ウォシュレットから音がする原因と対処法|放置すると危険な症状も解説 -とっとり水道職人 -鳥取県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

ウォシュレットから普段と違う音が聞こえると、故障ではないかと心配になります。実際、ウォシュレットの異音トラブルは家庭でよく起こる現象です。

音の種類によって原因はさまざまで、簡単な掃除で直る場合もあれば、すぐに専門業者へ相談すべき深刻なケースもあります。

この記事では、ウォシュレットから音がする原因、放置した場合のリスク、自分でできる対処法、そして専門業者に依頼すべき判断基準について詳しく解説します。

ウォシュレットから音がするのはよくあるトラブルです

ウォシュレットは毎日使うものだからこそ、突然聞こえる異音に驚く方も多いでしょう。しかし、ウォシュレットから音がするトラブルは決して珍しいことではありません。

長年使用していれば内部部品の汚れや劣化により、さまざまな音が発生することがあります。音の種類を正しく理解し、適切に対処することで、多くの場合は大きなトラブルを防げます。

ウォシュレットから聞こえる音の種類と原因

ウォシュレットから聞こえる音には、いくつかの代表的なパターンがあります。音の種類によって原因や対処法が異なるため、まずはどのような音がしているのか確認しましょう。

「ブーン」という音がする場合

ウォシュレットから「ブーン」という音が聞こえる場合、脱臭ファンの動作音である可能性が高いです。

多くのウォシュレットには脱臭機能が備わっており、内部のファンで空気を吸い込んでフィルターを通し、臭いを除去した後に排気する仕組みになっています。このファンが作動する際に「ブーン」という音が発生します。

通常でもファンの作動音は多少ありますが、以前よりも明らかに音が大きくなった場合は注意が必要です。長期間使用していると、フィルターにホコリやゴミが溜まり、空気の流れが悪くなります。すると、ファンに負荷がかかって異音が大きくなり、脱臭性能も低下します。

フィルターの汚れを放置すると、ファンのモーター自体が故障する可能性もあります。最近になって音が大きくなったと感じる場合は、フィルターの目詰まりを疑いましょう。

「ガガガ」「ギギギ」という音がする場合

「ガガガ」「ギギギ」といった引っかかるような音は、ノズル周辺の不具合が原因であることが多いです。

洗浄ノズルは小型モーターやギアで駆動しています。ノズル先端やスライドレール部分に尿石や水垢などの汚れが蓄積すると、使用時に引っかかって摩擦音が生じます。

特に水道水の硬度が高い地域では、ミネラル分がカルキ汚れとして付着しやすいため、定期的な清掃が必要です。汚れが原因の場合は、ノズルをこまめに掃除することで改善できる可能性があります。

一方で、経年劣化によってノズルを動かす内部部品が摩耗や破損している場合も、同様の異音が発生します。内部部品の故障まで進行した場合、自力での修理は困難です。

放置するとノズルが完全に動かなくなる恐れもあるため、清掃しても改善しない場合は早めに専門業者へ相談しましょう。

「ポタポタ」と水が垂れる音がする場合

使用していないのに「ポタポタ」と水滴の音がする場合、まず故障か正常動作かを見極める必要があります。

ウォシュレットには、座っていない時でも自動でノズルやノズル先端を洗浄するセルフクリーニング機能があります。機種によっては定期的に少量の水を流す仕様になっており、その排水が便器内に垂れる音がすることがあります。

短時間で止まるポタポタ音であれば、異常ではなく機能動作音の可能性が高いです。

しかし、ずっと止まらない漏水音が続く場合は要注意です。ノズル先端の電磁弁などが故障して水が止まらなくなっている疑いがあります。

常時水漏れが続くと水道代の無駄になるだけでなく、トイレの床にあふれて床材を傷める二次被害につながります。止まらない水滴音がする場合は、速やかに専門業者に点検を依頼してください。

突然大きな音がして驚いた場合

便座から立ち上がった直後に突然大きな「ブーン」という音がして驚いた経験はありませんか。これは、一部の機種に搭載されている「パワー脱臭」という機能の動作音である可能性があります。

パワー脱臭機能は、便座から立ち上がった5～10秒後に通常より強い脱臭運転を自動で開始する仕組みです。強力に空気を吸い込むため、音も通常より大きくなります。

この機能は異常ではなく製品仕様ですが、知らずに使っていると突然の大音量に驚くことがあります。気になる場合は、リモコンで開始タイミングを変更したり、機能そのものを停止したりできる機種もあります。

ただし、パワー脱臭をオフにすると脱臭効果も低下するため、その点は理解した上で設定を変更しましょう。

「ウィーン」というモーター音が気になる場合

ノズルの出し入れ時に「ウィーン」という小さなモーター音が聞こえることがあります。これは、ノズルを動かす小型モーターの動作音であり、ウォシュレットは完全無音で動くものではありません。

通常の動作音であれば問題ありませんが、最近になって急に気になりだした場合は注意が必要です。実際に音が大きくなったのか、単に意識し始めただけなのか判断が難しいこともあります。

家族など同居者にも聞いてもらい、いつもと違う異常な音かどうか第三者の意見を求めてみると良いでしょう。明らかに音が大きくなっている場合は、内部部品の摩耗や不具合が考えられます。

音を放置するとどうなる?起こり得るトラブル

ウォシュレットからの異音を放置すると、さまざまなトラブルに発展する可能性があります。早めに対処することで、深刻な故障や高額な修理費用を避けられます。

脱臭機能が使えなくなる

脱臭フィルターのつまりを放置すると、ファンに負荷がかかった状態で使い続けることになります。その結果、脱臭性能が落ちるだけでなく、ファンモーターが焼き切れる可能性があります。

脱臭機能が完全に停止すると、トイレの臭いがこもりやすくなり、快適性が大きく損なわれます。ファンの交換が必要になれば、部品代と作業費が発生します。

ノズルが動かなくなり洗浄できなくなる

ノズル周辺の異常を放置すると、やがてノズルの出し入れができなくなったり、ノズルから水が出なくなったりして、洗浄機能そのものに支障をきたします。

特にノズル弁の故障で水が止まらなくなると、ポタポタと水漏れが生じ、便器内の水たまり部分に滴下して常に音が響く状態になります。故障による水漏れは常時続くため、水道代の無駄になります。

異音に水漏れが伴う場合は、内部故障が進行している可能性が高いため、早めの対処が必要です。

水漏れが発生して床が傷む

ノズル部分からの水漏れを放置すると、トイレの床にあふれて床材を傷める二次被害につながります。床や壁の損傷リスクが高まると指摘されています。

特に賃貸住宅の場合、階下への漏水被害に発展すれば、賠償責任が生じる可能性もあります。水漏れを伴う異音が出ている場合は、早急に水を止めて業者に修理を依頼しましょう。

電気系統のトラブルで火災の危険も

ウォシュレットを制御する内部基板やセンサーの故障、配線の断線など、電気系統のトラブルも異音の原因の一つです。

電気系の異常を放置すると、異音だけでなくウォシュレット全体が機能停止したり、ショートによる二次故障に発展したりする可能性があります。最悪の場合、配線のショートや発熱・発火といった事故につながるリスクもあります。

電源を入れるとブレーカーが落ちる、焦げた臭いがするなどの症状が出た場合は、非常に危険な状態です。ただちに使用を中止して専門業者に相談してください。

自分でできる対処法と手順

異音の原因によっては、専門業者を呼ばずに家庭で対処できる場合もあります。以下に原因別の主な対処法を紹介します。

作業前に必ず確認すること

どの対処法を試す場合でも、作業前には必ずウォシュレットの電源を切ってください。電源プラグをコンセントから抜くことで、感電や誤作動を防止できます。

安全に作業するための基本的なルールですので、必ず守りましょう。

脱臭フィルターを掃除する方法

「ブーン」という音が大きくなった場合は、脱臭フィルターの掃除を試してみましょう。必要な道具は使い古しの歯ブラシ程度です。

まず、本体の電源をオフにしてコンセントからプラグを抜きます。次に、本体裏面や側面にある脱臭フィルターカバーを開け、フィルターをゆっくり引き抜きます。

機種によってはフィルターが一体型で取り外せない場合もあります。その場合は無理に外さず、掃除機で埃を吸い取るなど、取扱説明書に沿った方法で対応してください。

フィルターの両面に付着したホコリやゴミを、歯ブラシや綿棒で丁寧にかき取ります。水洗い可能なフィルターの場合でも、濡れたまま戻すとカビの原因になるため、完全に乾かしてから戻してください。

掃除が終わったら、フィルターを正しい向きで元の位置に戻し、カバーを閉めます。プラグを差し直して電源を入れ、脱臭ファンの音が静かになったか確認しましょう。

ホコリ除去でファンの異音が改善し、脱臭性能も回復していれば完了です。改善しない場合はファン自体の故障が疑われるため、専門業者に相談してください。

ノズルを掃除する方法

「ガガガ」という引っかかるような音が出ている場合、ノズルの清掃で解消が見込めます。柔らかい布か歯ブラシ、必要に応じて中性洗剤を用意しましょう。

便座を上げた状態で「ノズル掃除」ボタンを押し、ノズルを前進させます。機種によってはリモコンの操作でノズルを出すか、手で引き出すタイプもあります。

突き出たノズル先端や周囲に付着した汚れを、柔らかい布か歯ブラシで擦って落とします。ノズルは樹脂製で傷つきやすいので、硬いブラシや研磨剤入りの洗剤は使用しないでください。

落ちにくい水垢には中性洗剤を少量併用すると安全に清掃できます。汚れを落とし終えたら、もう一度「ノズル掃除」ボタンを押してノズルを収納させます。

仕上げに通常モードで一度水を出し、動作音が改善したか確認してください。ノズル周りの引っかかり音が解消していれば成功です。

清掃後もノズルの出し入れ時に異音が続く場合、ノズル駆動部そのものの故障が考えられます。モーターやギアに異物が噛んでいたり破損していたりすると、素人では修理できません。無理に分解せずプロに依頼するのが安全です。

電源を入れ直してリセットする方法

ノズルや便座の動作不良など、電気系の異常が原因の場合、一度電源をリセットすることで直ることがあります。

ウォシュレットのコンセントを抜き、5～10分ほど待ってからまた差し込むだけです。これにより内部システムが再起動し、一時的な誤作動で生じていた異音が解消することがあります。

リセット後も異音が続く場合は、電気系統の故障が濃厚です。メーカーまたは修理業者に相談しましょう。頻繁にブレーカーが落ちる等の症状がある場合は、安全のため使用を中止してください。

水圧を調整する方法

ウォシュレットや給水管の水圧の問題による異音には、設定変更や配管側での調整が有効です。

まず、ウォシュレット本体のリモコンで水勢設定を確認し、強めになっていれば弱めに調整してみます。それでも異音が改善しない場合、家全体の水道圧が原因かもしれません。

水道メーター付近にある元栓を少しずつ閉めて水圧を落とし、ノズル動作音に変化が出るか試してみてください。水圧が安定すればノズルの異音が解消する可能性があります。

逆に、水圧調整を行っても改善せず、他の蛇口でも不調が見られる場合は、配管そのものの問題のため水道業者への相談をおすすめします。

パワー脱臭の設定を変更する方法

突然大きな音がして驚く場合、パワー脱臭機能が原因かもしれません。機種によっては、開始タイミングの変更や機能そのものの停止が可能です。

設定方法は機種によって異なるため、必ずお使いの製品の取扱説明書を確認してください。例えば、一部のメーカーでは、リモコンの特定のボタンを長押しすることで設定モードに入り、タイミングを変更できます。

パワー脱臭をオフにすれば大きな運転音はしなくなりますが、その分脱臭効果も落ちる点には注意しましょう。

自分で対処するときの注意点

いずれの対処法を試す場合でも、改善が見られない場合は無理をせず、専門業者の力を借りることを検討しましょう。

むやみにカバーを開けて分解すると、かえって状況が悪化したり、感電やケガにつながったりする危険もあります。特に電気製品であるウォシュレットの内部には、専門知識がないと特定や交換が難しい部品も多々あります。

購入して間もない新品のウォシュレットから異音がする場合は、製品の初期不良も疑われます。設置したばかりで明らかな異音が出るなら、早急にメーカーや購入店に相談してください。

メーカー保証期間内であれば、無償修理や交換に応じてもらえるケースがほとんどです。

修理に必要な道具が揃う鳥取県のホームセンター

自分で掃除や簡単なメンテナンスを行う際には、道具や交換部品の購入が必要です。鳥取県内の大型ホームセンターを紹介します。

カインズFC鳥取店

住所：鳥取市古海字西加路田590

営業時間：9:00～20:00

鳥取市内にある大型ホームセンターです。家具や家電から園芸用品まで幅広い品揃えで、価格も安く品質も良いためお買い得品を探すのに適しています。サービスカウンターも充実しており、仕事帰りにも立ち寄りやすい営業時間です。

スーパーホームセンターいない 米子店

住所：米子市東福原7丁目22-1

営業時間：7:30～20:00

鳥取県西部の米子市にある地域密着型の大型ホームセンターです。品揃えは抜群で日用品から園芸・ペット用品まで何でも揃います。店内は清潔感があり、国道沿いでアクセスが良く、無料の大型駐車場も完備されています。

ホームプラザナフコ 東鳥取店

住所：鳥取市国府町新通り4-408-16

営業時間：8:00～19:30

鳥取市東部に2023年にオープンした比較的新しい大型店です。店内は広く多数の商品が並び、季節ごとの草花やアウトドア用品なども充実しています。隣接する「Nガーデン」エリアには園芸・屋外作業用品が豊富に揃っており、本格的なDIYにも対応できます。

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ウォシュレットから異音がする、水漏れしているが原因が分からないといったトラブルが発生した際は、いつでも相談できます。自己対応が難しい場合は無理をせず、プロに任せて早めの解決を図ってください。