水のコラム

トイレから水漏れしてしまった時の水道代や対処法について解説!

2022年12月02日  トイレの水漏れ


トイレから水漏れを発見した時、どう対応したらよいのか困った経験はありませんか?トイレの水漏れは、浸水による被害はもちろん、水道代が上がるなどのさまざまなトラブルが同時に発生してしまいます。

そのため、急な対応ができるように、事前にいくつかの対処法を身につけておくことが大切です。では、具体的にどのような対応を取ればよいのでしょうか?そこで今回は、トイレから水漏れしてしまった時の水道代や対処法について解説します。

トイレの水漏れはなるべく早く対処しよう

トイレで水漏れが発生した時、床や壁への浸水と同時に水道料金も上がってしまいます。そのため、なるべく迅速な対応を心がけましょう。トイレの水漏れ自体気づきにくく、放置しすぎるとすぐ水道代が高くついてしまうため注意が必要です。

しかし、トイレの水漏れは、正しい対応方法を理解していないと素早い対応ができません。そこで、まず初めに止水栓を閉めるようにしましょう。

通常、止水栓は、水の量を調整するための水栓ですが、止水栓を閉めることで水の通り道を遮断してくれます。ただし、止水栓は、使用しているトイレによって設置場所が異なるため、場所がわからない場合は、水道の元栓から閉めてしまいましょう。

水道の元栓は、一戸建てや集合住宅などの住宅構造によって設置されている場所が異なります。トラブルが発生した際に慌てて探すことのないように、事前に設置場所を押さえておきましょう。

水道の元栓を閉める際は、ほかの水道も使用できなくなる点に注意が必要です。もし、同居人数が多い場合は、キッチンやお風呂場などでも水が出なくなってしまうので、水道の元栓を閉めるタイミングには気をつけましょう。

止水栓を閉める対応や水道の元栓を閉める方法は、簡単にできる応急処置にすぎませんが、すぐに修理に取りかかれない時間やタイミングでも大きな効果をもたらすので、閉め方を覚えておきましょう。

トイレの水漏れの原因をチェック

トイレの水漏れには、いくつかの原因が考えられます。トイレの水漏れの多くは、タンクが原因であるケースがほとんどであるため、それぞれの確認ポイントを押さえておきましょう。

トイレのタンクは、日頃トイレ掃除をしていても手の届きにくい場所であり、設置されているパーツも多くスペースも狭いため、お手入れがしにくい場所でもあります。

では、主にどのような場所を確認すればよいのでしょうか?ここでは、トイレの水漏れで多いトイレタンクの確認ポイントについて解説します。

浮き球と鎖を確認する
トイレタンクには、浮き球と鎖が設置されており、フタの役割を果たしています。この浮き球と鎖が正常に機能しないと水が漏れている音が聞こえてくるため、鎖が切れてしまっている可能性が考えられます。

この場合は、まず初めに浮き球と鎖の接着部分をよく確認してみましょう。鎖を接着させる程度で解決できる範囲であれば、自力で接着剤を利用して対応できます。

対して、鎖自体が切れてしまっている場合は、新しいものに交換が必要になります。鎖は、ホームセンターやネットショップでも手軽に手に入りますが、鎖の長さが異なるため、自宅のトイレタンクにマッチした長さの鎖を選びましょう。

長さを確認したい場合は、購入する前に長さを測って確認しておくほか、業者に鎖の交換を依頼して対処してもらうのがおすすめです。業者に交換を依頼できれば、適切な長さの鎖を選んでもらえるだけでなく、設置も同時にしてもらえるため安心です。

オーバーフロー管に水が溜まっているかを確認
オーバーフロー管は、比較的最新の機種に搭載されているパーツであり、先端にフロートバルブと呼ばれるパーツがついています。このオーバーフロー管は、通常の浮き球に代わって便器へ流れ出る水を調節してくれる役割を果たしています。

このように、タンクと便器の水量を調整してくれるオーバーフロー管ですが、プラスチック製やゴム製など、材質がトイレタンクによってさまざまなので自宅のトイレがどちらに該当しているか確認しましょう。

正常に機能が働いているオーバーフロー管の場合、その適切な水位は、オーバーフロー管のトップの位置になります。この水位が低いと、便器に流れる水が少なくなってしまうため、汚物やトイレットペーパーがきれいに流れていかないというトラブルも発生します。

このオーバーフロー管に不具合が発生することで水漏れを発生させる可能性があるため、一度水が一定の水位まで溜まっているかを確認しておきましょう。

浮き球が正常に作動しているかを確認
浮き球をつなぐ鎖を確認すると同時に、浮き球がしっかり作動してその役割を果たしているかも確認しておくことがポイントです。

正常に作動している場合は、一定の水が溜まると浮き球が沈みます。そのため、浮き球の位置と水量を確認し、浮き球が上がっているのに水が適量溜まっていない場合は、水漏れが発生しないように水を適切な位置まで溜めておきましょう。

自力で対処するための方法

トイレにおける水漏れは、自力で対処することもできます。パーツを交換する場合は、サイズや型番などを事前に調べてから買い揃えるようにしましょう。また、作業する際には必ず止水栓を閉めて作業するようにしましょう。

では、主にどのような手順で対処すればよいのでしょうか?ここでは、自力でトイレの水漏れに対処する方法について解説します。

浮き球の鎖を交換する
切れた浮き球の鎖を交換する場合は、まず鎖のどの部分が切れているかを確認しましょう。浮き球が鎖から外れている際には、再度取り付けるだけで解決できます。鎖自体が切れている場合は、新品の鎖を準備しましょう。

鎖を交換するには、切れた古い鎖と浮き球をレバーから取り外すことで交換できます。鎖には長さが数種類あり、長すぎてしまうとほかのパーツに引っかかってしまい危険なため注意しましょう。

浮き球を交換する
浮き球の不具合による水漏れであれば、トイレタンクのフタを取り外して、新しい浮き球に交換することで解消できます。まず、古い浮き球をアームから取り外し、準備した新しい浮き球と取り替えます。

取り付けたあとは、必ず水栓の役割を果たしているかを試し、正常に作動するか確認しておきましょう。

フロートバルブを交換する
トイレタンクと便器の間で排水の調整をするフロートバルブですが、交換するためには、新品のフロートバルブを用意しましょう。また、作業する際には、レバーと古いフロートバルブを取り外しておきましょう。

正しく取り付けされていないと排水し続けてしまうため、更に水漏れが発生してしまう可能性があります。

まとめ

この記事では、トイレから水漏れしてしまった時の水道代や対処法について解説しました。トイレの水は、トイレタンクに入っている水を中心に機能しています。そのため、水漏れの原因が特定しない場合は、トイレタンクや配管を優先的にチェックしましょう。

また、水漏れは時間とともに浸水の被害を拡大させてしまいます。そのため、日頃から自力でできる範囲でのお手入れを心がけ、定期的に業者にメンテナンスを依頼しておくことで大きなトラブルに備えられます。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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