水のコラム
トイレつまりを自力で解消!ワイヤーの使い方
トイレのつまりは誰もが経験する厄介な問題です。しかし、プロを呼ぶ前に自分で解決できる方法があるのをご存知ですか?
それが「ワイヤー」を使う方法です。
この記事では、トイレつまりを自力で解消するためのワイヤーの使い方をご紹介します。ワイヤーとは何か、どんなつまりに効果があるのか、正しい使用方法とあわせて詳しく解説していきます。
トイレつまりの救世主、ワイヤーとは
トイレつまりに悩まされたとき、多くの人がまず思い浮かべるのはラバーカップ(通称:スッポン)でしょう。
しかし、ラバーカップで解決できないつまりがあります。そんなとき、頼りになるのがワイヤーです。ワイヤーは、トイレつまりを解消するための強力な味方となってくれます。
ワイヤーの特徴と種類
ワイヤーとは、細長い金属製のケーブルの先端にブラシやフックがついた道具です。一般家庭用と業務用の2種類があります。
家庭用ワイヤーは、通常70〜80cm程度の長さで、ハンドルと先端の金属バネで構成されています。ホームセンターなどで手軽に購入でき、価格は800〜3,000円程度です。
一方、業務用ワイヤーは「トーラー」と呼ばれ、長さは数mから数十mに及びます。電動式はより強力なパワーを持っています。
ワイヤーの仕組みと効果
ワイヤーの仕組みはシンプルです。先端のブラシやフックを排水管に挿入し、ハンドルを回転させながら押し込むことで、つまりの原因を直接かき出したり、砕いたりします。
ワイヤーの効果は以下の点にあります。
- ・ラバーカップと違い、つまりの原因に直接アプローチできる
- ・排水管の奥深くにあるつまりにも対応可能
- ・S字管のような曲がった配管にも使用可能
- ・つまりの解消だけでなく、配管の清掃用として使用可能
ワイヤーは、細長い形状と柔軟性によって、トイレの配管内部に直接アプローチできる点が最大の特徴です。ラバーカップでは届かないような奥のつまりも解消できます。
ワイヤーで解消できるトイレつまりの原因
トイレつまりの原因は様々ですが、ワイヤーで解消できる場合とできない場合があります。ここでは、ワイヤーを使って効果的に対処できるトイレつまりの主な原因を見ていきましょう。これらの原因を知っておくことで、ワイヤーを使うべきかどうかの判断がつきやすくなります。
トイレットペーパーによるつまり
最も一般的なトイレつまりの原因は、トイレットペーパーです。一度に大量のトイレットペーパーを流したり、水に溶けにくい種類のペーパーを使用したりすると、排水管内でつまる可能性があります。
ワイヤーは、トイレットペーパーのつまりに対して非常に効果的です。ワイヤーを便器の奥に挿入して回転させることで、トイレットペーパーを砕いたり、絡めとったりできます。トイレットペーパーが水と一緒に流れやすくなり、つまりが解消されます。
排泄物や異物によるつまり
時には、排泄物や誤って流してしまった小さな異物によるつまりも発生します。これらの原因によるつまりも、ワイヤーで対処できる場合が多いです。
排泄物の場合、ワイヤーの回転運動によって砕けば、水と一緒に流れやすくなります。小さな異物の場合も、ワイヤーの先端に引っかけて取り出せる可能性があります。
ただし、スマートフォンやおもちゃなど、大きな固形物によるつまりの場合は、ワイヤーでの対処は避けて専門業者に依頼するのがお勧めです。
水に流せるグッズによるつまり
近年、水に流せるとされるウェットティッシュや生理用品が販売されています。しかし、使用量が多すぎたり、他の要因と重なったりすると、つまりの原因になりかねません。
幸い、これらのグッズによるつまりもワイヤーで対処できる場合が多いです。ワイヤーの回転運動によって、これらのグッズを砕いたり、ほぐしたりすることで、水と一緒に流れやすくなります。
水に流せるグッズでも、過度に使用すると排水管に負担をかけるため、できるだけゴミ箱に捨てるようにしましょう。トイレつまりの予防にもつながります。
ワイヤーを使ったトイレつまり解消方法
ワイヤーを使ってトイレのつまりを解消するのは、意外と簡単です。ただし、正しい手順と注意点を押さえておくことが重要です。ここでは、ワイヤーを使ってトイレのつまりを解消する具体的な方法をステップバイステップで解説します。適切な準備と正しい手順を踏むことで、多くの場合、自力でトイレのつまりを解消できるでしょう。
準備するもの
ワイヤーを使ってトイレのつまりを解消する前に、以下のものを準備しましょう。
- ・ワイヤー(パイプクリーナーやワイヤーブラシとも呼ばれます)
- ・ゴム手袋
- ・古いタオルやぞうきん
- ・バケツ(必要に応じて)
- ・新聞紙(床を保護するため)
ワイヤーは、ホームセンターなどで購入できます。長さは70〜80cm程度のものが扱いやすいでしょう。ゴム手袋は、衛生面と安全面から必須です。古いタオルやぞうきんは、作業中に水がこぼれた際の処理に使います。
解消手順
それでは、実際のつまり解消手順を見ていきましょう。
1. 準備
まず、床に新聞紙を敷き、ゴム手袋を着用します。トイレの周りに古いタオルを置いて、水がこぼれても大丈夫なようにしておきましょう。
2. ワイヤーの挿入
トイレの排水口にワイヤーの先端を挿入します。この時、ワイヤーのハンドルをいっぱいまで引いておきます。排水口は少し上向きになっているので、ワイヤーも少し上向きに入れると挿入しやすいです。
3. ワイヤーの押し込み
ゆっくりとハンドルを押し込みながら、ワイヤーを奥に進めていきます。この時、軽くハンドルを回転させると、スムーズに進みます。
4. つまり箇所の特定
ワイヤーの先端が何かに当たって止まったら、そこがつまりの箇所です。
5. つまりの解消
つまりの箇所で、ハンドルをしっかりと回転させます。これにより、ワイヤーの先端のバネやブラシが、つまりの原因を砕いたり、かき出したりします。
6. 繰り返し
ワイヤーを少し引き戻し、再度押し込むという動作を数回繰り返します。これにより、つまりをより効果的に解消できます。
7.水を流す
ワイヤーを完全に引き抜いたら、少量の水を流してつまりが解消されたか確認します。水がスムーズに流れれば成功です。
8. 後片付け
使用したワイヤーは、水で洗い、よく乾かしてから保管します。床や便器に水が飛び散っていれば、拭き取りましょう。
ワイヤーは無理に押し込まないことが大切です。抵抗を感じたら、むやみに力を入れず、ゆっくりと回転させながら進めてください。また、ワイヤーを使用しても解消されない場合は、無理をせず専門家に依頼することをお勧めします。
これらの手順を丁寧に行えば、多くの場合、トイレのつまりを自力で解消できるはずです。ただし、つまりの原因や程度によっては、専門家の助けが必要な場合もあります。自分で対処できないと判断したら、すぐに専門業者に相談しましょう。
ワイヤーの購入はホームセンターへ
トイレつまりを解消するためのワイヤーは、多くのホームセンターで手軽に購入できます。ホームセンターでは、様々な種類や価格帯のワイヤーが揃っているので、自分の用途に合ったものを選びやすいでしょう。また、ホームセンターのスタッフに相談すれば、使い方のアドバイスも得られるかもしれません。ここでは、鳥取県内にあるおすすめのホームセンターを5つご紹介します。
鳥取県でおすすめのホームセンター5選
カインズFC鳥取店
住所:鳥取県鳥取市古海字西加路田590
営業時間:9:30〜20:00
特徴:鳥取駅から徒歩圏内にある大型ホームセンターです。家具や家電、ガーデニング用品など幅広い品揃えが特徴で、ワイヤーなどの水回り用品も充実しています。
スーパーホームセンターいない 米子店
住所:鳥取県米子市東福原7丁目22-1
営業時間:7:30〜20:00
特徴:米子市にある大きなホームセンターで、清潔感があり、ペットショップも併設されています。広い水回り用品コーナーでは、様々な種類のワイヤーを比較しながら選べるのが魅力です。
コーナン米子河崎店
住所:鳥取県米子市河崎3248-1
営業時間:月~土7:30〜20:00、日祝9:00〜20:00
特徴:車でのアクセスが便利な大型ホームセンターです。自動支払機やセルフ作業スペースが充実しており、ワイヤーの購入後にその場で使い方を確認することもできます。
ナンバホームセンター 鳥取店
住所:鳥取県鳥取市安長211-1
営業時間:8:00〜19:00
特徴:品揃えが豊富なホームセンターです。スタッフが親切で、ワイヤーの選び方や使い方について丁寧な対応が期待できます。
ジュンテンドー 久米店
住所:鳥取県米子市久米町188番地
営業時間:8:00〜19:30
特徴:米子市内にある大型ホームセンターで、ペット用品や園芸用品が充実しています。水回り用品のコーナーも広く、ワイヤーの他にも関連商品を一緒に購入可能です。
これらのホームセンターでは、トイレつまり解消用のワイヤーを含む、様々な日用品や工具を取り扱っています。
ワイヤーを購入する際は、長さや先端の形状、価格などを比較して、自分の用途に最適なものを選ぶことが大切です。使い方が分からない場合は、ホームセンターのスタッフに質問するのも良いでしょう。
ワイヤーは、いざというときにすぐに使えるよう、事前に購入して家に備えておくことをお勧めします。トイレつまりは予期せぬときに起こるものですが、準備しておけば慌てずに対処できるでしょう。
ワイヤーで解消できないトイレつまりは「とっとり水道職人」へ
トイレつまりの多くは、ワイヤーを使って自力で解消できますが、中には専門家の助けが必要な場合もあります。ワイヤーを使っても改善が見られない、または状況が悪化してしまった場合は、無理をせずに専門業者に依頼しましょう。
依頼すべき状況としては、以下のようなケースが考えられます。
- ・ワイヤーを使っても全く改善が見られない場合
- ・つまりの原因が排水管の奥深くにある可能性がある場合
- ・大きな異物(おもちゃなど)が詰まっている疑いがある場合
- ・複数の箇所で同時にトイレつまりが発生している場合
- ・水があふれ出して、床にも被害が及んでいる場合
トイレつまりは、適切な対処と予防によって多くの場合は回避できます。しかし、どうしても自力で解決できない場合は、迷わず「とっとり水道職人」にご相談ください。専門的な技術と迅速な対応で、トイレトラブルを解決します。