水のコラム
シャワーホースを交換する費用の相場はどのくらい?
シャワーホースの交換費用ってどのくらい費用がかかるの?と疑問に思ってはいないでしょうか。
シャワーホースの交換は業者に頼んだり自分で交換できたりするので、状況によって費用は変わります。そこで今回はシャワーホースの交換費用の相場をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
まずは自分で交換できるかで判断する
シャワーホースは使い続けると劣化し水漏れを起こします。水漏れを起こした際は交換作業が必要になります。
交換できるシャワーホースとそうでないものの見極めから始めましょう。シャワーホースの繋ぎ目の固定方法に着目します。
ホースの繋ぎ目がナットという金属のネジで固定されていれば自分での交換できません。業者の知識や技術が必要になります。
ワンタッチジョイント方式であれば自分で交換可能です。これはソケットにチューブを差し込むだけで固定ができる接続部品のことで簡易的に交換できます。自分で交換できるタイプか確認しましょう。
部品の確認
シャワーホースは交換前と同じタイプでないと作業ができません。水栓にあるシールに品番の記載があります。シールがなければ、洗面台下にあるキャビネットからメーカーを確認すると品番がわかります。
道具の確認
交換に必要な道具の確認をしましょう。ドライバー、ウォーターポンププライヤー、交換するシャワーホース、タオル、ビニールシートです。
作業を始める際に止水栓を止める必要があります。止水栓はハンドルタイプとドライバーが必要になるマイナス溝タイプがあります。ハンドルタイプの止水栓であればドライバーは必要ありません。事前に止水栓のタイプを確認しましょう。
また、作業中溜まった水が溢れ出てくる可能性があるのですぐに対応できるよう、タオルやレジャーシートを準備しておくことをおすすめします。
電子機器が組み込まれているか確認
最近では手を感知して水が出てくるタイプもあります。それは電子機器が組み込まれているので自分での交換が難しいです。
素人が交換作業をすると故障する可能性があります。センサーが組み込まれていれば、作業が複雑なので業者へ任せる方が安心です。
洗面台のシャワーホースの交換にかかる費用
シャワーホース自体の価格は機能によって変わりますが、およそ5,000~10,000円以内で購入できます。
業者へ依頼する場合、シャワーホースの材料費に加えて作業代が10,000円ほどかかります。自分で交換する場合は、業者分の価格が浮くので節約できますが複雑なタイプは無理して交換しないようにしてください。
業者の選び方
業者選びのポイントをお伝えします。
料金は適切か
料金を業者ごとに比較するのであれば1社で決め切るのではなく、相見積もりを取りましょう。相見積もりをすることで料金の明確化ができ、安くしてもらえることもあるかもしれません。見積もりが無料で、急なる交換が必要でないのであれば相見積もりを取りましょう。
実績・評判を確認する
実績や評判は口コミで確認しましょう。ホームページに実績が記載されています。口コミは実際にサービスを活用した人の生の声が聞けるのでおすすめです。
口コミや評判が悪い内容が多ければ、それなりの理由があるので避けておく方が良いです。見積もりをお願いする前に実績や口コミを確認しましょう。
シャワーホースの選び方
シャワーホースの選ぶ際のポイントは2点あります。
相談窓口で電話してみる
1つ目の方法として「相談窓口で電話をしてみる」ことが挙げられます。どのシャワーホースが合うのかわからない場合は、シャワーホースのメーカーや相談窓口に問い合わせてみましょう。
相談窓口に電話するとシャワーホースの選び方やどんな形の水栓が合うのかなど、的確なアドバイスを受けることができます。また、メーカーによっては直接購入できる場合もあります。
相談窓口に電話する前に、必ずシャワーホースの品番を控えておきましょう。品番はシャワーホースの説明書やパッケージから確認することが可能です。
シャワーホースをお店に持っていく
もう1つの方法は「シャワーホースをお店に持っていく」ことです。特にホームセンターでは種類も多く揃っており、知識も豊富なスタッフが常駐しています。
取り外したシャワーホースをお店に持っていき、今まで使っていたシャワーホースの水栓に合うものが欲しいと店員に伝えましょう。現物を見せることでお店側も判断が容易になり、的確な商品を選ぶことができます。
シャワーホースの交換手順
シャワーホースの交換手順は以下の通りです。
1.止水栓を閉める
シャワーホースを交換する際、まず止水栓を閉めましょう。止水栓を閉めなくてもシャワーホースを交換することが可能ですが、時に噴水が起こる場合があります。
作業前には止水栓を閉めておくことで、噴水を気にせず安心して作業することが可能です。
止水栓はマイナスドライバーを使って締めることができます。水アカなどで固まっている場合は、モンキーレンチを使いましょう。
2.水受けタンクを外す
止水栓を閉めたあとは、水受けタンクを外します。水受けタンクは、シャワーホースをつたった水を受け止めるものです。中に水が入っている場合はできるだけ抜いておきましょう。
水受けタンクを外す際、シャワーホース内や水受けタンクから抜ききれなかった水がこぼれてしまう場合があります。床が濡れてしまうのを防ぐために、水を受けるバケツや洗面器など用意しておくと安心です。
3.シャワーホースを本体から外す
水受けタンクを外したら、シャワーホースを本体から取り外していきます。接続部分の金具を片手で固定し、反対の手でシャワーヘッドを半時計回りに回すと簡単に取り外すことが可能です。
表面に固まった水アカや汚れが付着していると、固くて外れないことがあります。その場合は、ゴム手袋を付けて回したり接続部分を掃除したりするとよいでしょう。
水受けタンクの取り外し同様、水がこぼれてしまう場合があります。バケツや洗面器で受けられるよう事前に準備をしておくことがおすすめです。
4.ワンタッチジョイントを外す
次に、ワンタッチジョイントをシャワーホースから外します。ワンタッチジョイントは、手で時計回りに回しながら外します。
・固くて外れない場合
・ホースにアダプターがついている場合
上記の場合には、プライヤーを使うのがおすすめです。プライヤーで金属部分を掴むと、ワンタッチジョイントを外すことができます。シャワーホースや水受けタンクの取り外しと同じく、こぼれた水を受け止められるようバケツや洗面器を準備してください。
5.シャワーホース・ヘッドを抜く
次に、シャワーホースをシャワーヘッドごと引き抜きます。シャワーホースを引き抜く際、シャワーベースの形次第では引っかかりを感じることがあります。
引っかかりを感じた場合は一気に抜かず、少しずつ抜き差しを行いながら抜き出していきましょう。
シャワーベースの形は水栓の取扱説明書に記載されていることが多いため、先に目を通しておくと安心です。シャワーホースが抜けたら、シャワーヘッドをシャワーホースから取り外します。
6.新しいシャワーホースを取り付けて止水栓を開ける
全て取り外すことができたら、新しいシャワーホースを取り付けます。取り外した時と逆の手順で取り付けていくため、取り外す際はどの順番で作業を行なったか覚えておくことが重要です。
無事に新しいシャワーホースの取り付けができたら、止水栓を開きます。これでシャワーホースの交換は完了です。
まとめ
ここまで、シャワーホースの選び方や交換方法について詳しく解説いたしました。シャワーホースの一般的な寿命は5年ほどといわれています。しかし使用する頻度や環境により、劣化が早くなる場合もあるでしょう。
シャワーホースを自分で交換することで、専門の業者に依頼するより費用を格段に抑えることが可能です。専門の業者に依頼する場合と自分で交換する場合の費用や手間を考慮し、ご自分に合った方法を検討しましょう。