水のコラム

排水口からボコボコ音がするのはどうして?原因と対策方法について解説

2023年02月23日  水のトラブル

「トイレの排水口からボコボコ音がする」という経験がある方は多いでしょう。また、ボコボコ音がするときは音以外にも臭いの発生といったトラブルも併発しているケースが多いです。

このようにボコボコ音が鳴っているときは排水管に異常が発生している可能性が高いため、すぐに対処が必要です。

そこでこの記事では、排水口からボコボコ音が鳴る原因とその対策方法について解説していきます。

排水口からボコボコ音が鳴る原因

まずは排水口からボコボコ音が鳴る原因について見ていきましょう。原因を理解できるようになると適切な対策を実行できるようになります。

ボコボコ音が発生する原因を2つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

排水口に空気の出入り口がない
排水口の空気の出入り口がないとボコボコ音が発生してしまいます。というのも、空気の出入り口がないと排水が難しくなってしまうからです。

そしてこの場合は、排水口に通気弁という空気の入り口となる部品を設置すれば問題が解決するでしょう。通気弁は空気を排水口の取り込める弁構造をしているアイテムです。設置すると排水がスムーズに行われるようになります。

なお、通気弁はホームセンターなどで手軽に購入できるため、手元にない方は近くのホームセンターに行ってみましょう。

排水管に詰まりが発生している
通気弁があるのにも関わらずボコボコ音が鳴っているときは排水管に詰まりが発生している可能性が高いです。

排水管が詰まっていると空気がスムーズに入ってくることができず、その影響でボコボコ音が発生してしまうのです。

そのため、この場合にボコボコ音を解消するためには詰まりの原因となっているものを取り除く必要があります。

なお、詰まりの原因はさまざまです。トイレットペーパーや異物による詰まり、汚れによる詰まりなど多岐にわたるため、原因物に合わせた対策を打つ必要があるでしょう。

また、詰まりは日頃から排水管をメンテナンスしておけば未然に防げます。1週間に1度くらいの頻度で掃除したり節水を控えたりするだけで詰まりが発生するリスクが大きく下がります。そのため、興味のある方や詰まりを未然に防ぎたい方はぜひ実践してみてください。

排水管の詰まりを解消する方法

ボコボコ音の原因のほとんどは排水管の詰まりであるケースが多いです。そのため、排水管の詰まりを解消する方法を理解しておけばスムーズにトラブルを解決できるでしょう。

このトピックでは排水管の詰まりを解消する方法を8つ紹介していくため、ぜひ参考にしてください。

ラバーカップを使ってみる
排水管が詰まっていたらラバーカップを使ってみましょう。ラバーカップはいわゆるスッポンと呼ばれているアイテムで棒の先端にゴム製のカップがついています。

作業の内容は非常にシンプルなものとなっており、このカップを排水口に押し付けて引っ張り上げるだけで詰まりの原因物を簡単に取り除けます。なお、ラバーカップを使った対策についてはトイレットペーパーや異物による詰まりに対して有効です。

ちなみに、ラバーカップはホームセンターなどで安価で購入できるため、手元にない方はすぐに手に入れましょう。

真空式パイプクリーナーを使う
真空式パイプクリーナーの使用もおすすめです。ラバーカップにポンプとハンドルが付いたアイテムでラバーカップよりも強い吸引力を有しています。

使い方自体も非常にシンプルなものとなっており、ポンプを排水口にセットしてハンドルを引くだけで作業が完了します。

しつこい詰まりに役立つアイテムとなっているため、ラバーカップを使ってもトラブルを解決できなかったときに使うことをおすすめします。

なお、真空式パイプクリーナーもホームセンターなどで手軽に入手できます。興味のある方はぜひ購入してみてください。

お湯を流す
お湯を流すという方法も有効です。とくにトイレットペーパーや便による詰まりに対して効果を発揮する方法となっています。また、キッチンの排水口にありがちな油汚れにも効果的です。

トイレから水を抜いた後にお湯を何回か流し込むと、溶け切れなかったトイレットペーパーがほぐれていき次第に詰まりが解消します。

なお、お湯は40度から50度程度のぬるま湯を使うようにしましょう。沸騰したお湯を使うと陶器製の便器を破損してしまうおそれがあるため、この点は留意しておく必要があります。

重曹と酢を使う
重曹と酢を使う方法も覚えておくとよいでしょう。重曹と酢を同時に流したときに発生する炭酸ガスが汚れやトイレットペーパーを溶かすことで詰まりを解消していきます。

また、お湯を流しながらこの方法を実施すると効果がより高まるため、お湯を流す方法と併用するのもひとつの手です。

なお、この方法では炭酸ガスが発生するため、作業を行う前に換気がしっかりとできる環境を整えておきましょう。

パイプクリーナーを使う
汚れによる詰まりが発生しているときにはパイプクリーナーを利用しましょう。薬剤を流すだけで簡単に詰まりが解消するため、すぐに詰まりを解消したいときにおすすめです。

なお、パイプクリーナーを使用する際には汚れの性質に合ったものを使うようにしましょう。たとえばタンパク質系の汚れが詰まりを起こしている場合には、アルカリ性のものを使うと中和の作用で汚れがすぐに落ちます。

逆に尿石のようなアルカリ性の汚れに対しては酸性のパイプクリーナーを使うと効率的にトラブルを解決できるでしょう。

細長い道具を使う
ワイヤーブラシのような細長い道具を使用するのもよいでしょう。異物の詰まりに効果的な対策方法となっており、排水口に引っかかってしまった異物を取り出す際に役立ちます。

また、排水管にワイヤーブラシを突っ込んだ際にゆっくりと押し引きをすると汚れや小さな異物も取り除けるため、興味のある方はぜひ試してみてください。

高圧洗浄機を使う
詰まりがひどい場合には高圧洗浄機を使ってみましょう。使用すればひどい詰まりでも簡単に解決できてしまうため、高圧洗浄機を所持している方は一度利用してみましょう。

なお、高圧洗浄機は強力なアイテムですが使い方を誤ると便器や排水管を傷つけかねなません。そのため、もし使い方がわからない場合は業者に使い方を聞いてみることをおすすめします。

業者に依頼する
個人の対応で詰まりが解消できない場合には業者に対応を依頼しましょう。無理に個人で解決しようとすると、かえって状況を悪化させかねないため、プロに排水管の洗浄をお願いするのが無難です。

また、費用相場としては数千円から数万円であるため比較的リーズナブルに修理対応をしてくれるといえます。したがって、費用面の負担をそこまで気にしない方は困ったらすぐに業者に依頼してみるとよいかもしれません。

なお、業者に依頼する際には複数の業者に見積もり依頼をかけましょう。同じ作業内容でも費用に差が出るケースが多いため、忘れずに行うとよいです。

まとめ

排水口からボコボコ音が発生するとどうすればよいかわからず悩んでしまいがちですが、原因をしっかりと理解できていると適切な対策を打てるようになります。

また、ボコボコ音の原因のほとんどは排水管の詰まりによるものであるため、排水管の詰まりの解消方法を理解しておけばトラブルなく問題を解決できるでしょう。

なお、個人での対応が難しいと感じたときにはすぐに業者に依頼しましょう。個人で無理に解決しようとすると状況が悪化する可能性があるため、プロに協力をお願いすることをおすすめします。

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とっとり水道職人(鳥取水道職人) 0120-492-315

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