水のコラム

お風呂の水が流れない?原因と対策について解説

2023年07月21日  お風呂

お風呂の水が急に流れなくなったというトラブルに遭遇した経験はないでしょうか。こうした場合、大体のケースにおいて排水口でトラブルが発生している可能性が高いです。

そこでこの記事では、お風呂の水が流れない原因や対策について解説していきます。

お風呂の水が流れない原因

まずはお風呂の水が流れない原因について見ていきましょう。

髪の毛
お風呂の水が流れない原因の一つとして、髪の毛が排水口に詰まっていることが挙げられます。特に、長い髪の人の毛やペットの毛が流れて詰まりが発生するケースが多いです。

髪の毛が排水口に詰まると、水がうまく流れずにたまってしまいます。この場合は、洗浄剤を使用してトラブルを解決するか、プロの配管業者に相談することをお勧めします。

また、髪の毛が流れないようにするためには、風呂に入る前に髪をブラッシングし、シャワーキャップを使用するのも効果的です。

皮脂・垢
お風呂の水が流れない2つ目の原因として、皮脂や垢が排水口に溜まっていることが挙げられます。

特に、体や顔を洗う際に使用する石鹸や洗顔料などの洗浄剤が排水口に流れ込んでしまうと、排水口周辺に皮脂や垢が溜まるおそれがあります。

そして、皮脂や垢が溜まると水の流れが滞りやすくなり、排水口が詰まってしまいます。この場合は、排水口に付着した汚れを掻き出すか、排水口用のクリーナーを使用してトラブルを解決するようにしましょう。

また、洗剤の使用量を減らす、洗剤の成分に配慮した製品を選ぶ、洗顔や体洗いの際に顔や体をしっかりと洗い流すようにするなどの対策も効果的です。

石けんカス
お風呂の水が流れない3つ目の原因として、石けんカスが排水口に詰まっていることが挙げられます。

特に、石鹸を使用する人が多い場合、排水口周辺に石けんカスが溜まる可能性があります。これにより水の流れが滞りやすくなり、排水口が詰まってしまうのです。

この場合は、排水口に付着した石けんカスを掻き出すか、排水口用のクリーナーを使用することでトラブルを解決しましょう。

また、石けんの種類を変える、排水口用のフィルターを使用する、石鹸の使用量を減らすなどの対策も効果的です。

固形物
お風呂の水が流れない4つ目の原因として、固形物が排水口に詰まっていることが挙げられます。特に、シャンプーの蓋や歯ブラシなどの小物が誤って排水口に落ちてしまうケースがあります。

また、お風呂の中で飲み物や食べ物を取る場合もありますが、それらが誤って排水口に入ってしまうケースもあります。

こうした場合は、排水口に詰まった物を取り除くか、排水口用のクリーナーを使用してトラブルを解決しましょう。

また、排水口に落ちないように注意するのも大切です。固形物が詰まると水が流れなくなるだけでなく、水圧が上がって配管が破裂するおそれもあるため、早めの対応が必要です。

詰まりの解決方法

続いて、詰まりの解決方法について見ていきましょう。

すっぽんの使用
排水口が詰まってしまったときは、まずはすっぽんを使ってみましょう。

すっぽんはゴム製のカップが棒の先端に付いている道具で、排水口にカップを押し付けて引き上げるだけで簡単につまりを解決できます。

また、ホームセンターなどですぐに購入できるため、手軽さの面でも優れています。そのため、まだ手元にない方はすぐに手に入れて常備しておきましょう。

真空式洗浄剤の使用
排水口が詰まってしまったときは真空式洗浄剤を使う方法もおすすめです。

真空式洗浄剤は、手動で作動するポンプと排水口に取り付けるための吸盤で構成されています。

作業方法は非常にシンプルで、排水口に吸盤を密着させて空気を抜いた後に引っ張り上げることで、排水口内の詰まりを取り除けます。

この方法は排水口内に圧力をかけずに簡単に排水口のトラブルを解決できるため、効果的な方法の一つと言えます。

ただし、真空式洗浄剤は排水口の形状や詰まりの原因によっては効果が薄れるおそれがあります。

また、排水口内の状態によってはトラブルが解決された後も水が流れづらくなる場合もあるため、繰り返しての使用が求められるケースもあります。

お湯を流す
排水口が詰まってしまった場合は、お湯を流してトラブルを解決する方法もおすすめです。

お湯を流すと排水口内の固形物や皮脂・垢を溶かせるため、汚れが原因の場合に簡単に詰まりを解決できます。

ただし、お湯を流す際には沸騰したお湯を使用しないようにしましょう。沸騰したお湯は温度が高いため、排水口内を傷つけるおそれがあります。

また、お湯を流す際にはたっぷりと流すようにしましょう。お湯をたっぷりと流すことで、汚れをより効果的に洗い流せるでしょう。

重曹と酢の使用
排水口が詰まってしまった場合は重曹と酢を使用してみましょう。

重曹と酢を組み合わせると化学反応が起こり、その際に発生した泡が排水口内の汚れを分解してくれます。重曹と酢は自然素材で環境に優しく、かつ身近に手に入るため手軽に詰まりを解決できるでしょう。

ただし、重曹と酢を使用する際には注意点もあります。

まず、酢を注いだ際に発生する泡は排水口内の汚れを分解するために必要なものですが、あまりにも泡が大量に発生すると、排水口内で詰まりを起こす原因になってしまいます。

また、重曹と酢はトラブルを解決するために効果的な方法の一つですが、髪の毛や固形物などの大きな詰まりには対応できない可能性があります。

洗浄剤の使用
洗浄剤は、排水口内の汚れを分解するために使用される強力な化学薬品です。

一般的には、液体タイプと粉末タイプがあります。使用方法はシンプルで、洗浄剤を排水口に注ぎ、一定時間放置してからお湯を流すだけです。

そして、洗浄剤は強力なアルカリ性や酸性を持っているため排水口内の汚れを分解する効果が高く、固形物や髪の毛などの大きな詰まりにも対応できます。

しかし、洗浄剤を使用する際には注意点があります。

まず、洗浄剤は強力な化学薬品であるため、使用前に必ず取扱説明書を読んで安全に使用するようにしましょう。また、洗浄剤は素手で触れたり、他の洗剤と混ぜたりしないように注意が必要です。

さらに、洗浄剤を使用する場合は換気をしっかりと行い、マスクや手袋、保護メガネなどの安全対策を取ることも大切です。

業者への依頼も検討しよう

排水口のトラブルの解決は独力でも対応できますが、個人での対応が難しいと感じた際には業者への依頼を検討しましょう。

業者に依頼すれば、トラブルの原因を正確に特定して効率的に問題を解決してくれるため、手間なく詰まりが解決します。また、業者によっては作業後の清掃やアフターフォローも行ってくれるため、安心して依頼できます。

しかしその一方で、業者に依頼する場合には費用がかかる点がデメリットとして挙げられます。

なお、業者によっては不必要な工事を勧められるケースもあるため、適切な業者選びが必要です。

そして業者を選ぶ際には、事前に口コミや評判を調べたり、比較検討を行ったりする必要があります。加えて、複数の業者に見積もりを依頼して費用や内容を比較することも重要です。

こうした取り組みをしっかりと行ってベストな業者を見つけましょう。

まとめ

お風呂の排水口のトラブルの原因として、髪の毛、皮脂・垢、石けんカス、固形物が挙げられます。

自分で解決する方法としては、すっぽんの使用や洗浄剤の使用、お湯を流す、重曹と酢の使用があります。

しかし、解決できない場合や手間や時間をかけたくない場合には、業者への依頼も検討しましょう。

なお、業者に依頼する場合には適切な業者選びが重要となるため、口コミや評判を調べたり、複数の業者に見積もりを依頼したりして作業内容や費用を比較する必要があります。

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