水のコラム

シンク下がにおうのは防臭キャップが原因かも?気になるにおいの解消法を紹介

2023年03月15日  キッチンのトラブル

毎日使用するキッチンのシンク下から悪臭がただよってくると、とてもストレスに感じるでしょう。

頑固な悪臭に悩まされることもありますが、その悪臭の原因は排水口の汚れではなくパイプの隙間からただようにおいかもしれません。

パイプの隙間は、通常は防臭キャップで塞がれていますが、異常があると隙間から下水のにおいが上がってくることがあります。そこで今回は、防臭キャップの役割や交換時期などを詳しくご紹介します。

防臭キャップとは

防臭キャップとはどのような部品なのかを紹介します。

防臭キャップの役割
キッチンのシンクの下に繋がる排水ホースは、シンクで発生した水を下水管に流すために排水管のパイプとつながっています。

排水管は下水が流れているので、隙間があると室内に下水のにおいが入ってしまう可能性が高いでしょう。

防臭キャップを使えば隙間を埋められるので、悪臭の侵入をシャットアウトしてくれるのです。

防臭キャップは消耗品です
防臭キャップは経年劣化で効果が薄れていき、悪臭を防げなくなってきます。定期的に交換が必要な消耗品ですので、効果が薄くなってきたら買い替えを検討しましょう。

樹脂でできたタイプと金属でできたタイプがあり、樹脂タイプは交換が簡単ですが金属タイプは素人が交換するのは難しい場合があります。

金属タイプの防臭キャップの交換をする場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

シンク下がにおうときの確認場所

シンク下がにおう場合は、防臭キャップやその他の場所を確認する必要があります。

防臭キャップが劣化していないか
防臭キャップは隙間を防ぐために変形するので、樹脂で出来たタイプが一般的です。

樹脂部品は経年劣化で固くなったりひび割れたりするので、隙間が発生して悪臭が入り込むおそれがあります。

ホームセンターなどで手軽に購入できる部品なので、悪臭が気になったときは買い替えるとよいでしょう。

防臭キャップのサイズが合っているか
排水設備にあった防臭キャップを取り付けていないと隙間があいて効果がなくなったり、キャップの劣化が早まる場合があります。

購入の際には排水管の太さを確認し、適合する防臭キャップを購入しましょう。

サイズ選びに不安な場合は、外した防臭キャップを直接ホームセンターなどに持っていき、店員さんに確認してもらえば間違いなく購入できるので安心です。

ゴミ受けが汚れていないか
防臭キャップに異常がなくても、ゴミ受けにゴミがたまっていれば悪臭の原因になります。

ゴミ受けにネットをつけていて、ゴミはネットの交換で捨てている場合もあるでしょう。ゴミ受け自体の掃除を長らくしていない場合は、ゴミ受けを触って確認すればヌルヌルしているかもしれません。

ヌルヌルしている場合は汚れが付着している状態なので、悪臭の原因になります。きれいに掃除をしておきましょう。

排水管が詰まっていないか
シンク下の排水管は廃油や食材カスが流れこみ、油汚れが付着しやすい場所です。油汚れは排水管のつまりの原因を発生させますし、悪臭の原因にもなります。

水の流れが悪かったり悪臭が気になったりする場合は、排水管を掃除するのがおすすめです。

長年の汚れが堆積すると頑固なつまりや悪臭を発生させる原因になるので、こまめに掃除をするとよいでしょう。

防臭キャップを交換する方法

防臭キャップを交換するのは素人でも簡単にできます。交換方法についてご紹介します。

タオルなどを敷いておく
まず、水まわりの作業をするので不意に水が漏れる場合があります。排水ホースのまわりにあるものや床などが濡れないように、動かせるものは動かしておきましょう。

濡れてしまいそうな場所に事前にタオルを敷いておくと、後始末が簡単に済みます。

排水ホースを外す
排水管につながっている排水ホースを取り外します。排水ホースを取り外す際に水が漏れてくる場合もあるので、タオルを用意しておきましょう。

排水ホースと排水管の接続部分にカバーがついているケースもあるので、その際はカバーを取り外します。ネジなどで固定されていることが多いので、ネジをなくなさないように注意が必要です。

防臭キャップを取り替える
排水ホースと排水管のつなぎ目が確認できたら、排水ホースを取り外して防臭キャップを交換します。防臭キャップを正しく取り付け、排水管のパイプにつなげましょう。

元通りにして水漏れがないか確認する
水を流してみて水漏れがないか確認した後、カバーなどを取り付けて作業前の状態に戻します。

防臭キャップの交換自体は工具なども必要なく簡単な作業ですが、正しく取り付けていないと外れてしまって水浸しになったり、悪臭がただよったりする場合があります。

作業が不安な方や面倒な方は、プロの水道業者にお任せすれば確実に作業してもらえるでしょう。

排水管を掃除する方法

シンク下がにおう時は排水管を掃除するのもおすすめです。掃除の手順をご紹介します。

パイプクリーナーを使う
ホームセンターやドラッグストアなどで販売されているパイプクリーナーは排水管の油汚れに効果が高いので、排水管の悪臭を取り除く効果が期待できます。

使用手順は、まず排水口のフタやゴミ受けなどの部品を外した後に、パイプクリーナーの説明書に従い規定の量を注ぎましょう。

その後30分から1時間ほど放置した後に、水を流してクリーナーと汚れを洗い流します。

洗い流す際には水よりもお湯を流せばより効果が高まるのでおすすめですが、熱いお湯を流すと排水管を痛める可能性が高いです。50度程度のお湯を流すようにしましょう。

重曹とお酢を使う
パイプクリーナーを購入しなくても、家にある重曹やお酢を使っても効果的に排水管を掃除できます。排水管の周辺に重曹をふりかけた後にお酢をふりかけましょう。

使用量の割合は重曹1に対しお酢が2となるよう調整します。お酢をふりかけた後に泡立ってくるので、その状態で30分程度放置して汚れを浮かせます。その後お湯をかけて流せば掃除完了です。

ここで使うお湯も、排水管を痛める可能性もありますし、反応がうまく行かない場合もあるので熱湯が厳禁ですので、50度程度のお湯を用意します。

手軽にできるお手入れですが効果が高いので、定期的に実施するとよいでしょう。

シンク下がにおうときは防臭キャップを交換してみよう

毎日のように使うキッチンのシンクからにおいがすると、快適に使えなくなるのでストレスになります。

放置しているとキッチンだけでなく家中に悪臭がただようケースもあるので、早めの対応が必要です。

シンク下がにおうのは排水管やゴミ受けの汚れが原因の場合もありますが、防臭キャップの劣化やズレによる隙間から、下水のにおいが上がっていることも多いです。

防臭キャップは消耗品なので、悪臭に気づいた時は買い替えて様子を見るのもおすすめです。

交換には工具も必要ないため素人でも簡単に作業できますが、作業に不安を感じる人はプロの水道業者に依頼するとよいでしょう。

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