水のコラム

お風呂場のカビの正しい対処方法とは?

2021年10月03日  浴室のメンテナンス

知らず知らずのうちに発生するお風呂のカビは、見ただけで嫌な気持ちになります。
一日の疲れを癒すはずのお風呂場は、できるだけきれいにしておきたいものです。
しかし、忙しい現代人であれば、貴重な時間をお風呂掃除に費やすのはもったいない気がするのも、無理はありません。

今回は、面倒なお風呂のカビ取りをさっさと終わらせるためのテクニックをご紹介します。

お風呂のカビが健康被害を引き起こす!?

ふと気が付くと、お風呂場の壁や天井、さらに床の隅に黒い点々が見えることがあります。
これが、お風呂に生える黒カビです。

放置しておくと、黒カビが増殖して、点々がどんどん大きくなっていくので、発見したらすぐに対応しましょう。
この黒カビは見た目が気持ち悪いだけでなく、人体にアレルギー症状などの健康被害を引き起こすことがあります。

なかなか止まらない咳や鼻水に悩まされているのであれば、もしかしたらお風呂場のカビが影響しているかもしれません。
カビの胞子を吸い込んでしまうと、最悪の場合は肺炎を引き起こすこともあるので、実は大変危険です。

また、お風呂場のドアを開け閉めした際は、カビの胞子が外に飛んでしまいます。
こうなると、お風呂場以外でもカビが生えてしまうかもしれません。
決してお風呂場のカビを放置してはいけません。

カビに効くお掃除アイテムは?

お風呂場にカビが発生し始めた直後であれば、アルコールだけできれいになるかもしれません。
しかし、一番のおすすめは、やはりカビキラーなどの塩素系カビ取り剤です。
塩素系カビ取り剤を使うときは、必ず窓を開けるか換気扇をつけるかして、換気してください。

また、ゴム手袋とマスクも必須です。
天井などに使う場合は、目を保護するためのメガネも用意したほうがよいでしょう。

一番気をつけなければならないのが、酸性の物質と混ぜないことです。
酸性の洗剤やクエン酸と塩素系カビ取り剤を混ぜると、有害な塩素ガスが発生するからです。
ボトルの注意書きをよく読んで、正しく使いましょう。

塩素系カビ取り剤の使い方

基本的には黒カビに塩素系カビ取り剤をかけるだけですが、注意点があります。
それは、水分があると効果が薄れてしまうことです。
かける前に、水滴をよく拭き取っておきましょう。
水滴がなくなったら、黒カビに塩素系カビ取り剤を塗布しますが、いくつかポイントがあります。

まずは、せっかく塗布した塩素系カビ取り剤が垂れてしまわないようにすることです。
一番簡単な方法は、塩素系カビ取り剤を塗布したあと、キッチンペーパーなどでパックするようにするやり方です。
その上からラップをかぶせると、さらに効果的です。

カビは、見えない傷から奥の方まで菌糸を伸ばして増殖していきます。
少しでも菌糸が残ってしまうと、黒カビはそこから増殖が可能です。
なるべく奥まで塩素系カビ取り剤を浸透させて、カビをすべて死滅されなければなりません。
30分から1時間放置したあと、シャワーでしっかり流しましょう。

塩素系カビ取り剤の成分が残っていると、入浴したときに肌に触れてしまう可能性があり、危険です。
それでもなかなか落ちない頑固な黒カビは、スポンジや古い歯ブラシでゴシゴシこすって落としましょう。

天井は、塩素系カビ取り剤をそのまま吹きかけても、垂れてきてしまいます。
そういうときは、長い柄が付いたスポンジに塩素系カビ取り剤を含ませて、天井をこすりましょう。
柄付きのスポンジがない場合は、クイックルワイパーとキッチンペーパーでも代用できます。

お風呂場の扉のドアパッキンやタイルの目地についたカビは、ジェルタイプの塩素系カビ取り剤がおすすめです。
落としたいカビにピンポイントでしっかりつくので、スプレータイプのものよりも効果があります。

塩素系カビ取り剤をシャワーでしっかり流したあとは、タオルなどで全体をしっかり乾拭きします。
これは、浴室に水滴を残さないためです。
こうやって、少しでもカビが増殖する要因を減らしておきましょう。

お風呂場のカビを予防する方法

せっかくお風呂場の黒カビを退治したのですから、なるべくカビのない状態を保ちたいものです。
そのための対策はいくつかありますが、一番簡単なのが防カビ剤を使うことでしょう。

2ヶ月に1回程度、浴室で防カビ燻煙剤を使うだけで、かなりのカビが抑えられます。
水で流す手間がかからないのと、お掃除の頻度が高くないことが、防カビ剤をおすすめするポイントです。

また、カビは50~60℃の熱で死滅すると言われています。
お風呂上がりに、50℃のシャワーを浴室全体にかけると、カビの予防になります。
できれば、1箇所につき5秒以上が理想的です。

そのあとは、タオルでしっかり水滴を拭き取りましょう。
毎日お風呂上がりに実行するのは大変ですが、これだけでもかなりのカビ予防になります。

お風呂場のカビは、見た目がよくないだけでなく、健康被害を引き起こすおそれがあるため、放置するのはおすすめできません。
日ごろからしっかりとカビを予防していれば、そこまでしつこいカビが生えることもないはずです。
しっかりカビを退治して、きれいなお風呂でリラックスしましょう。

お風呂場などの水トラブルはとっとり水道職人までご一報ください

とっとり水道職人は、鳥取市をはじめとした米子市、倉吉市、境港市、岩美郡、伯耆町、南部町など鳥取県全域で活躍する水回りの専門家です。

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経験豊富なスタッフがすぐにお客さまのところにうかがいます。

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