水のコラム
シャワーやカランの水が止まらない！切り替え弁の取り替え処置で水漏れを改善
シャワーとカラン切り替えがスムーズにいかないときは、切り替え弁を買い替えましょう。
シャワーとカランの切り替え不具合の主原因は、切り替え弁の老朽化であるケースが多いからです。
しかし、いざ取り替え作業をしようとしても上手くできない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はシャワーやカランの水が止まらない場合の切り替え弁の取り替え方法について解説します。
シャワーのカランが止まらない！主原因は切り替え弁の老朽化
シャワーとカランの水が止まらない場合の主原因は、切り替え弁の老朽化によるものです。
はじめに、切り替え弁の老朽化で発生する症状や切り替え弁の取り替えは自分と専門業者のどちらが選ぶべきかを解説します。
切り替え弁が老朽化すると、以下の症状があらわれます。
・シャワーとカランの水が流れたまま
・シャワーとカランの水が出ない
・シャワーとカランが切り替わらない
・お湯の温度が変化しない
以上の症状が現れた場合は、切り替え弁の取り替えが必要になります。
切り替え弁の取り替えは、専門業者に依頼するか自分でやる方法があります。
以下に、専門業者に依頼するケースと自分で行う場合を比べていきます。
切り替え弁の取り替えは専門業者か自分か
切り替え弁の取り替えを自分で行う利点は、コストが掛からないことです。
専門業者に依頼すると、材料費の他に作業費用も必要です。
その点、自分で取り替えれば材料費だけで取り替え可能なので、その分コストを抑えられます。
ちなみに、切り替え弁の取り替え作業に使う道具は、マイナスドライバー・モンキーレンチ・新品の切り替え弁です。
タイプにもよりますが、切り替え弁はホームセンターやオンラインストアで2,000〜3,000円くらいで購入できます。
専門業者に頼むと、材料費と作業費で4,000〜8,000円くらいの費用が必要です。
専門業者によっては、プラス出張費がかかる場合もあります。
専門業者に頼むと料金は高いですが、労力をかけず確実に取り替えできます。
自分で作業する場合は、作業に不慣れなので確認しながら取り替えすることになるでしょう。
その点、作業に慣れた専門の業者だと、簡単かつ確実に取り替えをしてもらえます。
以下、専門業者を選ぶ場合、依頼するときのポイントを紹介します。
自分でする方法については次の項目で紹介します。
専門業者に依頼する際になるべく安くするコツは、相見積もりを依頼することです。
いくつかの専門業者に見積もりを依頼することで、幅広い業者の料金を比べられます。
結果として、最適な専門業者を見つけやすくなるでしょう。
ちなみに、相見積もりを取る際の注意点は以下の通りです。
料金額は明確か
見積もりを取る場合は、トータル額だけではなく、詳しく料金が表記されているか確かめておきましょう。
トータル額のみ書かれている場合、どの作業にいくら使ったのか不明で、余計に料金請求されていてもわかりにくいです。
したがって、必要以上に料金を請求されることもあるでしょう。
最悪の事態を防止するためにも、料金額が明確な専門業者に頼みましょう。
追加料金はあるのか
見積もりした後、追加費用がかからないかも、あらかじめ確かめておきましょう。
追加料金がないことを確認できていないと、支払いのタイミングで予想以上に高い費用を請求されることもあるでしょう。
納得してから料金を支払うためにも、あらかじめ追加料金がないかを質問しておくことをおすすめします。
担当者の対応は手厚いか
担当者が親身に説明してくれるのかも、業者選びの重要ポイントです。
専門業者に依頼することが初めての人は、作業内容や費用について不明な点も多いでしょう。
その際、業者が丁寧に説明してくれれば、不安を解決できて、さらに安心して作業を任せられます。
担当者の対応は、相見積もりのときに複数質問して、丁寧に答えてくれるかどうかで判断するとよいでしょう。
自分でするシャワー・カラン切り替え弁の取り替え方法
ここからは、自分でするシャワー・カラン切り替え弁の取り替え方法について解説します。
切り替え弁を選ぶ方法
切り替え弁は、カランに適したものを購入しましょう。
はじめにカランの品番を確かめてください。
品番は、取扱説明書やカランに載っています。
また、メーカーのサイトを見たり顧客サポートセンターに問い合わせたりして、カランの品番に適した切り替え弁を見つけてください。
適した切り替え弁が見つかれば、ホームセンターやオンラインストアで適したものを購入できます。
必要となる道具
切り替え弁の取り替えには、新品の切り替え弁の他にモンキーレンチ・マイナスドライバーが必要になります。
マイナスドライバーは止水栓を閉めるときに、モンキーレンチはパーツを取り外すときに使います。
切り替え弁の取り替え手順は、以下の通りです。
止水栓を閉める
止水栓を開けたままだと、作業中に間違ってレバーを作動させてしまい、熱湯が出る危険性があります。
前もって止水栓を閉め、火傷の危険を防止しましょう。
止水栓がある場所はカランのタイプによって異なりますが、カランの下にある場合が多いようです。
止水栓にある溝にマイナスドライバーを差し込んで、右まわりに回して閉めましょう。
切替ハンドルを取り外す
切替ハンドルは、側面にあるキャップを取れば外せます。
側面部のキャップは、切替ハンドルとの小さな隙間にマイナスドライバーを差し込みながら取り外してください。
キャップをとれば、切替ハンドルは素手で引き抜けるようになります。
ナットを外す
切替ハンドルを取り外すと、ナットが確認できます。
ナットは、モンキーレンチで左まわりに回して外しましょう。
切り替え弁を引き抜く
切り替え弁を、手で引き抜きます。
ここまでの作業が完了したら、新品の切り替え弁を差し込んで、パーツを元通りにして止水栓を開けてください。
最後に、シャワーとカランの切り替え動作が正しくされることを確かめたら、作業終了です。
ただし、カランのタイプによって取り替え手順が異なるケースもあるので、取り替え方法がわからない場合は取扱説明書をチェックしてください。
切り替え弁を取り替えても改善しないとき
切り替え弁を取り替えても症状が解消しない場合は、正確に取り替えできていない、もしくは切り替え弁の他に原因があるかもしれません。
その場合、症状が解消しない原因を見つけるのは困難ですし、見つかったとしても自分で解消できるとは限りません。
自分で取り替えても症状が解消しない場合は、はじめから専門業者に原因特定や修理依頼したほうがいいでしょう。
他の水道問題
今回の問題以外にも、箇所別に以下の問題が起こりやすいです。
浴室・洗面所
浴室では、カラン、シャワーのヘッド部、ホース箇所からの水漏れが発生しやすいです。
そのケースでは、パッキンのようなパーツの老朽化かもしれません。
同時に、毛髪やゴミ汚れの詰まりによって、排水が滞ることもあります。
台所
台所で頻発する問題は、流しの詰まりと、流し下部にある配管のつなぎ目の水漏れです。
台所は、毎日食物の残りや油汚れが流されるので、配管部分に汚れが付きやすく、詰まりやすいです。
また、配管のつなぎ目の水漏れは、つなぎ目の緩みやパッキンの老朽化によって発生します。
トイレ
トイレで頻発する問題は、トイレットペーパーの流しすぎや、固体物を落としたことによる詰まりトラブルです。
また、水が便器に流れたままになっていると、水槽から水がこぼれるといった水漏れ問題も発生しやすいです。
このような水漏れ問題の原因は、水槽のパーツの老朽化かもしれません。
まとめ
今回は、シャワーやカランの水が止まらないときの切り替え弁の取り替え処置について解説してきました。
切り替え弁の取り替え作業は自分でも可能ですが、作業に自信がない場合、取り替え作業後も状況がよくならない場合は専門業者に依頼して確認してもらいましょう。
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