水のコラム

水分摂取は重要!しかし飲みすぎは水中毒に注意が必要?!【水道職人:公式】

2025年04月03日  その他


暑い日は喉が渇くため、冷たいお水がおいしいですよね。
とくに、水分がこまめに摂れないときはなおのことおいしく感じて、飲みすぎてしまうこともありますよね。
 
お水を短期間に大量に飲むと、「水中毒」を発症するリスクがあります。
水中毒とは、体内のナトリウム濃度を異常に低下させ、意識障害や痙攣を引き起こす恐ろしい症状です。
 
お水を摂取するときは、水中毒に注意して飲む必要があるのです。
 
今回は、暑くなる季節の前に知っておきたい、水中毒についてご紹介します。
 

水中毒の主な原因


水中毒は短時間に大量のお水を摂取することで、ナトリウムが不足して発症すると言われているのです。
 

短時間で大量のお水を摂取

短時間に大量のお水を摂取すると、水中毒を発症するリスクが高まると言われています。
しかし、どの程度が大量に当てはまるか、分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
水中毒は、1度に1~2リットル程のお水を摂取すると、発症リスクが高まり、1時間の間に3~4リットル程を摂取すると、非常に危険だと言われています。
 

ナトリウム不足

運動した後や真夏日など、汗を大量にかいた後は、水分摂取をしたくなるものです。
しかし、汗をかいた後にお水だけを摂取すると、体内のナトリウム濃度は低下します。
運動後にスポーツドリンクが推奨されているのは、お水だけではなくナトリウムなどのミネラル分も摂取することで、ナトリウム濃度の低下を予防するためです。
 
季節が夏以外でも、水中毒を発症する可能性はあります。
マラソンや激しい運動の後は、お水だけを摂取することは控えましょう。
 

腎臓の処理能力を超える水分摂取

腎臓は無限に水分を排出できるわけではありません。
健康な方の場合、1分あたり約16ミリリットルしか排出されず、1時間あたりの量は約960ミリリットル。
これを超えた水分は体内に残ってしまい、次々にお水を摂取すると、体内にたまり続けてしまうのです。
 
結果、むくみやめまい、頭痛といった、水中毒の症状があらわれます。
また、重篤な場合、意識障害や痙攣といった症状があらわれることもあるのです。
 

水中毒の症状


水中毒は、急に意識障害といった重い症状があらわれるわけではありません。
最初はめまい程度の軽い症状が起こり、その後、段階を踏んで重たい症状に変わっていくのです。
 

水中毒が疑われる主な初期症状

水中毒の初期には、水中毒が原因と特定することが難しい、よくある不調があらわれます。
 

  • めまい
  • 頭痛
  • ふらつき
  • 軽い疲労感
  • むくみ など

これらの症状があらわれたときは、水中毒が原因という可能性もあるのです。
お水を大量に摂取した後から症状があらわれはじめたときは、水中毒を疑って警戒した方が良いでしょう。
 

尿の量が増える

水中毒の症状の中には、「多尿」や「頻尿」という、1回の尿の量が増えたり、トイレに行く回数が増えたりする症状があります。
また、下痢を併発する方もいらっしゃいます。
 
一般的に、健康な成人の尿の量は、約1,000〜2,000ミリリットルだと言われており、この量を超えるときは、水中毒の疑いがあるでしょう。
 

水中毒が悪化した場合

体内に水分がたまり続けると、胃腸の機能が低下していきます。
そして、さらに悪化すると、意識障害や呼吸困難といった重篤な症状があらわれるようになるでしょう。
 

  • 意識障害
  • 呼吸困難
  • 吐き気や嘔吐
  • 錯乱
  • 性格の変化
  • 肺水腫(はいすいしゅ)*
  • 脳浮腫(のうふしゅ)**
  • 心不全
  • 痙攣 など

これらの症状があらわれたときは、医療機関を受診するようにしてください。
重篤な症状を引き起こした水中毒は、死亡に至る恐れもあるのです。
 
*肺水腫とは、肺に水がたまり換気(呼吸運動で空気を肺胞に運ぶ働き)が正常にできない症状
**脳浮腫とは、脳の中に水分がたまり、脳が腫れる症状
 

水中毒の対処法


水中毒の症状が疑われる場合には、経口補水液を摂取することで、改善が見込めるケースがあります。
これは、経口補水液にはミネラル分などのお水以外の成分が含まれており、体内の電解物質の不足を補う働きが期待できるためです。
 

経口補水液は応急処置に有効

経口補水液の摂取量は、脱水症状がある場合には、4時間以外に体重1キログラムあたりにつき、30~50ミリリットルを摂取しましょう。
 
なお、応急処置は症状が軽い場合のみ有効な手段です。
意識障害や呼吸困難などの重たい症状があらわれている場合には、ご自分やご家族などの身近な方だけで解決しようとはせずに、必ず医療機関を受診してください。
 

症状が重たいとき

症状が重く、救急車を呼ぶか他の手段で病院に行くか迷ったときは「#7119(救急安心センター事業)」に連絡して相談しましょう。
#7119の番号は地域によって異なる場合がありますが、鳥取県の場合、15歳以上か15歳未満かで、連絡する番号が異なります。
 

  • 15歳以上:「とっとりおとな救急ダイヤル(#7119)」
  • 15歳未満:「とっとり子ども救急ダイヤル(#8000)」

 
なお、受診科目は、内科となります。
ただし、精神疾患をお持ちの方は、精神科や心療内科を受診するようにしましょう。
 
参考:救急医療(小児救急、ドクターヘリ含む)┃鳥取県
 

水中毒の予防法


水中毒を予防するためには、お水の摂取量を控えたり、水分補給にはミネラル分を含んだ飲み物を選んだりする必要があります。
 

1日の摂取量

人間の身体が1日に必要とする水分量は、約2.5リットルです。
これは体重によって異なるため、体重1キログラムにつき、約35ミリリットルと考えると良いでしょう。
 
これ以上の水分を摂取すると、体内の水分量が増加した状態となります。
お水を飲む量を2.5リットル以内に抑えたとしても、水分は食事からも摂取されるため、過剰となってしまうケースがあるのです。
食事からも摂取されることを考えると、1日に必要な水分補給の量は、約1.2リットルだと考えられます。
 
また、1度に大量のお水を飲むことで、体内のナトリウム濃度が低下する危険があるため、こまめに摂取するように注意を払いましょう。
 

ダイエットにも注意が必要

ダイエットでは老廃物の排出を促すなどの効果があるため、お水を積極的に摂取している方がいらっしゃると思います。
しかし、これが原因で水中毒を発症している方がいることを、ご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
 
ダイエット効果のためにお水を飲む方も、1日の摂取量に気を付けないと健康を害する可能性がある点にご留意ください。
 

健康維持のためには適度が大切!


水分摂取は少なすぎても多すぎても、身体に影響が出てしまいます。
水中毒が怖いからと水分摂取を控えてしまうと、今度は脱水症が発生する恐れがあるのです。
適度かつこまめに水分摂取することを意識し、水中毒と同時に脱水症の対策も行いましょう。
 
暖かくなったと思ったら寒い日がやってくる、そんな季節の変わり目ですが、もうじき暖かい日が続きます。
そして、すぐに暑いと感じる気温になってしまいます。
 
暑い日は水分を過剰に摂ってしまいがちのため、水中毒の予防として、少しずつ何回もに分けて水分を摂るようにしましょう。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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