水のコラム

寒い地域だけの話じゃない!?水道管の凍結はどうやって予防するの?

2021年10月03日  水道管の凍結

水抜きとは?

「水抜き」とは、寒い地方にお住まいの方にとっては常識ともいえる単語です。
しかし、暖かいところにお住まいの方にとっては、聞いたこともない単語かもしれません。

水抜きというのは、寒い日に水道管の凍結防止のために、水道管に溜まっていた水を抜いておくことです。
これをしないと、夜中に水道管が破裂してしまうことがあるので、忘れずに行わなければなりません。

近年では、大寒波の影響で大雪が降るなど、たとえ温暖な場所でも、今までにない寒さが観測されています。
こうなると、かえって危険なのは温暖な地域です。
寒い地域では元から水道管の凍結の対策がなされているのに対し、暖かいところではそれほど凍結対策がなされていないからです。
今となっては、どこのお住まいの方でも、水道管の凍結を防止する方法を知っておく必要があります。

今回は、水道管の凍結を防止する方法を紹介します。
これで、今まで水道管の凍結とは無縁だった方も安心して冬を越せるでしょう。

水道管が凍結するとどうなるの?

水道管の中に水が残っている状態で外気が冷えると、水道管の中に残っていた水が凍結します。
水は凍結すると体積が増えるので、水道管の中の水も当然膨張し、その結果水道管が破裂してしまうのです。
一般には、夜中の気温がマイナス4℃以下になったら、水道管の凍結の危険があるとされています。

もし、水道管が凍結してしまったら、家の中の水回りはすべて使えません。
朝起きても、朝食の支度もできない、トイレにさえ行けないという悲惨な状況になるのです。

また、水道管が破裂してしまったら、そこから水漏れを引き起こすおそれもあります。
水が漏れたせいで、床や家財道具が傷んでしまい、床下まで水がしみてしまったら、家そのものまで傷んでしまいます。
水道管の凍結と破裂はどうしても防がなければなりません。

水道管の凍結を防ぐ方法

まずは、屋外で剥き出しになっている水道管や蛇口を保温しましょう。
タオルや気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)を巻いて、それをテープで固定することにより、熱を逃さないようにします。

メーターボックスの中も、タオルを詰めてカバーをかけるなどで、保温する必要があります。
市販の配管保温材もあるので、ぜひご活用ください。

寒冷地のお宅には、水抜き栓の設備がある場合が多いです。
氷点下まで冷え込むことが予想されているのであれば、寝る前に必ず水抜きをしましょう。
ここで、水抜きの手順もご紹介します。

まず、家の中の蛇口をすべて閉めてください。
それから、水抜き栓のハンドル(もしくはレバー)をしっかりと閉めます。
そのあとは、家の蛇口をすべて開いてください。

このとき、蛇口に手を当てて、蛇口が軽く空気を吸い込んでいる感触かあるかどうか確かめておきましょう。
最後に、再び家の中の蛇口を閉めます。
以上が、水抜きの流れです。

水抜き栓がない場合は、夜間は蛇口の水をチョロチョロと少しだけ出しっぱなしにしておきましょう。
これだけでも、水道管の凍結を予防できます。
一晩中出しっぱなしにした水も、お洗濯などに使えば無駄がありません。
なお、夜間だけではなく、寒い時期に長期間家を空ける際も、水抜きしておくと安心です。

凍結の心配は水道管だけではありません。
排水トラップやトイレの封水も凍結するおそれがあります。
封水が凍結してしまうと、下水管から悪臭が上ってきて、トイレの便器は割れてしまうこともあります。
厳冬期に帰省などで長く家を空けるときには、不凍液を入れておくと安心です。

水道管が凍結してしまったら

凍結した水道管が見えているようであれば、そこにタオルなどをかけてから、ゆっくりと50℃程度のお湯をかけてください。
このとき、決して熱湯はかけないでください。
急激な温度変化は、水道管の破裂や損傷を招くおそれがあるからです。

水が出ないので、ぬるま湯さえ用意できないという場合は、携帯用カイロをおすすめします。
凍結した部分に温めた携帯用カイロを当てて、氷を溶かしましょう。

また、このときは必ず水道の蛇口を開けた状態にしておいてください。
そうしないと、蛇口や水道管が破損するおそれがあるからです。

水道管が破裂してしまった場合は、水道の元栓を閉めて、すぐに水道業者に連絡してください。
なお、水道管の交換などの工事は、水道局指定工事店に依頼すると安心です。

雪国などのお住まいの方は、水道管の凍結や破裂の予防は日常的に行っていることでしょう。
しかし、温暖な地域にお住まいの方も油断はできません。
実際、普段から対策されていない温暖な地域のほうが、水道管の破裂が多いこともあるのです。
水道管の凍結予防対策を覚えておけば、寒い冬が来ても安心です。

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