水のコラム

水漏れ補修にパテが最適!初めてでも簡単にできる使い方や注意点を紹介

2023年03月23日  水のトラブル

パテは、自分で水漏れが補修できる手軽な方法です。比較的軽度な症状の場合に有効で、補修の仕方も難しくありません。初めて補修に挑戦する方でも失敗が少ないです。

一方、パテは種類が豊富で使い方の注意点もあります。事前に確認してから作業を始めましょう。

本記事では、水漏れ修理に有効なパテの種類や補修手順、さらに操作の注意点やそもそも水漏れを発生させないための予防法まで紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

補修に使う「パテ」ってどんなもの?

「パテ」は傷や凹みによる段差を埋めて成形する道具です。種類が豊富で、それぞれ用途が異なります。水漏れの補修有効なパテを選びましょう。

パテが効果的に補修できる場所
パテはなんでも修理できるわけではありません。パテが修理できるのは、ひび割れや穴ができている部分です。

症状が軽度な場合に使えますが、範囲が広い場合や深い穴に対しては修理が難しいです。自分でむやみに直そうとせず、業者に依頼してください。

水漏れの補修に使えるパテ
水が漏れているときの修理に使えるパテは「金属用パテ」と「防水粘土パテ」の2種類です。

金属用パテは、ドアやフェンス、電化製品の金属製のものに使用できます。値段は1,000円以下のものから2,000円ほどするものまで幅広く、2種類の材料を混ぜ合わせて使います。耐久性が高く、長時間使用しても水漏れを防いでくれるので、しっかり修理したい場合におすすめです。

一方、防水粘土パテの価格は500〜1,000円程度で、金属用パテより安価で手軽に使えます。修理できるのも、金属だけでなく陶磁器やプラスチックなど多くの素材で対応可能です。

初心者にも簡単な作業で失敗しない
修理の仕方は次に解説しますが、パテ自体の扱いが練ったり塗ったりするだけです。また、防水粘土パテは作業の際にも手につきにくく練りやすく、初めてでも比較的作業しやすいです。

なお、パテで修理するのは一時的な対処法です。根本的な原因がある場合は本格的な修理が必要になります。パテで水漏れが収まっても放置せず、プロの業者に点検などを行ってもらうことをおすすめします。

パテで水漏れを修理する手順

具体的にパテを使った修理作業の手順を解説します。パテの使い方は、種類によって異なります。使用する前に商品の説明欄を確認してください。

水漏れしている場所を特定する
水漏れを発見しても、その発生場所がわからないと正しく修理できません。さらに、水漏れは1ヶ所のみで起きているとは限りません。他のところからの漏れをうっかり見逃してしまうと、再度修理作業が必要になります。

補修場所の汚れを拭き取る
修理したい場所が汚れている場合は、しっかり拭き取っておきましょう。汚れがついたままパテを塗ると上手く馴染まず綺麗に塗装できません。汚れだけでなく、水分が残っている場合もパテがつきにくくなるので、きれいに拭き取っておきます。

修理場所の特定と清掃ができたら、水が流れないように止水栓を閉めてください。

パテを練り込み、補修場所に塗り込む
いよいよパテを使っていきます。必要な分量のパテを色ムラがなくなるまで練り込みます。この際、練り込み過ぎると上手くつかなくなります。練り込む目安は1〜2分程度として、手際よく作業しましょう。

また、においが強いパテの場合、手ににおいが移る可能性があります。手袋をするなど、手につかないように気をつけてください。

パテを練り込んだら、修理場所にきれいに塗装していきます。パテと修理場所の間に隙間ができないように慎重に塗ってください。隙間ができてしまうと、そこから水漏れが発生することがあります。押し込むようにしながら塗り込むときれいに塗装できます。

十分に放置して固める
にパテを塗り終わったら、そのまま1時間ほど放置します。実際には20分ほどで固まりますが、完全に固まらせるために1時間は触らないようにしてください。

パテを使う際の注意事項

パテを使った作業は簡単ですが、扱う上での注意点があります。注意点を知っておかないときれいに塗装できなかったり、水漏れが再発したりする可能性もあります。

用途に適したパテを使う
水漏れに使えるパテのうち、防水粘土パテはさらに種類が分かれます。目的によって使い分けが必要です。

エポキシ系防水パテは、多用途に使えます。2種類の材料を練り合わせないと硬化が始まらないので、取り扱いが簡単です。硬度は高くないので金属には不向きですが、利便性と簡単さで使い勝手の良いパテです。

エポキシ系防水パテの金属用は鉄粉を配合しており、補修後は金属のような硬度になります。耐久性も高くしっかり補修できますが、使えるのは金属用のみと制限されます。

シリコン系防水パテでは、耐水性、耐熱性、耐寒性などを兼ね揃えた防水パテです。硬化後は温度変化にも安定しているので、浴室などの水まわりの設備に利用されます。

湿度と気温には要注意
湿気が多かったり気温が低かったりすると、パテは固まりにくくなります。特に影響を受けやすいのが、金属パテです。上手く塗装できない可能性が高いので、できるだけ雨の日や寒い日にはパテを使わないようにしましょう。

パテが固まらないうちに補修する
パテはすぐに固まってしまいます。作業中にも硬化が始まるので、手際よく塗っていくことが重要です。

仕上がりにムラができるとしっかり補修がされず、再び水漏れを起こしやすくなります。作業の前にはパテの塗布の方法をしっかり確認してから、あまり時間をかげすぎないように作業を進めましょう。

パテを使わない方がいい場合
水漏れしている場所が多い場合や、水漏れが激しい場合はパテでの補修は困難です。

パテは塗装して固まる際にわずかな縮みが生じます。水漏れの範囲が広かったり深い穴ができていたりすると、パテの量が多くなるとともに縮みも大きくなります。縮みがあるとひび割れも起こりやすくなります。

激しい水漏れだとパテを使用した部分からひび割れにつながったり、より被害を大きくしてしまったりします。簡単にできる作業でなければ自力で修理はやめましょう。

水漏れさせないための予防対策

水漏れを発見した時はパテを使って修理できることもありますが、実際には根本的な原因が潜んでいる場合が多いです。そのまま放置するとトラブルが進行してしまう恐れもあります。

パテでの補修は一時的な対策であり、その後は水漏れの原因を見つけ、解決しておきましょう。また、そもそものトラブルを起こさないためには、日頃からの予防が大切です。

予防対策として最も有効なのは、水まわりの定期的な掃除です。排水溝は汚れがたまりやすい場所です。こまめに排水口や排水管の掃除をしておくことで汚れをためず、きれいな状態を保てます。

また、お手入れをしていれば配管のチェックもできるので、トラブルを小さなうちに発見することができます。早期発見で修理しておけば大きなトラブルを回避できます。

汚れやすい排水溝はつまりに注意が必要です。汚れや異物の混入はつまりの大きな原因です。汚れや異物を放置していると排水管がつまります。水が流れなくなったり漏れ出てしまったりしてしまいます。

まとめ

水漏れの簡単な補修方法としてパテがあります。パテは、水まわりの設備の配管の漏れやひびに接着剤を塗布する道具です。配管の分解や調整をする必要がなく、塗布するだけなので初めての方でも安心です。

パテで補修するのは簡単ですが、一時的な対処法と捉えてください。表面の補修だけでは、根本的な原因がわかりません。水道関係の業者に点検してもらうなど、水尾漏れの限界を解決しておく必要があります。

また、トラブルを避けるためには水漏れを起こさない予防も重要です。日々のお手入れや掃除を行うとともに、配管などにヒビが入っていないかチェックします。つまりがあった場合も放置しないで修理を依頼しましょう。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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