水のコラム

トイレの水位がいつもより低い?水位が低い原因と自分で直す方法を解説

2023年02月28日  トイレのトラブル

トイレの水位が低い状態が続いているときはトイレの排水管にトラブルが発生している可能性が高いです。

そのため、すぐに対処を行う必要がありますが対応方法がわからず悩んでしまう方も少なくないでしょう。しかし、原因と対策の方法をしっかりと理解していれば個人でも問題なく対応できます。

そこでこの記事では、トイレの水位が低い原因とその対策方法について解説していきます。トイレの水位が低いことに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

トイレの水位が低い原因

まずはトイレの水位が低い原因について見ていきましょう。原因をしっかりとおさえておくとその後の対応もスムーズに進みます。

ここではトイレの水位が低い原因として考えられるものを3つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

トイレットペーパーや便が詰まっている
水位が低いときはトイレットペーパーや便が詰まっている可能性が高いです。とくに水位の低さに加えて臭いが発生している場合は、こうしたものが詰まっていると考えて間違いないでしょう。

トイレットペーパーは基本的には水に溶けますが、一度に大量を流してしまうと水に溶けきれず詰まりを発生させてしまいます。

なお、節水グッズなどがタンク内で使われていると水量が減ってしまい、適切な量のトイレットペーパーを流している場合でも詰まりが発生する場合があります。

また、便も流した際の水の量が少なかったり一緒に流したトイレットペーパーの量が多い場合、流し切れずに排水管の中で詰まってしまうケースがあります。

こうしたトラブルは「適切な量のトイレットペーパーを流す」「大レバーを積極的に使う」といった取り組みを行えば未然に防げる場合が多いため、日頃からこうした点を意識しながらトイレを利用しましょう。

異物が詰まっている
異物が詰まっていることが原因で水位が低くなる場合もあります。そして、異物として流されてしまいがちなのがティッシュペーパーです。

ティッシュペーパーはトイレットペーパーの代用品としてよく利用されますが、水溶性ではないためトイレに流してしまうと詰まりの原因となります。

したがって、ティッシュペーパーを代用品として利用したい場合は、水に流せるものなのかを事前に確認しておく必要があるでしょう。

また、誤ってトイレに落としてしまったアクセサリー類が詰まりを引き起こしてしまうケースもあるため、異物を落としてしまったときにはすぐに取り除くようにしましょう。

便器のどこかが故障している
水位が低いときは便器のどこかが故障しているかもしれません。タンク内の部品や便器自体が破損していると封水の水位が低くなってしまうのです。

タンク内の部品が壊れたり劣化したりしている場合には交換を行うだけでトラブルを解決できますが、そうでない場合は大掛かりな対処が必要となる場合があります。

とくに便器自体が破損している場合に、便器の交換を行わなければなりません。また、この場合は水漏れが発生していることも多いです。

実際に水漏れが発生していた場合、浸水といった被害も起きている可能性が高いため、それに対する対応もしなければならなくなってしまいます。

トイレの状態をしっかりとチェックする機会はあまりありませんが、水にさらされていることもあり、トイレ自体は劣化しやすいです。そのため、劣化や破損が発生していないかを日頃からチェックするようにしましょう。

水位が低い問題を自分で直す方法

原因について理解したら、次は水位が低い問題を自分で直す方法について見ていきましょう。原因に合わせた対策を打つことでトラブルをスムーズに解決できるようになります。

ここでは覚えておきたい対策方法を5つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

スッポンを使う
詰まりが発生しているときにはスッポンを使いましょう。便器に押し付けて引っ張り上げるだけで詰まりの原因物を取り出せるため、誰でも手軽に利用できます。

また、スッポンはホームセンターなどで安価で販売されており、簡単に購入できます。詰まりはいつ起こるかわからないため、お持ちでない方はすぐに手にいれましょう。

真空式パイプクリーナーを使う
スッポンで詰まりの原因物を取り除けなかった場合には真空式パイプクリーナーを使ってみましょう。スッポンと使い方は同じですが、吸引力が非常に強いです。

スッポンと同様にホームセンターなどで販売されており簡単に購入できるため、興味のある方はぜひ購入してみてください。

お湯を流す
お湯を流して詰まりの原因物を溶かすという方法も有効です。これはトイレットペーパーや便による詰まりが発生している際に効果を発揮する対策方法になります。

お湯を流すと詰まっているトイレットペーパーがほぐれていくため、詰まりが徐々に緩和されていきます。

なお、お湯を使う際には40~ 50度程度のお湯を使うようにしましょう。沸騰しているお湯を使うと陶器でできている便器が破損してしまうため、この点は注意する必要があります。

重曹と酢を流す
重曹と酢を合わせて流す方法もおすすめです。重曹と酢を混ぜたときに発生する炭酸ガスが汚れや便、トイレットペーパーを溶かしてくれます。

また、先ほど紹介したお湯を流すという方法と組み合わせると、より高い効果を発揮するようになります。

パイプクリーナーを使う
尿石などのしつこい汚れが詰まりを発生させているときは、パイプクリーナーの利用がおすすめです。

薬剤の洗浄力で汚れを溶かすことで詰まりを解消していくため、手間なく簡単に対応ができます。また、パイプクリーナーを使う際には汚れの性質に合わせたものを利用するようにしましょう。

たとえば尿石のようなアルカリ性の汚れを落としたいときには、酸性のパイプクリーナーを使うと汚れが素早く落ちます。

個人での対応が難しいときは?

排水管の詰まりは基本的には個人での対応が可能ですが、場合によっては個人での対応が難しいケースもあります。

こうした場合には無理をせずに業者に依頼をかける必要があるでしょう。そこで、このトピックでは業者の費用相場や依頼の際にやるべきことについて紹介していきます。

業者を使ったときの費用相場
業者を使った時の費用相場は依頼内容によってさまざまです。たとえば、業者に詰まりを解消してもうときの費用相場は数千円から数万円になります。したがって、詰まりの場合は比較的安価で業者を利用できるでしょう。

しかし、トイレの交換を行う場合には数万円から数十万円の費用がかかるケースもあるため、相場が高くなりがちです。

業者に依頼するときにやるべきこと
業者に依頼する際には必ず複数社から見積もりを取るようにしましょう。同じ依頼内容であっても業者によって費用が異なることは珍しくありません。

複数社から見積もりを取って自分にとってベストな選択をすることが業者選びにおいては非常に大切であるため、この点は留意しておきましょう。

まとめ

トイレの水位が低いというトラブルはつい見逃してしまいがちですが、放置してしまうとその後に大きな問題へと発展する可能性もあります。そのため、水位に違和感を覚えたら放置せずにすぐに対応しましょう。

また、個人での対応が難しいと感じたときにはすぐに業者に依頼しましょう。無理に個人で対応しようとすると状況をかえって悪化させかねません。

なお、業者に依頼する際には複数社から見積もりを取ることを忘れずに行いましょう。複数社に見積もりを確認すると、ベストな業者が見つかるはずです。

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