水のコラム

水道の水漏れを発見!今すぐできる応急処置と正しい対処法

2025年07月31日  水漏れトラブル

 

水道の水漏れは、ある日突然起こる厄介なトラブルです。蛇口からポタポタと水が垂れたり、配管の継ぎ目から水が染み出したりと、その症状はさまざまです。放置すれば水道料金の増加や住宅へのダメージにつながるため、早急な対処が必要になります。

この記事では、水漏れの原因から応急処置、自分でできる修理方法まで詳しく解説します。水漏れを発見したときに慌てず対処できるよう、ぜひ参考にしてください。

水道から水漏れが起こる主な原因とは?

水漏れトラブルは、発生場所や原因によって対処方法が異なります。まずは水漏れが起こる主な原因を理解し、適切な対応を取ることが大切です。

経年劣化による部品の傷み

水道設備は毎日使用するため、長年使い続けると各部品が徐々に劣化していきます。特に蛇口内部のパッキンやケレップ(コマ)、カートリッジなどの消耗部品は、使用頻度に応じて摩耗が進行しやすいです。

一般的に、これらの部品の寿命は10年前後といわれています。ゴム製のパッキンは弾力性を失い、ひび割れや変形を起こすことで密閉性が低下し、金属部品は長期使用による腐食が進むと水漏れの原因につながることが多いです。

給水管や排水管についても同様で、特に古い住宅では鉄製の配管が使われていることが多いため、内部のサビが進行して管に穴が開くケースがあります。定期的な点検と早めの部品交換が、水漏れ予防の第一歩です。

接続部分のゆるみや破損

水道設備には多くの接続部分があり、これらの箇所から水漏れが発生することは珍しくありません。蛇口と配管の接続部、配管同士の継ぎ目、シンク下の排水管の接続部などが代表的な漏水箇所です。

日常的な振動や使用時の力が加わることで、ナットやボルトが少しずつゆるんでいきます。地震などの大きな衝撃によって急激にゆるむこともあります。接続部のゆるみは見た目では分かりにくいため、定期的に手で触って確認しましょう。

接続部分に使われているシールテープやパッキンの劣化も水漏れの原因のひとつです。これらの防水材は時間とともに硬化すると隙間ができて水が漏れ出します。早期発見と適切な処置により、大きなトラブルを防ぐことができます。

冬場の凍結による配管の破裂

寒冷地や冬季の急激な気温低下により、水道管内の水が凍結することがあります。水は凍ると体積が約9%膨張するため、配管に大きな圧力がかかり、最悪の場合は破裂に至ります。

特に危険なのは、屋外に露出している配管や風通しの良い床下、北側の壁沿いに設置された配管です。また、長期間留守にして水を使わない状態が続くと、配管内の水が動かず凍結しやすいです。

凍結による配管破裂は、単なる水漏れでは済まない大きな被害につながりかねません。予防策として、寒波が予想される際は水道管の保温対策を行い、少量の水を流し続けるなどの工夫が必要です。万が一凍結した場合は、急激に温めず自然解凍を待つか、ぬるま湯で徐々に溶かしましょう。

水漏れを放置すると起こる深刻なトラブル

水漏れを「少しくらいなら大丈夫」と軽視していると、思わぬトラブルに発展する可能性があります。

カビの発生や家の腐食につながる

水漏れによる湿気は、カビの繁殖に最適な環境を作り出します。特に床下や壁の内部など、目に見えない場所での漏水は湿気がこもりやすく、カビが広範囲に広がる原因となりやすいです。

カビは見た目が悪いだけでなく、アレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。また、木材を腐らせる腐朽菌の繁殖も促進され、住宅の構造材が傷んでしまうことも考えられます。

長期間の水漏れは、床材の変色や膨張、壁紙の剥がれ、天井のシミなど、目に見える被害も引き起こします。修繕には多額の費用がかかることもあるため、水漏れを発見したら速やかに対処してください。定期的な点検と早期の修理により、住宅の寿命を延ばし、資産価値の低下を防ぎます。

漏電による感電・火災のリスク

水は電気を通しやすい性質があるため、水漏れが電気設備に影響を与えると非常に危険です。特に天井からの水漏れは、照明器具や電気配線に水が達する可能性が高く、漏電の原因となりかねません。

漏電が発生すると、感電事故や電気火災のリスクが高まります。実際に、水漏れが原因で漏電し、火災に至った事例も報告されており大変危険です。また、漏電により家電製品が故障するなどの二次的な被害も無視できません。

水漏れを発見したら、まず該当箇所周辺の電源を切り、ブレーカーを落としてください。特に天井や壁からの水漏れの場合は、すぐに電気の使用を中止し、専門業者に点検を依頼しましょう。安全を最優先に考え、適切な対処を行うことが大切です。

水漏れ発見!まず行うべき応急処置

水漏れを発見したときは、被害を最小限に抑えるため迅速な応急処置が必要です。慌てずに順序立てて対処し、二次被害を防ぎましょう。

止水栓・元栓を閉めて水を止める

水漏れを発見したら、最初に行うべきは水の供給を止めることです。漏れている箇所に最も近い止水栓を見つけて閉めましょう。止水栓は、キッチンならシンク下、洗面台なら洗面ボウルの下、トイレなら便器の横や後ろに設置されています。

止水栓にはハンドル式とマイナスドライバーで回すタイプがあり、いずれも時計回りに回すと水が止まります。古い設備では固くて回らないことがあり、無理に力を加えると破損する恐れがあるため、回らない場合は元栓を閉めましょう。

元栓は建物全体の水を止めるバルブで、戸建て住宅では敷地内の水道メーター付近、集合住宅では玄関横のパイプスペースにあることが多いです。元栓を閉めると家中の水が使えなくなりますが、確実に水漏れを止められます。

漏れている水を受け止める工夫

水を止めた後も、配管内に残った水がしばらく漏れ続けることがあります。床や家具への被害を防ぐため、バケツや洗面器を置いて水を受け止めましょう。

容器の下にはビニールシートや大きめのゴミ袋を敷いておくと、水がはねても床を保護できます。タオルや雑巾も多めに用意し、すでに濡れてしまった箇所はすぐに拭き取りましょう。吸水性の高い新聞紙も活用できます。

天井からの水漏れの場合は、水滴が落ちる位置を予測するのが難しいことが多いため、広範囲にビニールシートを敷き、複数の容器を配置しましょう。また、家電製品や大切な家具は、濡れない場所へ移動させてください。

補修テープで一時的に水漏れを防ぐ方法

応急処置として、水漏れ箇所を補修テープで塞ぐ方法があります。配管の小さな穴や継ぎ目からの漏れには、防水性の高い補修テープが効果的です。

使用前に漏水箇所の水分や汚れをしっかり拭き取り、漏れている部分を中心に前後5センチ程度まで覆うように補修テープを巻きます。強く引っ張りながら、テープが重なるように何重にも巻くことがポイントです。

ただし、補修テープはあくまで一時的な処置で、水圧が高い場所や大きな破損には対応できません。また、時間が経つとテープの粘着力が低下し、再び水漏れが始まることもあります。補修テープで応急処置をした後は、早めに本格的な修理を行いましょう。

自分でできる水漏れ修理の方法

応急処置で水漏れを一時的に止めた後は、根本的な修理が必要です。簡単な水漏れなら、工具と部品を揃えれば自分で修理できます。

蛇口のパッキン交換で水漏れを直す

蛇口からの水漏れで最も多い原因は、内部のパッキン劣化です。蛇口の先端から水が垂れる場合はコマパッキン、ハンドルの根元からの漏れは三角パッキンの交換が必要です。

まず止水栓を閉めて水を止め、ハンドルを外して内部の古いパッキンを取り出します。このとき、パッキンのサイズや形状を確認し、同じものを用意してください。パッキンはホームセンターで数百円程度で購入できます。新しいパッキンに交換したら、逆の手順で組み立てます。

作業にはモンキーレンチやドライバーが必要です。交換作業は30分程度で完了しますが、部品の向きを間違えないよう注意しましょう。正しく取り付ければ、水漏れは確実に止まります。

配管の接続部分を締め直す手順

配管の継ぎ目から水が漏れている場合、ナットのゆるみが原因であることが多く、適切な工具を使って締め直すだけで解決することがあります。

まず、漏れている箇所のナットを確認します。手で触ってゆるみがないかチェックし、ゆるんでいる場合はモンキーレンチやスパナを使って締め直しましょう。締める際は、力を入れすぎないよう注意が必要です。過度に締めると、かえって部品を傷めてしまうことがあります。

締め直しても水漏れが止まらない場合は、内部のパッキンが劣化しているかもしれません。一度ナットを外してパッキンの状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。作業時は必ず止水栓を閉めて、水が噴き出さないよう注意してください。

シールテープの巻き直しで隙間を埋める

蛇口と壁の接続部分から水が漏れている場合、シールテープの劣化が原因です。シールテープは配管のねじ部分に巻いて防水する部材で、経年劣化により効果が低下します。

修理には、まず蛇口を取り外す必要があります。水栓レンチを使って慎重に外し、古いシールテープを完全に除去するとともにねじ山の汚れやサビも丁寧に掃除しましょう。新しいシールテープは、ねじを締める方向に沿って6~7回程度巻きます。

巻き終わったら蛇口を取り付けますが、一度締めたら戻さないことが重要です。締め直すとシールテープがよれて、防水効果が低下するためです。正しく施工すれば、長期間水漏れを防ぐことができます。

修理に必要な道具が揃う鳥取県のホームセンター

水漏れ修理に必要な工具や部品は、地元のホームセンターで揃えられます。鳥取県内には品揃え豊富な大型店舗がいくつかあるため、活用してみましょう。

カインズFC鳥取店

住所:鳥取県鳥取市古海字西加路田590

営業時間:資材館 月〜土7:00〜20:00 日9:00〜20:00

鳥取駅から徒歩圏内にある大型店舗で、水道用品の品揃えが豊富です。価格もリーズナブルで、初めてDIYに挑戦する方にもおすすめの店舗です。

コーナン米子河崎店

住所:鳥取県米子市河崎3248-1

営業時間:月~土7:30~20:00 日9:00~20:00

プロ向けの資材も充実しており、専門的な部品も見つかりやすいです。木材カットサービスもあり、本格的な修理にも対応できます。

ナンバホームセンター鳥取店

住所:鳥取県鳥取市安長211-1

営業時間:8:00~19:00

地域密着型の店舗で、スタッフの商品知識が豊富です。修理方法について相談すれば、親切にアドバイスしてもらえます。

こんな時はプロの水道業者に相談を

DIYで対処できる水漏れもありますが、専門知識や技術が必要な場合は無理をせずプロに任せることが大切です。

自分では原因が特定できない水漏れ

水道メーターは回っているのに、どこから水が漏れているか分からない場合があります。床下や壁の中など、目に見えない場所での漏水の可能性が高いものの、素人には漏水箇所の発見は困難です。

専門業者は音聴棒や漏水探知機などの専門機器を使って原因箇所を特定できます。また、経験豊富な技術者は、水漏れの症状から原因の推測が可能です。

原因不明の水漏れを放置すると、見えない場所で被害が拡大する恐れがあります。水道料金が急激に上がったり、湿気やカビの発生に気づいたりしたら、早めに専門業者に調査を依頼しましょう。プロの的確な診断により、無駄な修理を避けられます。

天井や壁の中からの水漏れ

天井から水が垂れてきたり、壁にシミができたりする場合は、構造内部での漏水が疑われます。このような水漏れは、給水管や排水管の破損だけでなく、雨漏りや上階からの漏水など、原因が複雑なことが多いです。

天井や壁を開けての調査・修理は、建物の構造を理解していないと二次被害を引き起こす可能性があります。また、電気配線が通っている場所では、感電の危険性もあり危険です。

専門業者なら、建物への影響を最小限に抑えながら原因を特定し、適切な修理を行えます。修理後の復旧工事も含めて対応してもらえるため、見た目も元通りに仕上がるでしょう。天井や壁からの水漏れは、迷わずプロに相談することをおすすめします。

10年以上の設備は交換がおすすめ

水道設備の耐用年数は一般的に10~15年といわれています。築10年を超えた蛇口や配管は、一か所を修理しても別の場所から水漏れが発生する可能性が高いです。

古い設備は部品の入手が困難な場合もあり、修理費用が割高になることも珍しくありません。また、修理を繰り返すよりも、新しい設備に交換した方が長期的にはコストパフォーマンスが良いケースが多いです。

最新の水道設備は節水性能も向上しており、水道料金の節約にもつながります。築年数の経った設備で水漏れが発生したら、修理と交換のどちらが適切か、専門業者に相談してみましょう。見積もりを比較して、最適な選択をすることが大切です。

水漏れのトラブルは「とっとり水道職人」へ

鳥取県内で水漏れトラブルにお困りの際は、地域密着型の「とっとり水道職人」にお任せください。

24時間365日受付対応しており、年末年始やお盆期間中でも水回りのトラブルに迅速に対応いたします。お電話いただければ、最短30分から1時間ほどで現地へ訪問し、経験豊富なスタッフが的確に問題を解決します。

料金体系も明確で、作業前に詳細な見積もりを提示し、お客様に納得いただいてから修理を開始するため安心です。現金はもちろん、クレジットカードや銀行振込、QRコード決済、コンビニ支払いなど多様な支払い方法にも対応しています。

水漏れは放置すると被害が拡大するため、少しでも異常を感じたらお早めにご相談ください。

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