水のコラム
【水道のプロが解説】トイレから異音が!?放置すると危険な7つの音
毎日使うトイレから、いつもと違う音が聞こえ始めたことはありませんか?実は、トイレから聞こえる異音は、重大なトラブルの予兆かもしれません。早めに対処することで、故障を未然に防ぎ、修理費用を抑えることができます。水道修理のプロフェッショナルとして数多くの現場で対応してきた経験から、トイレの異音の種類と必要な対処法をご紹介します。
トイレから聞こえる「異音」に要注意!
トイレから聞こえる異音は、単なる音の問題ではありません。配管の劣化や部品の故障など、トイレの健康状態を教えてくれる重要なサインです。異音の種類によって原因は様々ですが、放置すればするほど症状は悪化し、最終的には大規模な修理が必要になることも。異音が聞こえ始めたら、その音の特徴をしっかりと確認し、早めの対処を心がけましょう。
トイレの異音が意味するサイン
トイレから聞こえる異音は、大きく分けて7つのパターンがあります。いずれも水漏れや配管のつまり、部品の劣化など様々なトイレのトラブルを知らせるサインです。トイレを流した時や、普段使用していない時に発生する音にも注意が必要です。
放置するとどんな問題が起きる?
異音を放置した結果起きる問題のひとつが水道料金の急激な上昇です。特に「シュー」という音が続く場合は、タンク内で水が常に流れ続けている状態である可能性が高いため、月々の水道料金が高額になりやすいです。また、配管のつまりを放置すると、最悪の場合は水漏れによる階下への漏水事故につながり、大規模な修理工事が必要になりかねません。部品の劣化が進むと、突然トイレが使えなくなるなど、日常生活に重大な支障をきたす可能性があります。異音が発生したら、すぐに専門家に相談しましょう。
トイレの異音を種類別に解説
トイレから聞こえる異音には、それぞれ特徴的な音と原因があります。異音の種類を知っておくと、トラブルの早期発見につながるでしょう。ここでは、よくある7つの異音とその原因、考えられる対処法について詳しく解説します。
「チョロチョロ」という音
タンクから「チョロチョロ」という小さな水の流れる音が続く場合、ボールタップやフロートバルブの不具合が考えられます。特にタンク内の水位が通常より高くなっている場合は要注意です。水が少しずつオーバーフローしている可能性があり、水道代の無駄にもつながります。
「ゴボゴボ」「コポコポ」という音
便器から「ゴボゴボ」「コポコポ」という泡立つような音が聞こえたら、排水管内に空気が混ざっている証拠です。配管内のつまりが原因のことが多く、トイレットペーパー以外の異物や大量のトイレットペーパーがつまっていることがあります。水の流れが遅くなっている場合は、早めの対処が必要です。
「シュー」という音
水を流した後や使用していない時に「シュー」という音が続く場合は、タンク内の部品劣化が考えられます。特に注意が必要なのは、この音が数分以上続く場合です。タンク内のダイヤフラムが劣化して水が漏れ続けている可能性が高く、放置すると水道料金が高額になりかねません。
「コンコン」「カンカン」という音
「コンコン」「カンカン」という音は、配管の温度変化による膨張収縮が原因です。冷えた配管に温水が流れることで発生する現象で、特に冬場に起こります。配管そのものには大きな問題はありませんが、防音対策を検討する必要があるかもしれません。
「ゴー」「ブーン」という音
タンクから船の汽笛のような「ゴー」「ブーン」という大きな音がする場合、配管内での共鳴現象が起きています。主な原因は止水栓やボールタップの劣化です。以前は音がしなかったのに最近になって発生し始めた場合は、部品交換で改善できる可能性が高いです。
「ゴンッ」「ガンッ」という音
水を流した後に「ゴンッ」「ガンッ」という強い衝撃音がする場合は、ウォーターハンマー現象が起きています。これは配管内の水圧変化による現象で、配管を傷める原因にもなります。放置すると配管の破損につながる可能性があるため、水撃防止器の設置が必要です。
洗浄便座からの異音
洗浄便座からの異音は、主に経年劣化や異物の混入が原因です。洗浄ノズルの動作時に「ガタガタ」という音がしたり、水を出す際に「ビー」という音がする場合は、内部の部品劣化や水垢の付着が考えられます。定期的なメンテナンスで予防できることも多いため、取扱説明書に従って清掃してみてください。
トイレの異音を防ぐ!日常的なケア方法
トイレの異音は、日々の適切なケアで予防できることも少なくありません。定期的な点検と正しい使用方法を心がけることで、トラブルを未然に防ぎ、トイレを長く快適に使用できます。家庭でできる具体的なケア方法をご紹介します。
定期的な点検のポイント
まず、タンクのふたを開けて内部の水位をチェックしましょう。水位が便器上部の水位線より高すぎたり低すぎたりしていないか確認します。続いて、タンク内のチェーンやレバーの動きもスムーズかどうか見てください。さらに、便器とタンクの接合部に水漏れの跡がないかもチェックします。壁や床に水染みや変色がある場合は念入りに確認してください。これらの点検を月1回程度していれば、トラブルを早期に発見できます。
日々の使用で気をつけること
トイレを長持ちさせるために、使用時の注意点があります。まず、トイレットペーパー以外の紙類は絶対に流さないようにしましょう。ティッシュペーパーやおしりふきは、水に溶けるタイプであってもトイレットペーパーと比べると溶けにくいため、つまりの原因になります。また、一度に大量のトイレットペーパーを流すことも避けましょう。便器の掃除には、強い酸性やアルカリ性の洗剤は使わず、中性洗剤を使用します。洗剤が残らないよう、しっかりすすぐことも大切です。
季節による変化と対策
季節の変化によってトイレにも様々な影響が出ます。冬場は配管が冷えて結露しやすくなるため、必要に応じて保温材を巻くと安心です。また、暖かい季節は水垢が付きやすいため、定期的な清掃を行ってください。梅雨時期は湿気で便器まわりにカビが発生しやすいので、換気に気を配りましょう。特に寒暖差が激しい時期は、配管の膨張収縮による音が発生しやすいため、異常がないか注意深く観察することが大切です。
自分でできる簡単なメンテナンス
トイレの異音の中には、専門家に頼まずとも自分で対処できるケースもあります。ここでは、ホームセンターで購入できる修理用品と、作業時の注意点をご紹介します。また、鳥取県内の主要なホームセンターもピックアップしましたので、参考にしてください。
ホームセンターで揃えられる修理用品
トイレの修理に必要な基本的な道具は、ホームセンターで簡単に揃えられます。便器とタンクの接続部分からの水漏れには、パッキンの交換が有効です。パッキンは数百円程度で購入できます。タンク内の止水栓やボールタップの交換も、部品代は500円~1,000円程度です。その他、レバーの修理キットや水漏れ補修テープなども市販されています。工具は、モンキーレンチやペンチ、プラスドライバー、マイナスドライバーがあれば基本的な作業は可能です。
鳥取県でおすすめのホームセンター
スーパーホームセンターいない 倉吉中央店本館
住所:鳥取県倉吉市下田中町947-2
営業時間:7:30〜20:00
生活必需品が充実し、水道関連の修理用品も豊富に取り扱っています。併設の業務スーパーと合わせて利用できる便利な店舗です。
カインズFC鳥取店
住所:鳥取県鳥取市古海字西加路田590
営業時間:9:30〜20:00
DIY用品が充実しており、水回りの修理用品も多く取り扱っています。スタッフの商品知識が豊富で、初心者でも安心です。
コーナン米子河崎店
住所:鳥取県米子市河崎3248-1
営業時間:月〜土7:30〜20:00、日9:00〜20:00
作業スペースや資材カットサービスが充実しています。水道関連の部品も豊富で、セルフレジを利用すると待ち時間が少ないです。
ナンバホームセンター 鳥取店
住所:鳥取県鳥取市安長211-1
営業時間:8:00〜19:00
水道修理用品の品揃えが充実している店舗です。経験豊富なスタッフが丁寧にアドバイスしてくれます。
ホームプラザナフコ 米子東店
住所:鳥取県米子市淀江町佐陀977
営業時間:8:00〜20:00
水回りの修理用品コーナーの品揃えが充実しています。専門的な部品も取り扱っており、プロも利用する店舗です。
トイレの異音がしたら「とっとり水道職人」へ
トイレの異音によって配管内部の問題や複雑な修理が必要と判断した場合は、専門家への相談をお勧めします。「とっとり水道職人」は、鳥取県内の水まわりトラブル全般の対応実績が豊富な専門工事店です。
「とっとり水道職人」の主な特徴は以下の通りです。
- ・24時間365日受付対応:いつでも水回りのトラブルに対応できるよう、年中無休でご相談を受け付けています。
- ・迅速な対応:最短30分から1時間ほどで現地へ訪問し、トラブルを迅速に解決します。
- ・明確な料金体系:作業前に詳細な見積もりを提供し、お客様が納得した上で修理を開始いたします。
- ・多様な支払い方法:現金・クレジットカード・銀行振込み、QRコード決済、コンビニ支払いなど、さまざまな支払い方法を選択できます。
- ・高品質なサービス:専門の技術者が最新の技術で適切な修理を行います。
トイレの異音でお困りの際は、水道修理のプロフェッショナル「とっとり水道職人」にお気軽にご相談ください。鳥取市、米子市、境港市など、県内全域どこにでも伺います。