水のコラム

水道パッキンの交換方法とは?種類や部品代についても解説

2026年09月28日 (更新日:2026年10月01日)   キッチンのメンテナンス

水道パッキンは、水道の接続部分を密閉して水漏れを防ぐ部品です。また、蛇口から水漏れが発生した場合、パッキンの劣化が原因として考えられます。劣化したパッキンは自身で交換できる場合もありますが、無理に分解すると部品の破損や水漏れの悪化につながりかねません。

そこで本記事では、水道パッキンの交換方法や種類、サイズの調べ方をはじめ、部品代や依頼時の費用目安を紹介します。

蛇口のパッキンを交換する方法

蛇口のパッキンを交換する方法は、水栓の構造や水漏れしている場所によって異なります。まずは止水栓または元栓を閉め、水が出ないことを確認してから作業を始めてください。

ここでは、単水栓・ワンホール混合栓・ツーホール混合栓に分け、代表的な交換方法を紹介します。

単水栓の場合

単水栓は水またはお湯のどちらか一方だけを出す蛇口で、水漏れの箇所によって交換するパッキンが異なります。代表的な水漏れ箇所と、それぞれに対応するパッキンは以下の通りです。

  • ハンドルの根元:止水後にハンドルとキャップナットを外して、内部の三角パッキンを交換する
  • パイプの付け根:袋ナットを緩めてパイプを外し、U字パッキンの向きを確認しながら交換する
  • 吐水口:ハンドルを閉めても水が止まらない場合は、スピンドルを外して奥にある古いコマパッキンを確認し、交換する

交換後は止水栓または元栓をゆっくり開き、水を出した状態と止めた状態の両方で水漏れがないか確認してみてください。

ワンホール混合栓の場合

ワンホール混合栓は、1つの取り付け穴に設置するタイプの水栓です。シングルレバー式の場合、内部に開閉や温度調整を担う「カートリッジ」が内蔵されています。そのため、吐水口から水漏れしている場合は、一般的なコマパッキンではなく、このカートリッジの劣化が原因である可能性が高いでしょう。

一方、本体や吐水パイプの接続部分から水漏れしている場合は、使用されているOリングなどのパッキンの劣化が考えられます。このように水漏れする箇所によって交換すべき部品が異なるため、作業前にメーカー名と型番を確認し、取扱説明書や分解図で適合するカートリッジやパッキンを特定してください。

ツーホール混合栓の場合

ツーホール混合栓は、2つの取付穴で固定するタイプの水栓です。こちらもワンホール混合栓と同様に、水漏れが発生している箇所によって確認すべきパッキンが異なります。

そのため、ハンドル付近やパイプの根元など、水漏れしている場所に応じて、以下を参考に適合する部品を確認しましょう。

  • ハンドルからの水漏れ:止水後にハンドルとキャップナットを外し、摩耗や変形がみられる三角パッキンを交換する
  • パイプの根元からの水漏れ:袋ナットを緩めてパイプを外し、接続部にあるU字パッキンの向きを確認しながら交換する

ただし、製品によって内部構造が異なるため、部品を特定できない場合やナットが固着している場合は、無理な分解は避けてください。

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水道パッキンを交換する際の注意点

水道パッキンを交換する際は、適合する部品を選ぶだけでなく、交換後に正しく取り付けられているかを確認することも肝心です。作業前は適合する部品を確認し、交換後は水漏れが改善しているかを確認しましょう。

ここでは、作業前と作業後に確認しておくべき具体的な注意点について解説します。

作業前にメーカー名や型番を確認する

パッキンやカートリッジは、見た目が似ていても寸法や形状が異なります。別の蛇口の部品を流用できるとは限らないため、作業前に本体の品番シールや取扱説明書でメーカー名と型番を確認してください。なお、古い蛇口は補修部品の供給が終了している場合があるため、パッキンの交換だけでは直らないケースもあります。

また、型番が分からない場合は設置場所や水栓の外観を記録し、メーカーや販売店へ問い合わせて適合する部品を確認しましょう。

作業後は水漏れの有無を確認する

パッキンを交換して組み直した後は、止水栓または水道の元栓をゆっくり開き、接続部から水漏れしていないか確認します。急に全開にすると、水漏れが直っていなかった場合に水が勢いよく噴き出す恐れがあるため、注意が必要です。

さらに、蛇口を閉めた状態だけでなく、水を出した状態でもハンドルの根元やパイプの付け根を確認しましょう。交換後も水漏れが続く場合は、無理に締め付けないでください。

パッキンの交換が必要な主な状況

パッキンは蛇口内部で水を密閉する役割を持っていますが、使用を続けるうちに摩耗や硬化が進む消耗部品です。劣化が進むと水漏れを引き起こすほか、ハンドルの操作感にも悪影響を及ぼします。

したがって、水漏れが発生した時だけでなく、ハンドルの回し心地が変わったと感じた時も内部部品の確認が必要です。

ここでは、パッキン交換を検討すべき代表的な状況を3つに分けて紹介します。

水漏れが生じている

ハンドルの根元やパイプの付け根、吐水口からの水漏れは、内部パッキンの劣化により固くなり、密閉性を保てなくなっている可能性があります。まず水漏れ箇所を特定し、ナットの緩みや目に見える破損がないかを確認してください。

パッキンに硬化や欠け、変形がみられる場合は、その蛇口の型番に合う新しいパッキンに交換しましょう。交換後も水漏れが止まらない時は、カートリッジや蛇口本体など、パッキン以外の部品に原因があると考えられます。

経年劣化がみられる

パッキンはゴムなどの素材で作られており、長期間使用すると弾力が低下したり、表面が硬化したりすることがあります。分解時にひびや変形、ひどい傷みや破損が確認できる場合は、新品へ交換する目安にしましょう。ただし、交換時期は使用頻度や水圧、水温、設置環境などで異なるため、設置年数だけを基準に判断するのは避けてください。

また、古い蛇口では複数の部品が劣化している場合もあるため、蛇口本体の状態まで細かくチェックしなければなりません。

蛇口の開閉が固い・緩い

ハンドルを回す際に以前より固く感じたり、反対に緩く感じたりする場合は、パッキンやスピンドルなどに劣化や不具合が起きている可能性があります。なお、キャップナットを強く締めすぎると、ハンドルの動きが固くなってしまうこともあるため注意が必要です。

ハンドルの固さや緩さだけで原因を特定するのは避け、説明書に沿って内部部品の状態を確認してください。ハンドルが空回りする場合や工具を使用しても動かない時は、無理な作業は控えましょう。

蛇口に取りつけられているパッキンの主な種類

蛇口には、水を止める箇所や部品同士を接続する箇所など、目的に応じて形状の異なるパッキンが使用されています。主な種類は、コマパッキン、クランクパッキン、三角パッキン、Oリング、U字パッキンがあります。

ここでは、一般的な蛇口に使用されるパッキンについて、それぞれの特徴や使用されている場所について紹介します。

コマパッキン

コマパッキンはハンドル式の蛇口内部に使用されており、ハンドルを閉めた際に水の通り道を塞いで吐水を止める部品です。

ハンドルをしっかり閉めても吐水口から水が落ちる場合は、コマパッキンのゴムが摩耗している可能性があります。この水漏れを解消するには、新品への交換が必要です。交換用パッキンを選ぶ際は、部品の規格サイズである「呼び径」の確認だけではなく、蛇口の型番や既存部品の形状までチェックしてください。

ただし、固定コマ仕様など一般的な交換用コマが適合しない製品もあるため、メーカーの取扱説明書などで指定されている製品を選びましょう。

クランクパッキン

クランクパッキンは、隙間から水が漏れるのを防ぐ役割があり、壁付混合栓などで水栓本体とクランクの接続部に使用されています。ただし、交換の際は水栓本体を取り外す必要があるため、製品によってパッキンの形状や用意すべき部品が異なります。

実際に壁付混合栓の脱着作業を行う時は、接続位置がずれた状態で無理に締め付けると、水漏れや部品の破損につながりかねません。そのため、クランクまで取り外す必要がある場合や、作業に少しでも不安がある場合は、無理に作業せず、水道修理業者へ相談してください。

三角パッキン

三角パッキンは、主にハンドル式水栓のハンドル下部に使用されており、スピンドル周辺を密閉して水漏れを防止します。

しかし、ハンドルの根元から水がにじむ場合はナットの緩みだけでなく、三角パッキンが古くなって固くなっている可能性があります。交換する場合は、止水してからハンドルとキャップナットを取り外し、新品へ交換しましょう。なお、キャップナットは強く締めすぎるとハンドルの操作が固くなるため、交換後は水漏れの有無と合わせてハンドルの動きも確認してください。

Oリング

Oリングは、断面が円形のリング状パッキンで、シングルレバー混合栓の吐水パイプ周辺やシャワー接続部など、さまざまな場所の隙間を塞ぐために使用されています。そのため、内径や太さがわずかでも異なると、正常に密閉することができません。見た目が似ていても別の部品を代用するのは避けてください。

なお、取り付け時はゴムのねじれや傷にも注意し、水栓の型番や補修部品番号に適合する製品を選びましょう。

U字パッキン

U字パッキンは断面がU字状で、蛇口本体とパイプの接続部分などに使用される部品です。製品によって取り付ける向きが決められており、反対向きのまま無理に組み付けると、パッキンを傷めたり水漏れが直らなかったりするおそれがあります。

そのため、分解する際は元のパッキンがどちらを向いていたかを必ず記録しておきましょう。そのうえでメーカーの説明書も合わせて確認し、交換後はパイプを動かして水漏れがないかチェックしてください。

関連記事:蛇口を水漏れから守ってくれるゴムパッキンについて徹底解説!

パッキンのサイズを調べる方法は?

本体の品番シールや取扱説明書、分解図から適合する補修部品を特定する方法が最も確実です。蛇口本体の側面や根元などに品番シールがある場合は、部品を購入する前に記録しておくとよいでしょう。もし、型番が分からない場合は、取り外したパッキンの内径・外径・厚さを実測する方法もあります。

ただし、劣化したゴムは変形していることが多いため、寸法だけで判断するとサイズを誤るおそれがあります。どうしても適合部品を特定できない時は、型番や古い部品をもとにメーカーや販売店へ確認してみてください。

パッキンを交換する際の費用の目安

パッキン交換に必要な金額は、自身で作業するか水道修理業者へ依頼するかによって内訳が変わります。自身で交換する場合は主に部品代と工具代、水道修理業者へ依頼する場合は作業費や出張費、材料代などが必要です。ただし、実際の金額は蛇口の種類や水漏れ箇所、交換部品によって変動します。

ここでは、パッキンを自身で交換した場合、水道修理業者に依頼した場合の費用の目安について解説します。

自身で交換した場合

自身で交換する場合、工具を持っていれば主な支出はパッキンや補修部品代で済むことがあります。ただし、部品の種類やカートリッジの有無によって購入費用は変動します。

さらに、作業用の工具を新調する場合はその費用も必要です。そのため、不適合な部品を選んで無駄な出費を招かないようにあらかじめ対応型番を確認しておきましょう。

水道修理業者に依頼した場合

水道修理業者へ依頼する場合は、材料代のほかに作業費や出張費などが必要になり、料金体系は依頼先によって異なります。とっとり水道職人では、軽度の水漏れ修理の料金目安として、作業料金2,200円~、出張料金3,300円を掲載しており、別途材料代がかかります(令和8年8月時点)。

実際の金額は現地確認後のお見積もりで確定するため、作業費・出張費・材料代など、お見積もりの内訳もあわせて確認してください。

詳しくは、料金一覧ページをご覧ください。

パッキンの交換を水道修理業者に依頼する場合のポイント

パッキン交換を水道修理業者へ依頼する際は、料金だけでなく、指定工事店であるか、お見積もりの内容が明確か、施工実績を確認できるかも比較することがポイントです。複数の候補を比べる場合は、出張費や材料代、追加作業が発生する条件まで確認しましょう。

ここでは、パッキン交換を依頼する際の水道修理業者の選び方を解説します。

水道局指定工事店に依頼する

水道修理業者を選ぶ際は、地域の水道事業者から「指定給水装置工事事業者」として指定されているかを確認しましょう。指定給水装置工事事業者は、給水装置工事主任技術者の選任や必要な機械器具の保有など、水道法で定められた基準を満たした事業者を指します。

さらに、指定には5年ごとの更新制度が設けられており、各水道事業者では指定事業者の一覧を公開しています。パッキン交換だけで必ず指定が必要とは限りませんが、水道修理業者を選ぶ際の判断材料の1つになるでしょう。

作業前に詳細なお見積もりを提示してくれるかを確認する

依頼前には、水漏れの原因と作業内容、料金の内訳を示したお見積もりを提示してくれるかが肝心です。

総額の表示だけでは、作業費や出張費、材料代の内訳が分からず、追加料金が発生する条件も把握しにくくなります。また、お見積もりを受け取った際は、パッキン交換だけで済むのか、ほかの部品交換が必要なのか詳しく説明を受けましょう。

実績を確認する

水道修理業者を選ぶ際は、公式ホームページに掲載されている施工事例や、対応している修理内容のチェックが必須です。蛇口の水漏れやパッキン交換の事例があれば、同じような水漏れトラブルへの対応経験があると分かり、安心して依頼できるでしょう。

なお、施工事例を見る際は件数だけに注目せず、どのような症状に対して何を点検し、どの部品を交換したのかまで確認することが肝心です。

費用が相場とかけ離れていないかを確認する

修理料金を確認する際は、1社だけの金額で判断せず、複数の水道修理業者からお見積もりを取り、料金を比較しましょう。

比較する時は作業費や出張費、材料代など、同じ項目に分けて確認することがポイントです。もし、極端に安い金額が提示されている場合は、その金額だけで本当に修理が完了するのか、追加費用が発生する条件は何かも合わせてチェックしてみてください。

水道パッキンの交換ならとっとり水道職人へ

水道パッキンは、蛇口の種類や水漏れ箇所によって必要な形状やサイズ、交換方法が異なるため、作業前に適合部品を確認する必要があります。自身で交換する場合は止水し、メーカー名と型番から部品を選び、交換した部分だけでなく周辺から水漏れがないかまで確認します。パッキンを取り替えても水漏れが続く場合や、適合する部品を判断できない場合は、水道修理業者へ相談してください。

とっとり水道職人は、鳥取県内での蛇口のパッキン交換をはじめ、水回りの水漏れやつまりに対応可能です。お問い合わせは24時間365日いつでも受け付けており、現地確認後に作業内容と料金のお見積もりを提示いたします。蛇口の水漏れにお困りの際は、当社へご相談ください。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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