水のコラム

水道管などの凍結トラブルは寒冷地域限定のもの?

2021年01月23日  水道管のトラブル

水道管などの凍結トラブルは寒冷地域限定のものと考えがちですが、実際はどうなのでしょうか。
冬の間、気温が低くなったことによって水道管などの凍結が起こってしまいますが、条件がそろえば寒冷地域以外でも起こることがあります。

凍結によって起こるトラブルや対処方法について探ってみることにしましょう。

凍結によって起こるトラブル

水道管の凍結と聞いて、水道管が破裂して水があふれている光景を思い浮かべる人は多いかもしれません。
水道管が破裂してしまうと水道管の修理交換が必要になるため、水道料金や修理交換費用など金銭面の負担は大きくなります。

また、水道管が破裂しなくても、水道管の中にある水が凍ってしまって蛇口をひねっても水が出ないこともあります。蛇口から水が出てこなくなってしまうと、普段の生活の様々な面で支障が起きてしまいます。

家の中の水回りとして、キッチン、バスルーム、トイレや洗面所がありますが、すべての箇所で水が使えなくなってしまうと大変です。非常時に備えて、普段から水を備蓄している家は多いので飲料水には困らないかもしれません。

それでも凍結してしまえば、生活用水が使えなくなってしまうため、食器や調理器具を洗ったり、お風呂に入ったり、トイレを使ったり普段どおりの生活を送ることは難しくなってしまうでしょう。また、凍結によって水道管の一部が破損してしまい、水漏れを起こすこともあります。

凍結が起こってしまうケース

それでは、どのような場合に寒冷地域でなくても、凍結が起こってしまうのでしょうか?
外気に触れている水道管が、外気温がマイナス4度以下になると凍結が起こると言われています。しかし実際には、凍結が起こるのはマイナス4度以下の場合だけとは限りません。日陰で日当たりが良く無い場所に水道管が設置されても、凍結が起こってしまうことがあります。

また、数日不在にしている間に寒い日が続き、水道を使わない状態が続いてしまったときにも凍結が発生してしまうこともあります。
この他、風が強い日が続いたり、雪の日が何日も続けば、凍結を起こします。水道管の凍結が起こってしまう条件について見て来ましたが、寒冷地域だけに限ったことでないことがお分かり頂けたのではないでしょうか。

因みに水道管以外にも寒冷地で凍結が起こる場所としては、トイレの封水、タンク、ウォシュレットがあります。屋内ではありますが、トイレは他の部屋に比べて室温が低いことが多いため外気にさらされていなくても起こってしまうケースもあります。

凍結防止は寒冷地域以外でも必要

それでは、凍結を防止するにはどうすれば良いのか、見ておきましょう。

凍結は水道管の中にある水が凍ってしまうことで起こりますので、完全に防止したいのであれば、水道管の中の水を抜いておくと良いでしょう。
水道管(配水管)には水量を調整するために止水栓や水抜きがありますが、この止水栓を閉めることで水を止めることが出来ます。止水栓を閉めた後、蛇口をひねって水を出せば配水管の中に残っている水が出てきますので、水が出なくなるまで出せば水抜きは完了です。

水抜きには電動タイプと手動タイプがありますが、アパートなどでは手動タイプのハンドル式のものが設置されているケースが多いようです。水道管の凍結は、水道管内部で水の流れが止まっている深夜や早朝に起こってしまいますので、常に水の流れを作りだしておくために、蛇口からポタポタと水滴が落ちるようにしておくことも凍結防止への対処となります。

また、ガス給湯器の給水管は、使ってすぐの状態だとお湯が溜まっていますが、時間の経過とともに給水管の中のお湯は冷却されていきます。そのため、ガス給湯器の給水管が外気にさらされる場所に取り付けられている場合は、凍結防止対策を水道管と同様に考えておくことをおすすめします。
水道管に巻きつけて使う保温テープや、水道管を温めることができるヒーターなど便利なグッズが市販されています。

しかし、こうした市販品が用意できない場合には、身の回りにあるものを利用して凍結を防ぐことも可能です。
例えば、発砲スチロールで水道管をくるむことで外気温の変化を受けにくくなりますのでおすすめです。気温がマイナス4度以下になることが少ない地域でも他の要因が重なれば水道管の凍結が起こってしまうことはあります。前もって凍結防止策を施しておくことができれば、水が使えない不便な状況に陥ることを回避できるでしょう。

尚、水道管の凍結が起こる条件や防止策などについてご紹介してきましたが、凍結が起こったときにやってはいけない対処方法として水道管に熱湯をかけるという方法があります。水道管に急激な温度変化を加えてしまうと、水道管が壊れてしまうリスクがあるためです。

水道管の凍結を少しでも早く解決したいときや水道管が破裂してしまった場合は専門業者に対応を依頼することをおすすめします。
とっとり水道職人は鳥取市、米子市、倉吉市などの鳥取県全ての地域で水のトラブルを解決するためのサービスを提供しています。水道管の凍結でお困りのときには、是非、とっとり水道職人にご相談下さい。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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