水のコラム

キッチン水栓交換の方法は?手順や注意点を解説

2026年10月16日 (更新日:2026年10月23日)   水回り

キッチン水栓は、取り付け方や給水・給湯管との接続方法を確認すれば、自身で交換できる場合があります。一方、取付穴の寸法が合わない水栓を選んだり、固着した部品を無理に回したりすると、配管やシンクを傷めて水漏れにつながりかねません。

交換前には現在の水栓の種類や設置状態を確認し、作業が難しい場合は無理をしないことが肝心です。

本記事では、キッチン水栓を交換する手順や交換前の確認事項、水栓の種類や機能、注意点、費用の考え方について紹介します。

キッチン水栓を自身で交換する手順

キッチン水栓の交換方法は、ワンホール・ツーホール・壁付きのどのタイプかによって異なります。基本的な交換手順は、以下の通りです。

  • 手順①止水栓または元栓を閉める
  • 手順②古い水栓と給水・給湯管の接続を外す
  • 手順③古い水栓本体を取り外す
  • 手順④新しい水栓を取り付ける
  • 手順⑤給水・給湯管を接続する
  • 手順⑥止水栓を開けて水漏れを確認する

なお、製品によってはメーカーが施工者への依頼を指定しているため、施工説明書で条件を確認し、自身で作業できる場合だけ進めましょう。

ワンホール水栓を交換する手順

ワンホール水栓は、シンクやカウンターに開いた1つの取付穴へ固定するタイプの水栓です。主な交換手順は、止水後にシンク下で給水管と給湯管の接続を外し、水栓を固定しているナットや金具を緩めて古い本体を外します。

新しい水栓を取付穴へ差し込んだら、施工説明書に沿って固定金具を取り付けます。その後、給水・給湯ホースを接続し、止水栓をゆっくり開けて接続部や水栓の根元から水漏れがないか確認してください。

ツーホール水栓を交換する手順

ツーホール水栓は、シンクやカウンターにある2つの取付穴へ固定するタイプの水栓です。交換する際は、既存水栓と新しい水栓で取付穴の間隔が合うことを確認してから、止水栓を閉めて給水管と給湯管を外します。シンク下にある固定ナットを緩めて水栓本体を取り外し、取付面の汚れや水分を拭き取ってから新しい水栓を固定しましょう。

また、新しい水栓を接続する時は給水側と給湯側を間違えないように注意が必要です。

壁付き水栓を交換する手順

壁付き水栓を交換する時は、まず元栓を閉めて残水を抜きます。その後、水栓本体を偏心管から外し、必要に応じて偏心管も取り外します。その際に壁内配管に強い力を加えないよう注意してください。

新しい偏心管を取り付ける場合は、施工説明書に沿ってシールテープを巻き付け、左右の位置を調整して水栓本体を接続します。元栓をゆっくり開けた後、壁との接続部を含めて水漏れがないか確認しましょう。

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キッチン水栓を交換する前に確認すること

水栓に水漏れや操作上の不具合があっても、必ずしも本体交換が必要とは限りません。部品交換で改善する場合があるほか、賃貸住宅では自身の判断だけで設備を交換できないケースがあります。

交換を決める前に、不具合の原因や使用年数、住宅の契約条件を順に確認しておくと、必要以上の交換を避けやすくなるでしょう。

掃除や部品交換で直せるか確認する

吐水口の水の出方が悪い場合は、先端の網やフィルターに汚れがたまっていることがあります。また、レバー付近や吐水口からの水漏れは、カートリッジやパッキンなどの部品劣化が原因として考えられます。

まずは、取扱説明書でお手入れ方法や交換可能な部品を確認してみてください。ただし、本体にひびや腐食がある場合や複数箇所で水漏れしている場合は、部品交換だけでは改善しない可能性があります。

水栓の使用年数を確認する

長期間使用している水栓は、外から見える部品だけでなく内部部品の劣化にも注意が必要です。

使用開始から年数が経過し、修理を繰り返している場合は、本体交換も視野に入れておきましょう。なお、品番が分かる場合はメーカーの公式ホームページで補修部品の供給状況も確認すると判断しやすくなります。

賃貸住宅では管理会社や大家に確認する

賃貸住宅のキッチン水栓は、貸主側の設備として設置されていることがあります。入居者が無断で交換すると、退去時の原状回復や費用負担を巡る問題につながる可能性があるため、事前確認が欠かせません。

水漏れや故障を見つけたら、まず管理会社や大家へ症状を伝え、修理や交換の進め方を確認してください。許可を得て交換する場合も、指定する製品や施工方法がないか確認してから手配しましょう。

キッチン水栓の種類と選び方

キッチン水栓は、主にワンホールタイプ・ツーホールタイプ・壁付きタイプに分けられます。交換する時に、現在と同じ設置方式を選ぶと大がかりな加工を避けやすくなります。

ここでは、キッチン水栓の種類と特徴を紹介します。

ワンホールタイプ

ワンホールタイプは、シンクやカウンターの1つの穴に水栓本体を取り付ける方式です。主にシングルレバー式の製品が多く、引き出しホースや浄水機能、タッチレス機能などを備えた製品も選べます。

交換する際は、取付穴の直径や天板の厚さが新しい水栓の適合条件に合っているか確認してください。ただし、同じワンホールでも製品ごとに施工条件が異なるため、品番だけでなく施工説明書の寸法確認も必要になります。

ツーホールタイプ

ツーホールタイプは、シンクやカウンターにある2つの穴を使用して固定する方式です。

水栓本体の下側に給水・給湯の接続部があり、流し台に設置されている製品などで見られます。交換する際は、まず2つの取付穴の中心間距離や取付面の寸法を確認しましょう。

なお、穴の数が同じでも寸法が一致しない製品はそのまま取り付けられないため、既存水栓の品番や図面を確認して選ぶ方法が確実です。

壁付きタイプ

壁付きタイプは、壁から出ている給水・給湯配管へ偏心管を介して取り付ける方式です。シンクやカウンターに取付穴がなく、水栓本体が壁側に固定されている場合は、このタイプに該当します。

交換する際は、配管の間隔や水栓本体の幅だけでなく、吐水口の長さも確認します。吐水位置が手前すぎたり奥すぎたりすると作業性が変わるため、現在の水栓とシンクの位置関係も測っておきましょう。

交換するキッチン水栓の機能を選ぶ

同じ設置方式の水栓でも、搭載されている機能によって日々の使用感は変わります。機能が増えるほど本体構造や設置条件も変わるため、必要性と取り付け条件から選ぶことが肝心です。

ここでは、キッチン水栓で検討されることが多い代表的な機能を紹介します。

引き出しホース

引き出しホースは、シンクの端まで水を届かせやすく、大きな鍋を洗う時やシンク全体へ水を流したい時などに役立ちます。

選ぶ際は、ホースの引き出し長さだけでなく、シンク下にホースが動く空間を確保できるか確認しましょう。収納物がホースに接触すると動きを妨げる場合があるため、設置後の収納方法にも注意が必要です。

浄水機能

浄水機能付き水栓には、水栓本体へカートリッジを内蔵するタイプや、シンク下へ浄水器を設置するタイプなどがあります。飲み水や料理用の水を水栓から切り替えて使用したい場合に検討しやすい機能です。

選ぶ際は、本体価格だけでなく、交換用カートリッジの種類や交換時期、入手方法の確認も欠かせません。また、継続して使用するには定期的なカートリッジ交換が必要になるため、維持にかかる費用も含めて比較しましょう。

シャワー切替機能

シャワー切替機能は、整流吐水とシャワー吐水などを用途に応じて切り替えられる機能です。たとえば、食器のすすぎやシンク内へ広く水を流したい場合など、作業内容に合わせて吐水方法を変更することができます。しかし、製品によって切替方法や吐水の広がり方は異なります。

購入前にメーカーの公式ホームページや展示品で仕様を確認し、シンクの大きさや普段の洗い物に合うものを選んでみてください。

タッチレス機能

タッチレス水栓は、センサーに手を近づけるなどして吐水や止水を操作するタイプです。調理中に水栓へ直接触れる回数を減らせるため、手が汚れている場面でも操作しやすくなります。

電源方式は製品によって異なり、電源が必要な機種ではシンク下のコンセントなど設置条件の確認が必要です。そのため、既存の電源環境で設置できるか、電気工事が必要になるかを購入前に確認しましょう。

節水機能

節水に配慮した水栓には、吐水量を抑える構造や、湯を無意識に使用しにくくする機能などを備えた製品があります。

水の使用量だけでなく、給湯に使用するエネルギーの削減につながる場合もあるでしょう。ただし、節水性能や操作方法は製品ごとに異なります。メーカーが表示する機能や基準を確認し、普段の使用方法に合う水栓を選んでみてください。

キッチン水栓を自身で交換する時の注意点

キッチン水栓の交換は、工具があれば必ず自身で行える作業とは限りません。水栓の適合条件や配管の状態を確認せずに作業すると、取り付け不良や水漏れを招く可能性があります。

作業前に施工説明書を読み、少しでも判断に迷う場合は無理に進めないようにしましょう。特に次の点には注意が必要です。

取り付け部分に合った水栓を選ぶ

水栓を選ぶ時は、ワンホール・ツーホール・壁付きといった種類だけでなく、取付穴の直径や間隔、天板の厚さ、給水・給湯管の接続方法まで確認します。

同じ種類に見えても、寸法や固定方法が合わなければ取り付けられません。もし、既存水栓の品番が確認できる場合は、メーカーの図面や施工説明書と新しい製品の仕様を照合してから購入しましょう。

電気工事が必要な水栓は自身で交換しない

タッチレス水栓などには、電源を使用する製品があります。既設のコンセントへ電源プラグを差し込むだけで設置できる機種もありますが、コンセントの増設や固定配線などの電気工事が必要になる場合は、自己判断で進めないでください。

必要な電気工事は有資格者へ依頼し、水栓の施工条件にも従う必要があります。また、購入前に電源方式と設置場所を確認しておくと、交換時の追加工事を把握しやすくなるでしょう。

部品が外れない場合は無理に作業しない

長期間使用した水栓は、固定ナットや偏心管などにさびや水垢が固着している場合があります。

強い力で回すと、ナットを変形させたり壁内の配管に負担をかけたりするおそれがあります。工具を使用しても動かない場合は、作業を中止して水道修理業者へ相談してみてください。

特に壁付き水栓は、壁内配管を破損すると修理範囲が広がる可能性があるため注意が必要です。

交換後に水漏れがないか確認する

取り付けが終わったら、止水栓や元栓をゆっくり開けて通水し、水栓本体と各接続部を確認しましょう。

給水・給湯ホースの接続部、水栓の根元、壁付き水栓の偏心管周りなどに乾いた布をかぶせると、水漏れしていないかを確認しやすくなります。さらに、レバーを数回操作し、水とお湯の両方を流した状態でも点検してみてください。わずかな水漏れでも放置せず、自身で交換しても再発したら水道修理業者へ相談しましょう。

キッチン水栓の交換を業者に依頼したほうがよいケース

キッチン水栓は自身で交換できる場合があるものの、配管や固定部の状態によっては水道修理業者へ依頼したほうがよいケースもあります。

無理に交換すると水漏れや配管破損につながる可能性があるため、難しいと感じた段階で作業を止めることも肝心です。ここでは依頼を検討したい代表的なケースを紹介します。

部品が固着して取り外せない

固定ナットや偏心管が固着していると、通常の工具では外せない場合があります。力任せに回すと、水栓だけでなくシンクや配管まで傷める可能性があり、交換作業より大きな修理が必要になるでしょう。

そのため、潤滑剤の使用可否や適切な工具が判断できない場合は、無理に作業を続けないでください。

給水管や給湯管に不具合がある

水栓を外した際に、給水管や給湯管の腐食、変形、水漏れなどが見つかった場合は、水栓だけを交換しても問題が残る可能性があります。接続部の状態によっては、配管側の補修や部品交換も必要になります。

配管の補修には設置状況に応じた判断が求められるため、無理に接続し直さず、水道修理業者へ相談しましょう。水栓と配管をまとめて確認してもらうと、必要な作業範囲を把握しやすくなります。

配管が見えない場所に設置されている

シンク下に点検口がなく、給水・給湯管や固定金具へ手が届かない場合は、自身での交換を避けてください。収納部やキッチン設備の一部を外さなければ作業できない設置状態もあるためです。

見えない部分へ工具を入れて作業すると、接続不良や部材の破損を見落とすおそれがあります。

自身で交換することに不安がある

水栓交換では、止水、古い水栓の取り外し、新しい水栓の固定、給水・給湯管の接続、通水確認まで複数の作業が必要です。

一つでも手順に不安がある場合、無理に交換しないほうが無難です。なお、部品の選び方や工具の扱いに慣れていない場合も、設置条件に合う製品選びから相談すれば、購入した水栓が取り付けられないといった失敗も避けやすくなります。

キッチン水栓の交換にかかる費用

キッチン水栓の交換に必要な費用は、自身で作業するか、水道修理業者へ依頼するかで内訳が変わるため、事前確認が必要です。また、水栓本体の機能や既存配管の状態によっても金額は異なります。

そのため、本体代だけで判断せず、工具や部材、作業費、出張料金などを含めて確認しておきましょう。

自身で交換する場合の費用

自身で交換する場合は、水栓本体の購入費に加え、モンキーレンチや水栓レンチ、シールテープなど、作業内容に応じた工具や部材の費用が必要になります。しかし、すでに工具を所有していれば、追加負担を抑えられるでしょう。

また、水栓本体の価格は、設置方式や浄水・タッチレス・引き出しホースなどの機能によって大きく異なります。購入時は本体価格だけでなく、交換用カートリッジなどの費用も確認してください。

業者に交換を依頼する場合の費用

とっとり水道職人では、キッチンの混合水栓交換などの作業料金が19,800円~を目安として、出張料金は1回3,300円と記載しています。あわせて材料代も加わる料金体系となっています。(令和8年10月時点)

ただし、修理箇所の状況や設備環境によって費用は変動するものです。実際の金額は現地確認後のお見積もりで確定するため、作業前に内容と金額をご確認ください。

詳しい料金は、料金一覧ページをご確認ください。

キッチン水栓の交換ならとっとり水道職人へ

キッチン水栓は、設置方式や取付穴の寸法、配管の状態を確認したうえで交換する必要があります。水栓選びに迷う場合や、固定部品が外れない場合、交換後の水漏れが心配な場合は、当社へご相談ください。

とっとり水道職人は、鳥取県内でキッチンの水栓交換を含む水回りのご相談を365日24時間受け付けています。現地で状態を確認し、作業内容とお見積もりをご提示したうえで作業を進めます。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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