水のコラム

トイレが詰まる前兆症状とその対処法

2021年06月05日  トイレのつまり

トイレが詰まりを起こす主な原因は、水に溶けない固形物の落下による詰まりと、水に溶けるものでも一度に大量に流してしまうことで起きます。特に小さいお子さんがいらっしゃる家庭では、小さなものをトイレに置いているとか、お子さんがおもちゃをトイレへ持ち込んでしまうことで、事故が起きてしまいます。

また、大人でも身に付けている小物が偶然トイレの中に落ちてしまい、それを気付かずに流してしまうこともあり、それが詰まりを引き起こすのです。これらを防ぐためには、日頃からの注意が必要です。しかし、どんなに気を付けていても、事故は起きてしまいますので、起きてしまったときのために、対処法を知っておきましょう。

トイレ詰まりの前兆となる症状

・水の流れが悪くなってきた
水の流れが悪いと、トイレの排水がスムーズではなくなり、トイレの排水管に物が詰まりやすくなります。ですので、トイレの詰まりを予防するためにも水が十分に流れていることが大切です。水の流れが悪くなる原因として考えられるのは、トイレタンクに引っかかりがあるなどです。それが原因で、排泄物が流しきれないこともあるので、水の流れが悪い場合はトイレタンクの内部を確認してみましょう。

・水を流すとトイレ内の水位が上がる
トイレ使用後に水を流したとき、一旦水位が上がってから、ゆっくりと水が引いていくように流れる場合は、排水トラップ内部で詰まりが起きている可能性があります。普段から水の流れ方も注意して見ておいた方が良いでしょう。水が流れる程度の小さな詰まりが、あるとき急に大きく詰まって溢れ出すこともありますので、普段からの注意が必要です。

・異臭がする
トイレは下水の臭いが上がってこないよう、便器の中に水をためておくための排水トラップがあります。しかし、詰まってしまうと、この排水トラップに水がたまりにくくなり、下水の臭いがトイレ中に漂ってしまうことがあります。便器の底に水が溜まらない、または少ないというときはトイレの詰まりを疑いましょう。

・水の流れる音がいつもと違う
トイレの水を流すときに、ゴボゴボといつもと違う音が混じっていたら、トイレの詰まりが起きている可能性があります。この音は、排水管内部に何かが引っかかって、水が流れるときに空気を含むような状態になっている場合に起きます。違和感のある音などに注意して、早めに対処できるようにしていきましょう。

トイレが詰まってしまう原因

トイレはさまざまな要因で詰まることがあります。水に溶けない固形物を誤って流してしまった場合にも起きますし、大量のトイレットペーパーを一度に流してしまうことでも起きるのです。また、残飯や吐しゃ物などの半固形のものを流すことでも詰まりやすくなります。そして、流せるとされている猫砂なども、詰まりの原因となりやすいので気を付けましょう。

その他、トイレットペーパーが切れて、ティッシュペーパーを代用したときにもトイレは詰まりやすくなります。ティッシュペーパーは水に溶けない紙ですので、塊となってしまった場合には、トイレの排水管に詰まっています場合があるのです。

トイレが詰まってしまったら試したい3選

・お湯で溶かす
トイレ詰まりが水溶性のものだった場合、お湯で溶かすことで詰まりが解消する場合があります。ただ水を流すよりも、お湯の方がさまざまなものが溶けやすいためです。注意点は、沸騰したお湯が直接便器に触れると、便器が割れてしまう可能性があるため、40~60℃のお湯を流すようにしましょう。お湯を沸かすだけなので、手軽で費用のかからない方法です。

・重曹と酢を混ぜて泡で絡め取る
重曹と酢を混ぜると、二酸化炭素の泡が発生します。この泡で詰まりを絡め取って流すという方法です。まず先にカップ1/4の重曹を入れ、その後カップ1/2の酢を流します。60分ほど放置してから水で流してください。重曹も酢も100円均一ショップやスーパーで手に入るものなので、手軽に行える方法です。

・ラバーカップ・真空式パイプクリーナーで吸い上げる
ラバーカップや真空式パイプクリーナーは、排水管に詰まったものを吸い上げるという道具です。排水口に押し当て、圧力で真空状態を作り吸い上げていきますので、頑固な詰まりにも有効に働いてくれます。ホームセンターやインターネットで手に入れられ、いざというときのために用意しておくと良いでしょう。いくつか種類がありますので、トイレにフィットする形のものを選びましょう。

薬品を使った詰まり解消法

薬品を使った詰まり解消法で有効なのが、業務用パイプクリーナーでしょう。業務用パイプクリーナーは、アルカリ性で紙や便以外の吐しゃ物、髪の毛などの有機物も溶かすほどの効果が期待できます。トイレだけではなく、浴室や洗濯機といったさまざまな水回りに使用できるのも特徴です。

使い方は、まず便器内の水に規定量の薬品を注ぎ、40~50℃のお湯を加えます。お湯を注いだ後は、一定時間を置いてから水で流します。一度で改善されない場合は、繰り返し行ってみるのも一つの方法です。

業務用パイプクリーナーはプロが使用するものですので、威力が強く効果が高いのですが、取り扱いに注意が必要になるものもあります。薬品によっては使用時に発熱するタイプもありますので、用法を守って使用しましょう。

修理・交換はプロにお任せ

これまでご紹介した方法で詰まりが解消されない場合は、修理や交換が必要です。ですが、その修理や交換のためには、床板をはがし、床下に潜るなどの作業が必要で簡単ではありません。プロに相談して、適切な対処を仰ぎましょう。

とっとり水道職人は、鳥取市や米子市をはじめ、倉吉市や境港市、岩美町など鳥取県エリアで水まわりのトラブルに対応しています。トイレの詰まりをはじめ水まわりのトラブルでお悩みの際には、ぜひとっとり水道職人へご相談ください。

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