水のコラム

お風呂詰まりを業者に頼むと修理費用は最大5万円も?費用相場と複数原因

2023年03月07日  浴室のトラブル

浴槽の栓を抜いた状態でも、なかなか水が流れないという現象に直面したら詰まりの可能性が高いです。詰まりのレベルによっては、専門家でないと解消がむずかしいこともあるでしょう。

そこで本記事では、風呂の詰まり工事を業者に頼んだ場合の修理費用と詰まりの複数原因について解説します。

お風呂の詰まりで頻発する原因は何?

しばしば思い浮かぶ原因に毛髪の詰まりがあります。ただ、詰まる原因はそれだけではありません。お風呂詰まりの原因はさまざまです。以下、お風呂詰まりが起こる原因を説明します。

頻繁にある原因と症状
お風呂詰まりで頻繁にある原因は、固形物やゴミ汚れの集まりです。毛髪や皮脂汚れ、アカが排水管内で積もって固体化することで、詰まりが発生します。

くわえて、ヘア留めピンや髭剃りの刃のような固体物を間違って落としてしまう場合もあるでしょう。それらを除去せずにそのまましておくと、お風呂詰まりが起こってしまいます。

在来工法のお風呂ならではの原因と現象
在来工法のお風呂場は、風呂と洗い場で、排水口が分かれています。よって、風呂の水が流れない場合は、風呂の排水口か排水管で詰まりが発生していることになるのです。

また洗い場で詰まりが発生している場合は、洗い場の排水口か排水管で詰まりが生じています。

排水口の奥深くが原因の可能性も
排水口の奥深くにある排水トラップ内に、固体物が詰まっている場合もあります。排水トラップとは、排水管の臭気が逆流しないようにする機能を持つパーツです。

ただし固体物を排水管内に流してしまうと、この排水トラップでつっかかり、詰まりを起こしてしまう場合があります。

在来工法のお風呂の種類には、排水トラップが奥深く排水管の出口に設置されているものがあります。したがって、在来工法のお風呂場を使用していて、排水口周辺の清掃をしても解決しないときは、奥深くの排水トラップに問題があるかもしれません。

お風呂の詰まり解消を業者に頼むといくらになる?

お風呂の詰まりを専門の業者に依頼すると、費用としてかかるのが、作業費用+基本料金+出張費用です。以下、お風呂詰まりを専門の業者に依頼した場合の費用相場や料金が高くなる原因、作業内容を解説します。

費用相場の目安
お風呂詰まりを専門の業者に依頼した場合にかかる費用は4,000円〜5万円程度が相場です。詰まり状況によって費用は大幅に異なってくるので、正確な費用を把握したいときは、専門業者に見積りの依頼をしてみましょう。

料金が高くなる原因
お風呂詰まりの修理費用が高くなる原因は2つあります。それは、修理方法と環境です。お風呂詰まりを解消するには、高圧洗浄機器やトーラー、ドレンクリーナーといった専用機器を使う必要があります。

高圧洗浄機器は、排水管内にある詰まりを一挙に押し流して清潔にすることが可能です。現場の排水管の長さや立地条件によって使用する機材を使いわけるので、トーラーやドレンクリーナーよりも高額になる場合がほとんどです。

トーラーやドレンクリーナーはワイヤーの先端部分に金具がつく道具を使って、詰まりを削り落としたり、除去したりします。高圧洗浄機器よりも若干お手頃価格ですが、詰まりが起きている場所までの距離が長いと追加料金が発生し、高額になります。

実際の作業の大きな流れは、はじめにどこで詰まりが起きているか確かめます。次に、詰まり原因である固体物を道具で取り出す作業をします。その後、排水管内にポンプで水を流し込んで洗浄します。

洗浄することで、こびりついた汚れを落とせます。終わりに洗浄剤を注いでポンプでは洗い切れなかった汚れを落とします。

ただし、依頼する業者や作業の条件によって、作業の内容は違ってきます。具体的に知りたい人は、直接専門業者に問い合わせましょう。

自分でもできるお風呂詰まり汚れが原因の解決法

お風呂の詰まりは、なるべく自分で解消したいものですよね。軽い詰まりであれば、自分でも解決できます。ここからは、汚れが原因の詰まりの解決方法や予防法を解説します。

詰まり対処に有効な道具
4種類の道具で解消できます。ワイヤーハンガー、ワイヤーブラシ、ラバーカップ、真空パイプクリーナーです。

洋服を吊るすためのワイヤーハンガーはすぐに準備できますね。ワイヤーハンガーは、ストレートに伸ばして詰まりを直接削り落とします。ワイヤーブラシは、ワイヤーの先端にブラシがつく道具です。

排水管清掃に高い効果があり、ワイヤーハンガーと同じく詰まりを直接的に削っていきます。

ラバーカップはトイレ詰まり解消でしばしば使われますが、お風呂詰まりにおいても利便性のある道具です。真空パイプクリーナーはポンプの力によって汚れを吸いあげるので、ラバーカップよりも高い効力を発揮します。

詰まり対処や予防に有効な洗剤
毛髪が原因で発生したお風呂詰まりには、排水管洗浄剤が有効です。塩素系の排水管洗浄剤は、毛髪を溶かす効力を持っています。皮脂汚れやアカが原因で詰まりが発生している場合は「重曹」ボディソープや石鹸カスが原因の場合、酢に含まれている「クエン酸」が有効です。

また、詰まり予防対策として排水口にゴミ受けを設置することが効果的です。排水口にネット状のゴミ受けをかぶせることで、毛髪や毛に絡んだ汚れを排水口で止められます。100円ショップでも購入可能です。

詰まったときの対処法
ここでは、詰まりが発生した場合の対処の手順をみていきます。排水口が「ドラムトラップタイプ」か「ワントラップタイプ」かにより、対処方法が異なります。

ドラムトラップタイプの場合
ドラムトラップタイプの場合は、まず目皿蓋を取り外しましょう。次に、円筒状の排水パイプを取り外します。その後、詰まっている固体物を道具や洗剤を用いて除去してください。

固体物が取れたらシャワーやバケツなどに貯めた水で流しましょう。最後に、風呂に水をため栓を抜き異常がないか確かめてください。

ワントラップタイプの場合
ワントラップタイプは、まず目皿蓋を取り外しましょう。次に、排水管を覆うカップを逆にした状態の筒を取り外します。筒を取り外すと、ドーナッツ型になっている排水管がみえるので、溝付近にたまった固体物を取れば終了です。

これらの対処は詰まりが発生してからの対処になります。この作業をこまめにすることで詰まりを予防できます。

自分でもできるお風呂詰まりで固体物が原因の解決法

固体物が原因でお風呂詰まりが生じている場合、固体物を取ることで解決できます。以下、固体物が原因でお風呂詰まりが起こったときの解消方法をくわしく説明します。

流さないようにしたい固体物
固体物が流れると、重度の詰まりになる場合があります。とりわけ流さないようにしたい固体物は、シャンプー容器のキャップや髭剃りの刃、ヘア用ゴムやヘア留めピン、詰め替え用パッケージの切り口のゴミくずなどです。

詰まったものを取り出す方法
詰まったものは、ラバーカップや真空式パイプクリーナーを用いて詰まりを取り出せます。ラバーカップの使用方法は単純で、排水口にゴム製のカップをかぶせて、ゆっくり押し付けて勢いよく引きましょう。

真空式パイプクリーナーは、持ち手部分につくレバーの押し引きの動作を繰り返すことによって圧力を加え、ラバーカップより強力に詰まりを引っ張りあげられます。

ラバーカップで取り出せないものは、真空式パイプクリーナーを使用するとよいでしょう。

まとめ

今回は、お風呂詰まりを業者に頼んだ場合の修理費用の相場と原因について解説してきました。

業者に依頼するレベルの詰まりになった場合、記事内でもお伝えしたように最大で5万円支払うケースもあります。

できるだけ予防しておくことが1番の詰まり対策になるでしょう。本記事内で紹介した排水管洗浄剤やネット状のゴミ受けなどを活用してみてください。

関連記事

とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315