水のコラム

水道管の凍結防止には水の出しっぱなしがいいって本当?水道管の凍結防止方法について解説

2023年01月23日  水道管のトラブル

冬になると気温が大きく低下して水道管が凍結してしまうことがあります。そして、水道管が凍結してしまうと水が出てこなくなってしまうため生活に大きな支障が発生します。

そのため、水道管が凍結しないように何かしらの対処を行いたいものの、その方法が分からなくて悩んでいる方は少なくないでしょう。

そこでこの記事では、そうした方に向けて水道管の凍結防止方法について徹底的に解説していきます。

なお、凍結で水道管が破裂してしまったときの対処法についても解説しているため、そちらもぜひご覧ください。

水の出しっぱなしが凍結防止に有効な理由

水道管の凍結防止に最も有効な方法は水の出しっぱなしだと言われています。というのも、水を流していると熱が一箇所に溜まらないため、氷点下でも水道管が凍結しづらくなるからです。

そのため、水道管の凍結を防止したいときは水の出しっぱなしを始めに実施しましょう。
なお、水道の凍結予防が必要な水準としては、-2度が警戒レベル、-4度が実施の推奨がされるレベル、-8度で凍結対策をすべきレベルとされています。

そのため、-2度まで気温が下がった時点で凍結対策をしておいた方が良いでしょう。また、-2度でも風が強い日は凍結しやすくなるため、気候状況が良くないときはすぐに対策を実施するのが賢明です。

水道水はどのくらいの量を出しっぱなしにするべき?

出しっぱなしにする水の量ですが、程度としてはちょろちょろ水が流れるぐらいがちょうどよいとされています。具体的な数値で表すとその量は5~8mm程度だと言えます。

しかし、水道代を気にして水の量を控えめにしすぎると防止効果が得られず水道管が凍結してしまうため、この点は気をつけましょう。

なお、水の出しっぱなしは水道代に大きく影響するのではと考えられる方もいらっしゃると思いますが、あまり心配する必要はありません。

水道代は1分で100mlほど使用しても値段としては1日で40円ほどです。そのため、費用面の負担も大きくないため、一度試しに実践してみるとよいでしょう。

その他の凍結防止方法

水の出しっぱなし以外にも水道管の凍結を防止する方法はいくつかあります。さまざまな防止方法を理解しておくと水の出しっぱなしが上手くいかなかったときにリカバリーが効きます。そこでこの記事では、追加で2つの凍結防止方法について解説していきます。

保温材を巻きつける
1つ目は保温材を巻きつけるというものです。水道管は外気にさらされているため、タオルや市販の保温材を巻き付けて外気から遮断すると凍結しにくくなります。

また、保温材自体はホームセンターで簡単に購入できかつ安価です。そして、巻き付ける作業も難しくないため、誰でも簡単に対応が可能です。

そのため、水の出しっぱなし以外の対応で凍結を防ぎたい方におすすめの方法です。なお、実際に巻き付ける際は雨や雪から保温材を守るためにビニール袋などを被せておくとよいでしょう。

追い焚きをする
追い焚きの実施も凍結防止に効果があります。浴槽に水があるときに可能な方法で、追い焚きをすると給湯器やボイラー周辺の配管の凍結が防げます。

なお、実際に凍結防止のために追い焚きを行うときには浴槽に水を循環口よりも高い水位まで張って追い焚きしましょう。

また、追い焚きによる凍結防止方法は給湯器周辺の配管の凍結防止が可能なだけでその他の配管の凍結に影響はしないため、この点は留意しておきましょう。

水道管が凍結してしまったら?

さまざまな対策を講じても水道管が凍結してしまうことはあります。そして、もし水道管が凍結してしまったら凍結を解消するために処置を行う必要があります。そこでこのトピックでは、水道が凍結してしまったときの対処法を2つ解説していきます。

お湯やぬるま湯をかける
1つ目は水道管にお湯やぬるま湯をかける方法です。水道管に40~50度ほどのお湯をかけて凍結を解凍して水が再び流れるようにする方法です。

なお、お湯をかける際は付近の電源プラグなどにお湯がかからないようにしましょう。給湯器などの故障につながるおそれがあるためです。

また、熱湯をかけるのはやめましょう。熱すぎるお湯をかけてしまうと水道管を傷つけてしまうため、凍結を解決できても別の問題が発生してしまいます。この点はしっかりと覚えておきましょう。

ドライヤー・カイロの利用
お湯を過ぎに用意できないときはドライヤーやカイロの利用も一つの手です。お湯をかける場合に比べて解凍に時間はかかりますが、確実に問題解決は行えるでしょう。

なお、カイロに関しては解凍したい部分に一度貼り付けてしまえばその場を離れられます。ドライヤーの場合は解凍が完了するまでじっと外で待ち続けないといけないため、この点でカイロはドライヤーより優位性があると言えます。

そのため、屋内で解凍をじっくりと待ちたい場合はカイロの利用も検討してみましょう。

水道管が破裂してしまったら?

凍結が原因で水道管が破裂してしまったら水漏れが発生してしまうでしょう。そして、それを放置していると水道代が急激に上がったり、浸水被害が発生したりとトラブルが続出します。そのため、水道管の破裂を確認したら以下の3つの対応を迅速に行いましょう。

元栓を閉める
水道管が破裂しているのを発見したらすぐに水道の元栓を閉めにいきましょう。元栓をしっかりと閉めておくと水漏れの防止や水の浪費を防げます。

なお、元栓はメーターボックスの近くにあります。メーターボックス付近を探索して元栓を見つけたら元栓のバルブを時計回りに回しましょう。

また、元栓のバルブがしっかりと回らない場合は業者へと連絡して処理を行ってもらいましょう。この場合、個人が無理をして元栓を回そうとするとバルブが故障するかのうデイがあるため、余計なことはしないのが賢明です。

応急処理をする
元栓が無事閉まったら、次は水道管の破裂部分に応急処理を行いましょう。処理の内容としては破裂部分から漏れ出している水を除去する作業になります。

具体的な作業フローですが、まず破裂して水が漏れ出している部分にタオルを巻きましょう。次に、タオルで吸いきれなかった水をバケツで受けましょう。

そして、タオルが水を吸いきれなくなったら新しいタオルに替えます。作業としてはこの3ステップを繰り返すことになります。なお、破裂部分を触って怪我をしないように処理をする際にはゴム手袋を着用しましょう。

業者に連絡する
応急処理が完了したら、ただちに業者に連絡しましょう。水道管の破裂は個人で完全解決するのは非常に困難です。

また、無理に個人で対応しようとするとかえって状況が悪化し、業者でも対応が難しい状態になってしまう危険性もあります。そのため、プロの業者に依頼して手際よく対処してもらうのが賢明だと言えます。

なお、最近は低価格で修理を行ってくれる業者も多いため、費用面の心配をされている方も一度問い合わせてみると良いでしょう。

まとめ

水道管の凍結は冬によく見られる現象です。そして、対策方法を知らなければどう対処すれば分からず困ってしまいますが、やるべきことを理解していれば落ち着いて問題解決を行えます。

そのため、今回紹介した対策方法をしっかりと理解して、実際に水道管が凍結した際に冷静に対応できるよう準備しておきましょう。

また、もし水道管が破裂してしまったらすぐに業者へ連絡しましょう。個人で解決するのは難しいため、プロの力を借りて迅速に対処していくと良いです。

なお、価格に関しても比較的リーズナブルに対応してくれる業者は多いため、悩んでいる方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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