水のコラム

キッチンの排水溝が詰まったら?予防と対処法

2021年06月05日  キッチンのメンテナンス

キッチンは毎日使うところです。

そのキッチンの排水がスムーズでないと、気持ちよく調理も洗い物できません。ところが、キッチンの排水溝は、さまざまなものが流れていくため詰まりやすい箇所でもあります。水の流れが悪い、水が逆流してくるなどは排水口の詰まりの予兆です。これを放置しておくと、排水口が詰まり、キッチンが使えなくなってしまいますので、普段からのケアが必要です。

キッチンの排水口が詰まる原因とは?

キッチンの排水溝の詰まりは、主に食材のカスや食洗時の油分や洗剤などが蓄積されて起こります。特に油分は粘りが強く、食器についた油汚れ、マヨネーズ、ドレッシングなどは、詰まりの大きな原因となりやすいものです。それが排水パイプの内部に付着してカビやヌメリとなり、さらにそこに食材のカスなどが溜まっていくと、詰まりを起こしていきます。

これらの蓄積した汚れが固まってしまい、最終的には パイプ内を埋め尽くし、水が流れにくくなる原因となるのです。もちろん、天ぷらなどの揚げ物をしたときに、その廃油を流すのは厳禁です。

キッチンの排水口の詰まり予防

キッチンの排水口が詰まらないために、普段から気を付けたほうが良いこととして、食洗時に、食器に付いた食べカスを流さずに拭き取ってから洗うと良いでしょう。さらに、脂分が多く付着している場合なども、拭き取ってから洗うというのが効果的です。肉や魚の煮汁も、脂分を多く含んでいるため、排水口の汚れの蓄積を起こします。

また、排水口ネットなどを使って、細かい汚れを排水口に流さないというのも有効です。そして、排水トラップを小まめに洗い、排水管の洗浄を小まめに行っておくと、キッチンの排水口の詰まり予防になります。

キッチンの排水口が詰まってしまったら?

手軽な方法として、まずは排水溝に重曹を振りかけ、少量の酢を流し込むと泡が発生し、詰まりの元となる汚れを落としてくれます。その後15分ほど放置し、水で流せば終了です。

また、詰まりの元となる汚れを落とすための専用クリーナーを使うのもおすすめです。パイプクリーナーやピーピースルーといった名称で販売されており、排水口や排水管の内部に付着した汚れを溶かし出す効果があります。それぞれのクリーナーの用法を守って使用し、最後に水を流します。このとき、しっかり流しておかないと排水口を傷めたり、残った洗剤成分が他の洗剤と混ざって危険な化学反応を起こす可能性もありますので、しっかりと水で流しましょう。

それらを使ってもスムーズに流れないときは、ラバーカップを使って圧力をかけて詰まりを吸い出す方法が有効です。ただし、あまり強くかけると かえって排水管を傷つけ水漏れを引き起こし、余計に修理が必要になる恐れがありますので、ゆっくりと圧をかけるようにしましょう。

ラバーカップの代わりに、空のペットボトルを排水口にピッタリと差し込み、その周りに水を溜めてペットボトルを何度かペコペコ押しつぶすという方法もあります。この場合、詰まりが解消されると水が自然に流れていきますので試してみるのも良いでしょう。

スプーンやフォークなどの固形物を落としてしまった場合

キッチンの排水口にはキッチンバスケットが設置されているのが基本なので、大きな固形物を落とすリスクは、通常はないはずです。しかし、排水口の掃除中などに誤って、スプーンやフォークを排水口に落としてしまった場合、放置しておくとそこに汚れが溜まって詰まったり、排水管を傷つけたりしてしまいます。

これを取り除くためには、排水パイプを外して取り出した方が良いでしょう。排水トラップ回りの排水パイプは、接続部分のナット類を回せば簡単に取り外せます。サイズの合わない工具を使うと、ナットやパイプを傷つけてしまうため、各ナットのサイズに合ったレンチ等を使用してください。

このとき、排水パイプを外すのが面倒だからとラバーカップを使ってしまうと、余計に排水管の奥へと落とし込んでしまう可能性があります。そうなると、流れ道を塞いで、腐食して排水管にダメージを与える原因になるので、フォークやスプーンなど水に溶けにくい固形物にラバーカップは使わないようにしましょう。

修理、交換は自分でもできる

排水口の詰まりを解消するために部品の修理や交換と言っても、その詰まっている箇所によって用意する部品が異なります。そこで、詰まっている箇所を特定しましょう。

排水トラップを取ると水が流れる場合は、排水トラップ前で詰まりが起こっています。また、排水トラップを取っても水が流れない場合は、排水パイプ内で詰まりが発生しているでしょう。そして、排水パイプのつまり解消方法を試しても直らない場合は、排水管や排水升で詰まっていることが予想されます。

これらを試して、詰まりの箇所が分かったら、そこに必要な部品と工具を用意し、部品に付属している取り付け方法を参考に取り換えてみましょう。部品を用意する際、気を付けなければならないのは口径です。管の太さとなる口径ですが、これが合わないとしっかりと取り付けられません。

自分では手に負えないと思ったらプロに相談

キッチンの排水口の詰まりに自分で対処している中で、排水口を傷つけてしまう可能性もあり、そこから水漏れが起こることもあります。そのため、不安な状態であれば、プロに相談した方が良いでしょう。

とっとり水道職人は鳥取市、米子市、境港市、倉吉市、琴浦町、岩美町など鳥取県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。キッチンの排水口をはじめ、水回りのトラブルでお困りの際には、とっとり水道職人にお気軽にご相談ください。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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