水のコラム

トイレが水漏れしているときの原因と正しい対処法

2021年08月01日  トイレのトラブル

トイレの水漏れの原因

トイレに入って床が濡れていたら、まず多くの方が「こぼしてしまったかな?」と考えるのではないでしょうか。
まだ小さなお子さんがいるお家や、「小」のときに立ってされる習慣の方などは特にそう思うことでしょう。

ですが、そんな風に簡単に決めつけてしまってはいけません。
その水漏れ、ひょっとしたら何らかの故障によるものかも知れないからです。

放っておいたら水漏れが常態化して、トイレの床にカビが発生し、ひどくなると床材が腐敗して全面張り替え、なんていう恐ろしいことになりかねません。

マンションや集合住宅なら、下の階にまで水漏れが及んでしまっては大変です。
トイレの床が濡れていることに気付いたら、まずはその原因を正しく把握することから始めましょう。

便器本体も濡れている場合

トイレに入って床が濡れていることに気付いたら、次に「便器本体も濡れているかどうか」を調べてみましょう。
便器本体も濡れていて、便器と床の間が一番濡れている、という場合には、考えられる原因はいくつかあります。
便器本体の濡れている箇所は、全体的か限られた箇所の、どちらでしょうか?

全体的に濡れている、というのは、便器の内側と外気温との温度差などよって、便器本体が結露して、そのしずくが集まり落ちたに過ぎないケースです。
この場合は水漏れではありませんので、繰り返すようなら便器と床の間に設置できる吸水シートなどを利用しましょう。

一箇所だけが濡れている、というときは、その箇所を探ってください。
便器の上から水が垂れてきているという場合には、前述したように、故障や不具合などではなく、実際に用を足す際にこぼしてしまっているケースも考えられます。
便座に浅く腰かける方などは、意外に、便座裏をつたってこぼしてしまいがちですので、注意してみてください。

そうした粗相ではなく、温水洗浄便座(ウォシュレット・シャワートイレ)を使用しているご家庭なら、ウォシュレット便座と給水管のつなぎ目が緩んでしまっていたり、ウォシュレット本体のパッキンなどの部品が劣化して、水漏れを起こしていたりすることが考えられます。
ウォシュレット本体の修理や部品の交換、場合によっては本体を交換することで、問題は解決するでしょう。

水漏れが便器の上から以外の場合、便器本体を隈なくチェックしてみてください。
もしも便器のヒビを見つけて、どうやらそこから汚水が漏れだしている、という場合には、便器本体の交換が必要になります。
便器は陶器でできているため、固いものがぶつかったり、誤って熱湯を注いでしまったりした場合などに割れてしまうこともあるのです。

とはいえ、便器は長期的な使用に耐えられるよう、非常に頑丈に作られているものですので、便器本体の破損という可能性は一番低いかと思われます。
まずは他の要因からチェックしてみると良いでしょう。

床から水が漏れている場合

便器と床の間が一番濡れていて、便器本体は濡れていないという場合は、二つの原因が考えられます。

まず一つ目が、便器本体の設置不良により、便器と床の接合部分に隙間が生じてしまい、水を流すたびにその隙間から水漏れが起こってしまっているケースです。
軽微なものなら、ホームセンターなどで市販されているトイレ用コーキング材(パッキン)を隙間に塗り込んで修繕できます。
ただし設置不良がひどい場合には、本体の設置のし直しも検討しましょう。

二つ目は、床下の排水管に何らかの不具合が起こり、床下から水漏れしているケースです。
この場合は自力での対処は難しいため、専門の水道修理業者による対処が必要になります。

トイレの後ろ側の床が濡れている場合

トイレの後ろの方、トイレタンクの下周辺の床が特に濡れているという場合は、トイレタンクからの水漏れを疑いましょう。
トイレタンクの上に手洗い器がついているタイプなら、そこから水跳ねや水漏れをしていないかをまずチェックしてください。

手洗い管の受け口に置くタイプの芳香剤や洗浄剤などにより、水跳ねが起こって床が濡れているといったことも考えられますので、水を流してチェックすると良いでしょう。

次に、トイレタンクと給水管のつなぎ目から水漏れをしていないか調べます。
つなぎ目から水漏れを起こしているときは、ナットを締め直すことで解決する場合もありますが、つなぎ目の中にあるパッキンの消耗によるときには、交換が必要になります。

レバーハンドルから水漏れをしているのなら、レバー内部のパッキンの劣化、レバーとつながっているトイレタンク内のオーバーフロー管が破損している、などが考えられます。

トイレタンク内の不具合を調べる際には、止水栓を閉めてから行うようにしましょう。
トイレタンク内には、フロートバルブやボールタップ、オーバーフロー管などといった部品が設置されています。

止水栓を閉めたら水漏れが止まったという場合にはボールタップかオーバーフロー管に問題が、止水栓を閉めても水が漏れ続ける場合はフロートバルブに問題がある、とおおよそ推測できます。

どの場合も部品の交換や、一部の修理によって解決できるでしょう。
故障箇所を正しく突き止めて、適切な対処をすることが肝心です。

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