをして、月に1度は食洗機の中を洗ってください。食洗機は決して安いものではありません。日頃の手入れに気を配って、水漏れを未然に防いでいきましょう。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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