水のコラム

水道の蛇口が固くて回らない!原因や自分でできる対処や交換方法を紹介

2023年02月23日 

水を使おうとしたら、固くなっていて回らなかったというトラブルはありませんか。

回らないかといって無理に回すことは危険なのでやめましょう。この記事では、その疑問を解決するために原因や対処法を解説していきます。

水道の蛇口が固くて回らなくなる原因とは

まずは、水道の蛇口が回らなくなる原因を探してみましょう。

ゴムパッキンの劣化
部品の劣化や破損によるものが、原因のひとつになっています。とくにパッキンと呼ばれるゴム製の部品は、経年劣化により消耗していきます。劣化してくると回転が悪くなり、回すときに固さを感じます。この場合は、新品への交換が必要です。

パッキン部のグリス切れ
最も多い原因としてグリス切れも考えられます。各部品に、滑りやすくさせるためのグリスが塗られています。使用しているうちに乾いてしまうため、固くなってしまうのです。ほかの部品が劣化したり摩耗にもつながります。塗り直しをしてください。

蛇口のネジが劣化している
ネジが劣化している場合は、新しいものと交換する必要があります。使用頻度が高く、長期間使用しているとネジ山がダメになる場合があるのです。このケースでは、固くなって回らなくなるか、空回りして止まらなくなるなどの症状がでます。

サビついている
蛇口まわりは、多くの部品で構成されています。長期間使用していると、部品にサビが発生してくるのです。塩をつかんだ手で蛇口を掴むと、ハンドル部がサビてしまいます。そのほか見えない場所では、少しずつサビが増えていくので注意しましょう。

ミネラルなどの付着
水道からでる水には、ミネラルが含まれています。白くなった汚れが蛇口に付いているのを見たことがある方も多いでしょう。これが結晶化して内部で固まると、回らない原因につながるのです。

水道の蛇口が固くて回らなくなったときの初期対応

ここからは、回らなくなったときの対応を紹介します。

タオルなどを巻いて回す
初期対応としてタオルなどの滑りにくい素材を、ハンドル部に巻きつけていきましょう。これを行うことで、接地面積が広がり解消できる場合があります。少し固くなっている程度なら、解消させるのに有効な方法です。

蛇口用グリスを補充する
円滑に可動させるために、部品に滑りをよくするグリスが塗られています。これが切れてしまうと動きが悪くなり、やがて回らなくなってしまうのです。それを回避させるには、グリスの補充を行ってください。

グリスの種類は、水栓シリコングリスを使用しましょう。手元になければ、普通のシリコングリスでも構いません。塗る前に部品についたカルキや汚れを、しっかり落としてから塗っていきましょう。細かい場所は綿棒を使うと便利です。

パッキンが劣化していたら交換する
水漏れを防ぐための役割を果たす部品です。ハンドル内部のつなぎ目に使用されているため、劣化した場合は交換を行いましょう。いろいろな名前のパッキンが使用されていますが、つなぎ目には三角パッキンが使用されています。

蛇口メーカーや製品によって、サイズや種類が異なります。選ぶときには現在使用しているものと、同サイズを選びましょう。わかりにくい場合には、メーカーに問い合わせるか、取扱説明書を確認することがおすすめです。

ミネラルの結晶化なら掃除をする
ミネラル成分が結晶化しているときは、掃除を行いましょう。ミネラル分はアルカリ性物質であるため、クエン酸が効果的です。スプレーボトルに水100mlに対し、クエン酸小さじ半分を入れて混ぜ合わせてください。

このスプレーをハンドル部に吹きかけて、15分ほど放置したら洗い流しましょう。吹きかけた部分に、キッチンペーパーやラップをして放置する方法もおすすめです。動きが悪くなってきたと感じたら、この方法を試してみてください。

水道がサビで固くなり回らないときは蛇口交換を検討する

長い期間使用していない蛇口は、サビて固着しています。そのためいろいろ試しても効果が得られない場合が多いのです。その場合は、蛇口ごと交換することを検討してください。

蛇口本体の基本的な交換手順
ここからは本体の交換について、基本的な手順をお伝えします。

止水栓を止める
作業を始めるまえに、必ず止水栓を止めてください。わからない場合は、水道全体の元栓でも構いません。この作業をしておかなければ作業中に、水が噴き出すなどの被害が発生する危険性があります。

古い蛇口を取り外す
片手で蛇口を押さえながら、もう片方の手で蛇口を反時計まわりに回します。このときに、サビで固着していた場合はモンキーレンチやスパナなどを使用して回してください。回せたら古いものを取り外していきます。

掃除をする
取り付けの部分や、配管などをきれいに掃除してください。シールテープやサビ、ゴミ、ホコリなどが溜まっています。細かい部分は使い古しの歯ブラシを使用すると便利です。頑固なサビには、サビの除去剤を使用すると効果が期待できます。

新しい蛇口と交換する
次に、新しい蛇口を取り付けていきましょう。外したときと逆の動作で、今度は時計回りに回していきます。仮止めをしておき、真っすぐ取り付けられているか、位置を確認しておきましょう。仕上げはレンチでしっかり締めていきましょう。

止水栓を開ける
取り付けが完了したら、止水栓を開けていきます。元栓をしめた人は元栓を開きましょう。開ける方向は反時計回りに回します。水がしっかり出ていて、水漏れをしていなければ、作業は完了です。

水道の固くて回らない蛇口を交換するときの注意点

基本的な交換手順や、取扱説明書を確認しておけば自分でできる作業です。しかし、注意しなくてはならないこともあります。原因や状況によって危険にさらされる場合もあるため、しっかりと確認しておきましょう。

素手で無理矢理回さない
固くて回らない場合は、素手で無理矢理回さないことが大切です。上記でも述べたようにケガをしてしまう可能性が高まります。また無理矢理まわすことで、内部の部品が破損することも考えられます。タオルなどを使用して慎重に回しましょう。

蛇口の形状を間違えないようにする
新品に交換するときは、形状やサイズを間違えないようにしてください。せっかく購入したのに、取り付けができないケースがあります。現在使用しているものと同タイプか、形状を合わせるなどして選んでいくことがおすすめです。

凍結の場合は温めるか気温が上がるのを待つ
寒い季節になると、凍結が原因で回らなくなる場合もあります。このときは、無理に回さず気温が上がるまで様子をみましょう。急いでいるときは、蛇口にタオルをかけその上からぬるま湯をかける方法もあります。

まとめ

いろいろな原因により、トラブルは発生します。とくに長期間使用している場合や、使用頻度の高い場所では劣化のスピードが早まります。パッキンの交換やグリスの補充などは、時間もかからずにできる作業です。チャレンジしてみてください。

またサビが原因で回らなくなっている場合は、早めの対処が重要です。初期段階であれば、サビ落としやブラシでこするだけで、対処ができる場合もあります。

完全にサビついて回らなくなってしまった場合は、蛇口の交換が必要になります。基本的な手順やメーカーの取扱説明書を確認しながら作業を行ってください。それでも不安な人は、専門業者へ依頼してみましょう。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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