トイレが詰まったかと思ったら -とっとり水道職人 -鳥取県の水道修理、お風呂、トイレ、台所の排水管のつまり修理

水のコラム

トイレが詰まったかと思ったら

2021年09月07日トイレのつまり

トイレの流れが悪いときはやはり、「排水管などが詰まっているのかな？」と考え、スッポンやパイプクリーナーでも改善されませんでした。このような相談を頂くことが度々あります。皆さんトイレの調子が悪いと、排水回りの流れる先の不具合を疑います。しかし、意外と多いのが流す水をためる、タンクに不具合があるケースです。今回はそんな見逃しがちな、トイレタンクの不具合への対処法をご紹介していきます。

1 トイレタンクに異常がないか確かめる方法
2 トイレタンクの異常の原因とその解決方法
3 原因がわからない場合や自分で解決が難しいときは
4 トイレのトラブルはとっとり水道職人にご連絡ください

トイレタンクに異常がないか確かめる方法

「トイレの流れがどうも悪いが詰まらせるようなもの流した記憶がない」という故障の場合、どこを疑えばいいのでしょうか。

トイレが流れる仕組みにおいてトイレタンクは非常に重要で、トイレはためた水の力を使って流れています。つまり、トイレの流れにおいてトイレタンクは心臓のような役割を果たしています。まずはタンクを疑ってみましょう。

トイレタンクの上部が開くことはなんとなく知っているけど、中を実際には見たことがないという方がほとんどだと思います。トイレタンクを開けて異常を確認する際に注意しなければならないのは、止水栓を事前に止めておくことです。止水栓はトイレタンクにためる水を供給する給水管の蛇口のような存在です。これを止めずにトイレタンクを開けたりすると水が溢れ出して、トイレを水浸しにしてしまう可能性があります。

トイレタンクの異常の原因とその解決方法

それでは次にタンクの中を細かくチェックし、異常を見つけていきましょう。

・タンク内浮き玉の劣化、損傷
トイレタンクの中には浮き玉と呼ばれる重要な部品があります。これはタンクの給水管から出る水のスイッチの役割を果たしています。水がたまると浮き玉が水位に合わせて浮上し、その先のアームによって水の給水がストップするのです。

この部品が劣化や破損を起こしていて、タンク内の他の部品に引っ掛かっているとトイレタンクの中に水がたまらず不具合を起こします。破損、劣化している場合は浮き玉の交換を行いましょう。浮き玉はホームセンターか通販で購入することが可能です。交換自体は非常に簡単で購入する際に説明書が封入されていますので、それに従い交換を行ってください。もちろん面倒でそういった作業が苦手な方は、業者に依頼するのが確実でしょう。

・ゴムフロートに異常がある場合
ゴムフロートは浮き玉と同じくらいトイレタンク内で重要な部品です。ゴムフロートはトイレタンクの底にある黒いゴムの丸い部品です。これはお風呂の栓のような役割を果たしていて、皆さんがトイレのレバーを流すと、ゴムフロートが外れ、たまった水が放出される仕組みになります。

トイレタンクの中でダムのような役割を果たしているので、これに不調があると、トイレの流れに不具合を生じさせます。ゴムフロートが水の排出口にうまく収まっておらず、ゴムフロートとレバーをつなぐ玉鎖が絡まって短くなってしまっている場合があります。玉鎖が絡まっている場合はそれをほぐすと症状は改善されるはずです。

しかし、ゴムフロートに破損がある場合は交換が必要です。交換する方法は浮き玉と同じで、ホームセンターか通販で購入するができるので自分で交換を行うか、プロの業者に依頼しましょう。

・ボールタップ内フィルターの目詰まり
ボールタップはトイレタンクの真ん中にある機工のことです。ここに付いているフィルターに目詰まりが起こると、トイレタンクから水を流すのに不具合を発生させます。フィルターにはフィルターロックが付いている場合がありますので、プラスチック製のキャップが付いています。

フィルターロックの解除方法はプラスチック製のキャップを反時計回りに回すと取り外し可能です。フィルターが外せたらその網目に付着している詰まりを除去していきましょう。砂やサビが付着していることが多いので、水で洗い流しながらブラシなどで掃除していきます。

掃除が完了したら、取り外しを行ったときとは逆の手順でフィルターをもとに戻しましょう。こういった作業が苦手な方は他の原因と同じようにプロの業者を依頼することをおすすめします。

原因がわからない場合や自分で解決が難しいときは

トイレタンクを含めてトイレは複雑な仕組みをしています。水の流れが悪いといった症状を一つとっても、原因は多数にわたります。今回はトイレタンクが原因の場合をご紹介しましたが、排水管まわりに原因がある場合もあるのです。

詰まりが排水管中で蓄積していて発生している場合は原因に心当たりがなくても突然、症状が発生することもあります。さらには、排水管の先にある排水枡という、排水が合流する枡に詰まりが存在していると素人では手出しできません。最悪の場合症状を悪化させ、別の故障の原因にもなりかねません。もし、トイレの流れが悪いなどの症状が出た場合はすぐにプロの水道業者に依頼をすることをおすすめします。